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人生の退き際

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人生の退き際 著/曽野綾子  定価本体780円+税発売日2018/1/31判型/頁新書判/192頁ISBN9784098253227 書籍の内容 〉幕引きのための精神を備えよ 高齢ドライバーによる事故、福祉施設での虐待事件——これらは日本が超高齢化社会になった結果生じてしまった「副作用」ともいえるのではないだろうか。だがこれは、国家が制度で解決できるたぐいのものでもない、と曽野氏は言う。 これからは老人自身が、人間として尊厳ある「生涯の退き際」を迎えるために、心身を備える必要があるのだ。 本書は、曽野氏自身が夫・三浦朱門氏を91歳で看取るなかで実感してきた「高齢者の生き方」について綴ったエッセイのほか、豊かで贅沢な国に慣れた日本人が陥る「体験不足からくる無知」への批判、夫の死後に飼い始めた愛猫「直助」との温かな生活の様子などで構成。 86歳を迎え、「この世を辞退する」覚悟のもと、品位ある生き方を説く一冊。〈 編集者からのおすすめ情報 〉「年齢相応に体力がなくなってきている分、今までにないほど頭がよく廻る」と本書にもある通り、86歳を迎えてますます筆が冴える「曽野節」。 「長く生きる」ことだけを目的とせずに、「善く生きる」ための箴言に満ちた一冊です。どのページを開いてもその言葉に叱咤激励され、背筋が伸びます。