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ドメーヌ ド ラ コート DDLC ピノ ノワール エステート 2022 750ml

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DOMAINE DE LA COTE / ドメーヌ・ド・ラ・コート サンタ・リタ・ヒルズに見いだされた白亜の土壌。艱難辛苦の末の高評価後、著名ワイナリーが周辺に畑を開墾。ワールド・クラスの評価。 ドメーヌ・ド・ラ・コートは、サンタ・リタ・ヒルズAVAの一番海に近い西の端、標高約220mの丘の上に点在する5-7ブロック約合計9haの畑からワインを造る。元はブルゴーニュのコント・ラフォンがコラボしてワインをオレゴンで造る「イブニング・ランド・ヴィンヤー ズ」が所有していたが、2012年より交渉が始まり、2013年初めには、全米でも秀逸なレストラン・グループ=マイケル・ミーナ・グループのワイン・ディレクターのラジャ・パーと、この畑に2007年より携わりワインを造るサシ・ムーアマン、投資家のマーク・スティーヴェンソンの3人が共同で購入し、ドメーヌ(ブルゴーニュ式)=英語ではエステート=つまり管理が行きとどいた自社畑からワインを造る「ドメーヌ・ド・ラ・コート」を設立。 畑は、5つの区画「ブルームス・フィールド」、「ラ・コート」、「セイレーンズ・コール」、「メモリアス」、「ジュリエット」の区分からなる。サンタ・イネズ川の川底から220m急峻に切り立った丘の上にあり、海まで約11kmとAVAの中では一番海に近い為、涼しく、風も強いが、畑は斜面南東を向いている為、強風には直接当たらない。2千5百万年前は海の底であった土壌が隆起、圧迫、堆積、経年変化した複雑な土壌で、特に2つの特筆すべき土壌からなる。薄い粘土質の表土の下は真っ白。シャンパーニュの石灰質土壌、シャブリのキンメリジャン、プイィ・フュメのシレックス、ブルゴーニュのシャンボール・ミュジニーやシャサーニュ・モンラッシェの石切り場に見られるアルジロカリケールなどを思わせる風景はミネラル感溢れるシャルドネ&妖艶なピノ・ノワールが造られる可能性を秘めた約束された地「プロミスト・ランド」のよう。二つの土壌の一つは、シリシャス=シレックス。結晶化したシリカ土壌で石英や玄武岩を含む。もう一つはダイアトメイシャス=ダイアトム。海底に堆積した植物性プランクトンの化石「珪藻土」からなるスポンジ状の保温性に優れ、水はけが非常に良い。更にシェール土壌(頁岩)堆積物が堆積し圧迫され、薄く割れる(スレートや礫という)土壌も含まれる。 カリフォルニアの伝統的優秀なクローン(マウント・エデン、スワン、カレラ)と少しのブルゴーニュ・クローンを、この地区では前例のないほど密植。4,000本~7,000本/エーカーは、1ヘクタールに換算すると1万本から1万8千本(ロマネ・コンティが1万本/haと言われているのでいかにこの畑が密植かわかる)。それぞれの樹が互いにストレスを感じ、下へ下へと根を伸ばし、個性豊かな土壌の成分を吸い上げる。6つの畑はそれぞれ地質、方位、標高、微気候が違い、たった16haの集合体であっても比類なきクリュの違いを表現できることは驚きに値する。ブルゴーニュ・コート・ドールの村々の特級・一級の各区画や、いまや名高いカレラが造るマウント・ハーランのジャンセン、セレック、ミルズ、リードなどのように近い将来この畑もその個性が認知されるようになるであろう。2019年畑の周りはブルゴーニュ、シャンパーニュ、ナパ・ヴァレーのプレミアム・ワインの生産者がこぞって畑を買い、葡萄を調達してワインを造ろうとしている。ラージ&サシの先見の明と酒質が認められた証拠。 秀逸なワインは畑から造られる。畑は有機栽培、ワイン造りは「何も足さず、何も引かない」をモットーにテロワールの体現を手助けするに すぎない。 Domaine de la Cote DDLC Estate Pinot Noir Sta. Rita Hills / ドメーヌ・ド・ラ・コート DDLC エステート ピノ・ノワール ● 色 / 赤 ● タイプ / 辛口 ミディアムボディ ● 内容量 / 750ML ● 産地 / アメリカ / カリフォルニア州 / サンタ・リタ・ヒルズ ● 品種 / ピノ・ノワール100% ● 商品情報 / 16haある自社畑から、単一区画セレクションから外れたキュヴェをブレンド。 2018年より新しいラベル「DDLC」でエステートを代表するエントリーワインであるが、生産量はごく少量 。年により区画の比率は変わる。100%全房醗酵、約10ヵ月熟成(新樽無し)落ち着いた旨味と複雑な要素が絡み合い、まろやかな口当たり、ソフトで厚みのあるタンニン、鋭角な酸が土地のエネルギーを表現する。 畑:16haある自社畑から、単一区画としてリリースするセレクションから外れたキュヴェと、まだ単一区画としてリリースしない区画をブレンド。エステート内でも土壌は様々。シルト、粘土、ローム堆積土壌(粘土より粗い礫が混じる)、ダイアトメイシャスのスレートなど。2018年より新しいラベルDDLC となり、エステートの味わいを代表するエントリーワインとなるが、生産量は単一区画と変わらない600ケース程。年により区画の比率は変わっていく。 2022ヴィンテージ:短い冬から、冷涼で長い春と夏へとスムーズに移行した魅力的なヴィンテージ。8月最後の数日で猛暑に見舞われたが、ブドウ畑の管理、ワイナリーチームの努力によってワインは慎重に造られた。果実味と力強さを示し、特徴的なアロマのリフト、しっかりとしたタンニン、驚異的な熟成能力によって支えられている。 醸造:天然酵母で自然のままのゆっくりとした醗酵を行う。コンクリート/ステンレスの開放醗酵槽に全房(100%)の葡萄を入れ、ゆっくりとしたパンチダウンを行う。仏産樽にて10ヶ月熟成(数年使用の樽)、ノン・フィルター、人工的な清澄なしに瓶詰。 生産量:659ケース テイスティング・コメント:他のカリフォルニア・ピノ・ノワールと一線を画すワインの特徴は、しっかりと完熟しなから、ワインになると決して果実味のジューシーさだけが前面に出ず、落ち着いた旨味と様々な複雑な要素が絡み合う。強調された下草と野生の森のキノコが、チェリーと赤スグリの太陽に温められた風味と絶妙にマッチしている。テクスチャーは粗くもなく細かくもなく、その中間。密度感と噛み応えがあり、香りと同様に舌も楽しませてくれる。 ● アルコール度数 / 13.3% ● 評価 / The Wine Advocate93点