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送粉生態学調査法/酒井章子【1000円以上送料無料】

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著者酒井章子(著)出版社共立出版発売日2015年08月ISBN9784320057500ページ数112Pキーワードそうふんせいたいがくちようさほうせいたいがくふいー ソウフンセイタイガクチヨウサホウセイタイガクフイー さかい しようこ サカイ シヨウコ9784320057500内容紹介 花粉の授受は,植物が子孫を残す上で必要なたくさんのステップのうちの1つに過ぎないが,ダーウィン以来,生態学の一分野として『送粉生態学』と認識されるほど数多くの研究が行われ,近年では,環境問題から新しい光が当てられるようになってきた。これは,人間活動による生態系やその機能への影響が深刻な環境問題として広く認識されながらも生態系の機能には変化を把握しにくいものが多く,その中で送粉は定量的評価が可能で,もっともデータが蓄積されているものの1つであるからだ。 そこで本書では,研究者や研究者を目指す方に限らず,生態学の専門知識をもたない方でも調査の目的や意義を理解できるよう,送粉のごく基本的な調査法について,生態学的な背景にも踏み込んで解説する。各章の最後に紹介する研究例にはできるだけ日本の植物を材料とした研究を選び,人間活動と送粉の関係について述べた章では多数の研究例を掲載し,本書で取り上げた調査法が大学や研究機関以外でも実践的に活かされるよう配慮している。 送粉生態学では,特別な道具がなくても誰でもいろいろなことを調べることができる。本書によってこのことを実感し,送粉に興味をもったり,研究の一助となったりすることがあれば幸いである。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次第1章 送粉生態学とは(送粉生態学略史/現在の送粉研究)/第2章 自殖と他殖(自殖のメリットとデメリット/自家不和合性 ほか)/第3章 花粉の運び手を調べる(被子植物の多様化と送粉/日本の植物の送粉様式 ほか)/第4章 送粉の成功を測る(花粉制限/雌としての成功・雄としての成功 ほか)/第5章 人と送粉(人間の活動が送粉に与える影響/生態系サービスとしての送粉 ほか)