20：[2020]　キャンティ・クラシコ　（カステッロ ・デッラ・パネレッタ ）CHIANTI CLASSICO (Castello Della Paneretta)

容量：750mlジェームス・サックリン92点「Notes of toasted cedar, ground spices, walnuts and stones with ripe red and dark berries in the background. Medium- to full-bodied, a little tight with toasted oak and nut shell character. Tannins are polished and fine. Lightly chewy at the end. Drink or hold.」※19年リゼルヴァはこちらカステッロ・デッラ・パネレッタは、サン・ジミニャーノの方角を望む、エルサ谷峠の西側に位置する、キアンティ・クラッシコ地域内にあります。 1000年にもおよぶカステッロの所領が、シエナとフィレンツェの両陣営が断続的に争った前線地と知れば、建物が城（カステッロ）というよりはむしろ要塞めいた姿であることも納得できる。どうみても恵まれた環境とはいえず、すくなくとも社会生活を送るには面倒な場所であった。しかしブドウの生育にとっては、カステッロ・デッラ・パネレッタは最良の土地を占めている。 ここのキアンティ・クラッシコは、主にサンジョヴェーゼに僅かにカナイオーロと年によってはコロリーノからなる。非常にリッチで、しっかりとした、熟成力のあるワインである。他に、比較的に高価な、オーク熟成を経た2種類のワインを造っている。 カステッロ・デッラ・パネレッタは、キアンティの偉大な造り手の1つである。しかし不思議なことに、あまりに謙虚すぎるせいか、もしくは単にパブリシティ活動に気が進まないゆえにか、その実力はまだ明るみに出ていないままだ。探し出しても飲むべきである。