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ロンコ・デル・ニエミツ ソーヴィニヨン イリス [2021]750ml (白ワイン)

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フリウリのカリスマ的生産者と評されるニエミツ 極小区画を高次元で作り分けるフリウリ最高の表現者! 「ワインに精通しているが、この生産者を知らないという人にぜひお勧めしたいイタリアでも数少ないワイナリー」スローワイン誌 イタリアの主要ワインガイド、エスプレッッソ誌が「毅然としたカリスマ的な生産者」と評するロンコ・デル・ニエミツは、スロヴェニアとの国境に近いフリウリ東部に位置する。1964年にエンツォ・パラッツォーロが醸造所を購入し、1982年に初めてロンコ・デル・ニエミツとしてワインをリリース。1990年代半ばに醸造所を受け継いだ娘のセレーナが現在、パートナーのクリスチャン・パタや息子たちとともに栽培・醸造の全てを手掛けています。 各区画のテロワールの違いにこだわるセレーナは、どんな小さな区画も別々に醸造し、少量ずつ様々なキュヴェをリリースすることで、テロワールの違いを明確に出しワインのポテンシャルを最大限引き出すことに成功しています。 「ソーヴィニヨン イリス」は、サン・ジョヴァンニ・アル・ナティゾーネにある南東向きの畑。樹齢約10年。土壌は軽めの粘土。フルボディで繊細なアロマを持つ。 ■テクニカル情報■ 種類:White 産地:D.O.C. Friuli Colli Orientali ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン100% 熟成:バリックで澱と共に10ヶ月 Ronco del Gnemiz Sauvignon Iris ロンコ・デル・ニエミツ ソーヴィニヨン イリス 生産地:イタリア・フリウリ ヴェネツィア ジューリア 原産地呼称:D.O.C. FRIULI COLLI ORIENTALI ぶどう品種:ソーヴィニヨン・ブラン 100% アルコール度数:15.5% 味わい:白ワイン 辛口 VINOUS:90 ポイント 90pts Drinking Window 2023 - 2029 From: Pride and Tradition: The Friulian Way (Apr 2023) The 2021 Sauvignon Blanc Iris opens with a savory and spicy bouquet of dusty flowers and crushed oyster shells giving way to ground ginger and dried citrus peels. It's round on the palate, with medium-bodied weight and a core of saline-minerality to balance. This finishes with a salty-sweet sensation and is a bit shorter than expected yet perfectly crisp, leaving honeyed inner florals in its wake. - By Eric Guido on January 2023Ronco del Gnemiz / ロンコ・デル・ニエミツ フリウリのカリスマ的生産者と評されるニエミツ そのワインは長熟で厳粛なキャラクター。 どんなに小さな区画でも少量づつ様々なキュベをリリースすることで、テロワールの違いを明確に出しワインのポテンシャルを最大限引き出すことに成功している。 イタリアの主要ワインガイド、エスプレッッソ誌が「毅然としたカリスマ的な生産者」と評するロンコ・デル・ニエミツは、スロヴェニアとの国境に近いフリウリ東部に位置する。 1964年にエンツォ・パラッツォーロが醸造所を購入し、1982年に初めてロンコ・デル・ニエミツとしてワインをリリース。1990年代半ばに醸造所を受け継いだ娘のセレーナが現在、パートナーのクリスチャン・パタや息子たちとともに栽培・醸造の全てを手掛けている。 ニエミツの畑があるロザッツォは、セレーナと親交深いミアーニやメロイの本拠地ブットリオと並ぶコッリ・オリエンターリ最高のエリアである。このふたつの地区はどちらもD.O.C.の南部にあり5km程度しか離れていない。ともに土壌はポンカと呼ばれる泥灰質であり、長熟なワインを生む力があるが、それぞれのキャラクターは大きく異なる。セレーナによると、ブットリオは早くから訴えかける魅力があり、果実も開いている。 白は極めてリッチ、赤もふくよかでベルベットのようなタンニンが豊富だ。一方、ロザッツォはより厳粛なキャラクターであり貴族的。白はより酸が高く、香りは繊細、果実が現れるのにも時間がかかる。赤は香りに土っぽさと、どこかボルドーに共通するニュアンスを備えている。両者は気候に大きな違いがないため、おそらくこれはロザッツォの方が土壌に粘土を多く含むせいだろうと、彼女は分析する。 あるがままの自然を受け止め、頑なに尽くす 栽培は長年ビオロジックで行っており、一部ビオディナミも導入している。フリウリの気まぐれな天候の前では、これは容易なことではない。冬は非常に寒く乾燥しており、春は暖かで雨が多い。夏は昼夜の寒暖差が大きく、8月は時折大雨に見舞われる。地元でボラやボリーナと呼ばれる風が畑を乾かしてくれるが、そうでなければブドウの樹も土もずぶ濡れのままだ。 この土地では、健全なブドウを得るために綿密なブドウの世話が欠かせない。セレーナはこの基本にこれ以上ないほど忠実だ。「丁寧に、誠実に土地と向き合い最善を尽くせば、その土地は答えてくれる」と彼女は語る。時には厳しい判断も辞さない勇気がなければ、この土地で偉大なワインは造ることは出来ないという。あるがままの自然を受け止め、頑なに尽くす。農民としてのシンプルなその姿勢は、誠実なワインの味わいからも感じることができる。 セレーナのワイン造りで最も特徴的なのは、少量ずつ様々なキュヴェをリリースすることだ。どんな小さな区画も別々に醸造され、それぞれの独自性が各ボトルの中に表現される。テロワールの違いにこだわる彼女ならではのラインナップである。各区画は0.5ヘクタールにも満たないものが多いため、各キュヴェの生産本数は少ない。全てを手に入れることは非常に困難だが、プロ・アマ問わず、ワインに造詣が深いがまだこの生産者を知らない人に黙っておすすめできると称される、イタリアでも数少ない造り手の一人である。