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【ダメージラヴェル キャップシール】シャトー マルゴー [1986] マルゴー メドック一級格付け Chateau Margaux Margaux 1er cru classe en Medoc 750ml

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ボルドー メドック 第一級 赤ワイン 赤 ワイン フルボディ 五大シャトー 格付け 古酒 誕生日 生まれ年シャトー・マルゴーが歴史上最初に文献に登場するのは12世紀のことである。当時は「ラ・モット・ド・マルゴー」の名で呼ばれていた農園であった。 アキテーヌは百年戦争終了時までイングランド王領であり、獅子心王リチャード1世はボルドーワインを日々の飲用に取り入れた。この時代にシャトー・マルゴーは数々の貴族の所有となったが、1570年代にピエール・ド・レストナックという貴族が所有者となったことが一つの転機となった。 メドックがワインの産地として発展すると予測したド・レストナックは、1572年から1582年の間にシャトーの穀物畑を縮小してブドウ畑を増やし、ワインの生産に力を入れ現在のシャトーの礎を築いた。 18世紀初めまでにシャトーの敷地は現在と近い広さにまで拡大した。18世紀はワインの醸造技術が大きく進歩し、現代の製品に近い、濃厚で複雑な味わいを持ち、長年の熟成にも耐えるワインが誕生した時代であった。 シャトー・マルゴーでもブドウの収穫や土壌の改良に革新的な技術が導入された。そしてルイ15世の治世、愛妾ポンパドゥール夫人がシャトー・ラフィットを宮廷に持ち込むと、その次の愛妾デュ・バリー夫人はシャトー・マルゴーを宮廷に持ち込み愛飲したのである。 18世紀末期、シャトーは大富豪ジョゼフ・ド・フュメルと娘のマリー・ルイーズの所有となったが、この親子はフランス革命のあおりを受けてギロチンにかけられ、シャトーは革命政府に没収された。1801年、シャトーはド・ラ・コロニラ侯爵の手に渡った。 ド・ラ・コロニラは当時一流の建築家ルイ・コンブに依頼し、エチケットの絵柄ともなっている壮麗なギリシア神殿風のシャトーの建物を1810年に完成させた。 19世紀半ばのフランス第二帝政の時代にシャトーの所有者となったのは、皇后ウジェニーの侍女も務めたスコットランド人女性エミリー・マクドネルであった。 1855年のパリ万国博覧会の際に皇帝ナポレオン3世の指示でメドックのワインの格付けが実施されたとき、シャトー・マルゴーはブラインドテイスティングで唯一20/20点を獲得し、シャトー・ラフィット、シャトー・ラトゥールに次ぐ第1級第3位にランクされた。第二帝政の時代、蒸気船や鉄道といった輸送手段の発達、自由貿易体制の確立、イギリスにおける需要拡大などの要因により、ボルドーワインは黄金時代を迎えた。だがエミリー・マクドネルはナポレオン3世の失脚により、ウジェニーと共にイギリスへ亡命した。 1934年、シャトーはボルドーのネゴシアンであるジネステ家の所有となった。ジネステ家はセカンドラベルを導入したり、ブドウ畑を拡大したり、醸造設備への投資にも熱心に取り組んだ。しかしシャトー・マルゴーは1960年代から1970年代にかけて一時期その名声を落としてしまう。そしてジネステ家は1973年から1974年の「ワインの大暴落」の際に大きな損失を出した。 1976年にジネステ家からシャトーを買い取ったのはギリシャ人アンドレ・メンツェロプーロスであった。 メンツェロプーロスは各国での事業で財を成し、フランス人女性を夫人としてフランスでもスーパーマーケット「フェリックス・ポタン」を買収した実業家であった。メンツェロプーロスはボルドー大学の醸造学者エミール・ペイノーを技術顧問に迎え、シャトー・マルゴーの名声を取り戻していった。 