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17ミュジニー GC・ヴィエーユ・ヴィーニュ[2017]/ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ

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【輸入元:ラック】 【赤】【フランス:ブルゴーニュ】【AOCミュジニー】 【グラン・クリュ】【品種:ピノ・ノワール】 【アルコール度数:13%】【容量:750ml】 ミュジニーに7.20haもの面積を所有するヴォギュエだが、 そのうちミュジニーの名を冠して瓶詰めされるのは 樹齢25年以上のブドウのみ。 石灰岩の石ころが転がり、表土も薄いミュジニー独特の テロワールから、濃厚さや力強さとはベクトルを異にする、 エレガンスを極めた赤ワインが生まれる。 このワインに熟成のピークで出会うことがあれば、 その類い稀なる麗しさにしばし打ちのめされることになる。 ______________________ 香水ですな。それも世界一上品な芳香の。 ミュジニーという記号が独り歩きするが、これも畑でとれたピノ・ノワールから造られるもの。その記号を頭から切り離して香りをとると、おおよそブルゴーニュワインの頂点化と思われる複雑さと緻密さと美しさと上質さだ。やはりすごい。口に含むと真っ先に感じるものはエネルギー。そしてこの上ない美味しさ。 分析が無意味で、それを必要としない味わいであり、液体の質感。 ただ、これだけは言いたい。これほど高品質なのにこれほど近寄りやすいヴォギュエのミュジニーは初めて。 (19年6月試飲)         Real Wine Guide 68より引用 ______________________Domaine Comte Georges de VOGUE ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ   名実ともに このアペラシオンを代表する 偉大なドメーヌ     記録にヴォギュエの名が現れるのは1700年代の半ばですが、ルーツは    それ以前に遡り、ボーヌのオテル・デューを建立したニコラ・ロランと同時代    までたどることができます。    現在の所有者はクレール・ド・コザンとマリー・ド・ラドゥセット(ラベルにも    その名が記されているドメーヌ中興の祖、ジョルジュの孫娘)。    1986年、ジョルジュのひとり娘エリザベートがドメーヌを継ぐと同時に    スタッフも刷新、以前の醸造長アラン・ルーミエ(ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ    の当主クリストフの父ジャン=マリの兄で、息子はエルヴェ・ルーミエを運営)    から今のシェフ・ド・カーヴであるフランソワ・ミエを中心のチームに    替えました。    ミエのモットーはぶどうの声に耳を澄ますということ。    そのため四角四面の決まりきったやり方ではなく、畑での作業からつくり    まで、その年毎に即したフレキシブルかつ細心の注意をもって臨んでいます。    栽培の面では、化学肥料、農薬の類は用いず、こまめな手入れを行って    おり、ミュジニーでは馬による耕作も行っています。    芽掻き、ヴァンダンジュ・ヴェールトを付し最適な房の量に調節、さらに    当然トリも行うため収量は平均で25ヘクトリットル前後。基本的に全て    除梗される果実は、木製の発酵槽でアルコール発酵を開始します。    樽熟での新樽の比率は低く、例年グラン・クリュで多くて4割、その他は    2割から3割という具合で、テロワールに加えミレジム毎の自然な表情を    引き出すことに腐心しています。    12ヘクタール以上の地所があるドメーヌは、そのうちの10ヘクタールを    ミュジニーとボンヌ・マールが占めています。全体で10.7ヘクタールの    広さがあるミュジニーは北からレ・ミュジニー、レ・プティ・ミュジニー、    それにラ・コンブ・ドルヴォーの3つのリュー・ディからなっていますが、    ヴォギュエは、レ・ミュジニーの半分とレ・プティ・ミュジニーのほとんどを    所有しているため、アペラシオンの7割近くを独占するという、    このグラン・クリュ最大の大地主となっています。    ボンヌ・マールは最もシャンボール寄りに区画がありますが、その個性は    ミュジニーとは確かに異なっています。高いところで奏でられている響き    にしっかりとした低音がバックを支え、繊細さここに極まれり、といった    感のあるミュジニーに比べると、まるみがあり地に足のついたうまみ    が感じられるボンヌ・マールはスケール感、複雑さがより分かりやすい    グラン・クリュといえます。    また、ミュジニー、ボンヌ・マールの両グラン・クリュに、プルミエ・クリュの    レザムルーズ、それにヴィラージュのシャンボール・ミュジニーを所有して    いたヴォギュエに、1995年のミレジムからシャンボール・ミュジニー    のプルミエ・クリュが加わりました。これはグラン・クリュのミュジニーを    デクラッセした赤で、ミュジニーの区画の若木から造られる高い酒質の    ものです。つまり、樹齢25年に満たないぶどう樹からの果実をあえて    プルミエ・クリュに格下げし、所有するミュジニーのうち半分前後が    それとしてリリースされているのです。    加えて以前にはなかったブルゴーニュACの白も存在します。    ヴォギュエはミュジニーのなかの0.4ヘクタールの区画でシャルドネ種から    ミュジニー・ブラン(コート・ド・ニュイにおける唯一のグラン・クリュ白)を    生んでいましたが、1992年のミレジムを最後に姿を消しました。    ぶどう樹の植え替えに伴う措置で、1986年、1987年、1991年、1997年    と段階的に改植してきたものの、まだミュジニー・ブラン(平均で35年以上の    樹齢を目安)としてのリリース予定はなく、デクラッセしたブルゴーニュ・ブラン    としての販売が続きます。 ★★★★★2017年ヴィンテージについて★★★★★ 「17年のポイントは、たっぷり実ったぶどうの収量を抑えること、 グリーンハーベストが重要だった。もうひとつは、ぶどうがキレイで完璧だったこと。 そういう年は長熟できるワインになると思う。 ワインはジューシーでフルーツのシャーベット、フルーツのソース。 エレガントでフレッシュで、特にエレガンスに関しては普通のエレガンスではなく、 偉大なエレガンス。深みとナチュラルさがある。 よく調和がとれていて緻密さがあり、静かで心が落ち着いているようなニュアンス。 リラックスしていて居心地が良い。また、平和的なメッセージを感じる。 しかし、それでも力強く、とてもとても素晴らしいワイン。 加えて、17年は黒果実味もメインだが、そこに赤果実味も少し感じる。 そこにフレッシュ感も覚える。」                           Real Wine Guide 68より引用 ______________________________