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人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか/玄田有史【1000円以上送料無料】

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著者玄田有史(編)出版社慶應義塾大学出版会発売日2017年04月ISBN9784766424072ページ数310Pキーワードひとでぶそくなのになぜちんぎんがあがらない ヒトデブソクナノニナゼチンギンガアガラナイ げんだ ゆうじ ゲンダ ユウジ9784766424072内容紹介“最大の謎”の解明に挑む!働き手にとって最重要な関心事である所得アップが実現しないのは、なぜ?22名の気鋭が、現代日本の労働市場の構造を、驚きと納得の視点から明らかに。▼企業業績は回復し人手不足の状態なのに賃金が思ったほど上がらないのはなぜか? この問題に対して22名の気鋭の労働経済学者、エコノミストらが一堂に会し、多方面から議論する読み応え十分な経済学アンソロジー。▼各章は論点を「労働需給」「行動」「制度」「規制」「正規雇用」「能力開発」「年齢」の七つの切り口のどれか(複数もあり)を中心に展開。読者はこの章が何を中心に論議しているのかが一目瞭然に理解できる、わかりやすい構成となっている。▼編者の玄田教授はまず、本テーマがなぜいまの日本において重要か、という「問いの背景」を説明し、各章へと導く。最後に執筆者一同がどのような議論を展開したかを総括で解題する。▼労働経済学のほか、経営学、社会学、マクロ経済、国際経済の専門家や、厚生労働省、総務省統計局、日銀のエコノミストなど多彩な顔ぶれによる多面的な解釈は、まさに現代日本の労働市場が置かれているさまを記録としてとどめる役割も果たしている。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次人手不足なのに賃金が上がらない三つの理由/賃上げについての経営側の考えとその背景/規制を緩和しても賃金は上がらない—バス運転手の事例から/今も続いている就職氷河期の影響/給与の下方硬直性がもたらす上方硬直性/人材育成力の低下による「分厚い中間層」の崩壊/人手不足と賃金停滞の並存は経済理論で説明できる/サーチ=マッチング・モデルと行動経済学から考える賃金停滞/家計調査等から探る賃金低迷の理由—企業負担の増大/国際競争がサービス業の賃金を抑えたのか/賃金が上がらないのは複合的な要因による/マクロ経済からみる労働需給と賃金の関係/賃金表の変化から考える賃金が上がりにくい理由/非正規増加と賃金下方硬直の影響についての理論的考察/社会学から考える非正規雇用の低賃金とその変容/賃金は本当に上がっていないのか—擬似パネルによる検証