オーナー コリーヌ・メンツェロプロス Corinne Mentzelopoulos 1980年、父親の他界によりシャトー・マルゴーの経営を引き継ぎます。 コリーヌ・メンツェロプロスは、現在に至るまで30年以上もシャトー・マルゴーの経営に携わっています。 その視野は長期に渡るもので、最高のものを追求することにあります。 3人の子供の母親でもあるコリーヌ・メンツェロプロスは、2012年秋に、マルゴー村1番の美人と称される、娘のアレクサンドラをシャトー・マルゴーの一員として迎えました。 築200年を機に、ノーマン・フォスター男爵がシャトーを改築。 建築家のNorman Baron Fosterはマンチェスター生まれの建築家です。 昭和のプロレスラーBaron Von Raschkeバロン・フォン・ラシク似でいかついイメージですが、いたって優しく建築に対する愛情が深い先生です。 大英博物館グレート・コート、ミレニアム・ブリッジ、ロンドン市庁舎など、毎年世界中の偉大な建築物を手掛けている忙しい先生です。 マルゴーの新セラー、熟成庫の増築、自然光を取り入れた地下のテイスティングルームほか、1815年築の優雅な建築意匠と美的調和を図りながらの刷新は、さすが男爵「メドックのベルサイユ宮」の異名を守る。 シャトーによるヴィンテージ紹介 1985年に続くもうひとつの卓越したヴィンテージ。とはいえ、1985年は魅力たっぷりでしたが、1986年はいかめしさがありました。(2000年、2005年、2010年の誕生までは)最初からこれほどまでにたくましく凝縮感のあるヴィンテージは珍しいです。これほどの豊潤さやバランスに出逢うためには伝説的1961年まで遡らなければなりません。 1986年は驚くべきヴィンテージであり、熟成の進みは非常にゆっくりで、まるで一世代前のワインのようです。タンニンのストラクチュアは織り目も非常に密で、濃厚。時の流れにつれてのみどうにか柔らかくなる感じです。ブーケは開き始めていますが、まだその限りないポテンシャルの一部しか発揮されていないことは明らかです。味わいはしなやかで芳醇で、少々硬くタニックです。そろそろ飲むべき?偉大なるヴィンテージですが、一昔前の時代のスタイルに思えます。(2018年10月) シャトーマルゴー 偽装ワイン流通がかなり出回っています。 Prooftag(プルーフタグ)は、1本ごとに個別の番号と認識パターンを持つもので、2010年からシャトーマルゴーがいち早く取り入れた偽装・偽造防止の取り組みです。 このシールを取り外すとキャップシールごとはがれてしまい、もとに戻すことや、再使用もできないようになっています。 また、プルーフタグですら偽装するワインも現れる現状です。 レーザーボトルエッチング、認証出来るシステムも採用されています。真贋検証が一目瞭然です。 【オールドヴィンテージワインの取り扱い】 ・デリケートなワインとなりますので、商品到着後は15℃ほどの環境で最低2週間ほど休ませてください。 ・澱を沈めるために、ボトルを立てた状態で1~2週間ほどおいてからお召し上がりになることをお勧めいたします。 ・コルクの上部にカビが付着していることが多くありますが、抜栓前にしっかり拭き取っていただければ問題ありません。 ・熟成の過程で液面が下がることがあります。 ・コルクが柔らかく、脆くなっておりますので、丁寧にゆっくりと抜栓してください。 澱が舞い上がらないようゆっくりとグラスに注ぎ、最後は澱と共にワインも1cmほど残しておくと口当たりが悪くならずにお召し上がりいただけます。 ※商品画像はイメージです。 入荷時によりラベル、デザイン、ヴィンテージ、などが実物と異なる場合がございます。 ※別店舗と並行して販売いたしております。 在庫の管理には注意を払っておりますが、別店舗との売り違いにより売り切れの場合がございます。 何卒ご了承の上、ご購入頂きますようお願い申し上げます。 ※ブレンド比率や他詳細データなどは掲載時点のデータです。 購入時点でのデータと異なる場合もございます。