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トロワ・セパージュNV/ピコネ

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【白:泡】【フランス:シャンパーニュ】 【品種:ピノ・ノワール40%、ピノ・ブラン35%、シャルドネ25%】 【ステンレスタンクで発酵、熟成46ヶ月以上】 【アルコール度数:12%】【容量:750ml】 ヌーヴィル・シュル・セーヌ村に位置する3つの異なる区画から、 ピノ・ノワール、ピノ・ブラン、シャルドネの3種のブドウをブレンド。 ミラベル、アプリコット、桃などの有核果実にほのかにチェリー の香りも感じられる。きめ細かく滑らかな泡が口の中に広がり、 フレッシュな白桃や洋梨などの白系果実をしっかりと感じる。 クリーミーな余韻が大変心地よい。Piconnet ピコネ 祖父の代から受け継ぐコート・デ・バールの地で テロワールの表現に挑む新世代の生産者 シャンパーニュ地方のブドウ栽培面積は全体で約34,000haだが、 その内の4分の1は南部にあるコート・デ・バールが占めている。 1908年にシャンパーニュの境界線が定められた時、 北部の人々はコート・ デ・バールをシャンパーニュとは認めず除外した。 南部の人々はこの決定に異議を唱え暴動を起こし、 1911年にシャンパーニュとして認められるも「第2ゾーン」という扱い。 その後1927年、シャンパーニュの原産地呼称ができた年に第2ゾーンという カテゴリはなくなり、北部と同等のシャンパーニュとして認められたのである。 このような歴史的変遷から、コート・デ・バールはどこか田舎っぽい、 発展途上というイメージを持たれなかなか脚光を浴びることはなく、 多くのブドウ生産者は地元の共同組合やネゴシアンにブドウを販売していた。 しかし2000年以降、ワインの瓶詰めを行う生産者が誕生し始めた。 その中でもセドリック・ブシャールは未開の地であったコート・デ・バールの テロワールを表現しようと試みた第一人者といえる。 単一品種、単一区画、単一ヴィンテージでのワイン造りを 行うことで、コート・デ・バールの特徴を最大限に表現。 彼のこだわりの詰まったシャンパーニュはワイン評価誌で高評価を獲得し、 コート・デ・ バールの品質の高さを世界に知らしめることになったのである。 コート・デ・バール中部のヌーヴィル=シュル=セーヌ村に ワイナリーを構えるピコネも注目すべき生産者の一人だ。 当主のクレマンはアヴィーズで2年勉強したのち、 スイスで3年間栽培、醸造を学び、ブルゴーニュの ティボー・リジェ・ベレールでも修行を重ね2009年に戻ってきた。 2013年までネゴシアンにブドウを販売しており、 2014年にワイナリーを創設した新しい生産者だ。 クレマンのこだわりは、例えば東向きの畑は50~80%の葉を 取り除きブドウに朝日を浴びせるのに対し、西向きの畑は 西日でブドウが焼けるのを防ぐために葉を残している。 また、収量を落とすことで糖と酸を凝縮させ、アルコール発酵は ステ ンレスタンクのみで行い果実味をしっかりと保っている。 そして、一番搾りの果汁のみを用いることでよりフレッシュな酸を 手に入れるようにしているため、マロラクティック発酵をしている にも関わらず高い酸が保持され、ピノ・ノワールのリッ チな味わいの 中にも張り、ミネラル、酸のバランスが取れたワインを造り出している。 コート・デ・バールの新世代の生産者たちは、伝統にとらわれない 新しい視点をワイン造りに取り入れ成長してきた。 北部とは異なる歴史を歩んできたコート・デ・バールだからこそ、 自由で想像力溢れるシャンパーニュが誕生するのだろう。 コート・デ・バールはもはや発展途上な地域ではなく、世界中の シャンパーニュ愛好家たちを惹きつける魅惑的な地へと変貌したのだ。 2018年には「Empreintes(アンプラント)」というバールの若い世代が 集まったグループが発足したが、ピコネもこのグループに所属している。 それぞれのワイナリーが土壌を解釈して造り上げるワインを 伝えていくという目的で作られたこのグループはジャンシス・ロビンソン の目にも留まり、新たな試みをしているグループとして紹介されている。 ピコネは2017年からリリースし始めた新しいワイナリーのため 今はまだメディアに大きく取り上げられてはおらず、 まさに掘り出し物の新規生産者といえる。 コート・デ・バールの品質に世界中が関心を寄せている今日、 ピコネにも注目が集まることは間違いない。 今後の活躍に目が離せない、絶対に手に入れるべき生産者の一人です!