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ドメーヌ・ティエリー・ヴィオロ・ギィマール ボーヌ 1er クロ・デ・ムーシュ [2016]750ml

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一級畑が多いボーヌの中でも抜群の知名度と実力を持つ一級畑。ポマールへと連なる南東向きに面し、優美でエレガントなワインを産み出す。平均樹齢65年。Thierry Violot Guillemard / ティエリー・ヴィオロ・ギィマール所有畑はポマールを中心に僅か5ha、年産約2,200ケース、そしてその大部分がフランス国内の熱心な愛好家へ販売されるためメディア露出が少ないドメーヌ。現在50代半ばのティエリーは20年数年前に生死をさまよう交通事故に会い、70回以上にも及ぶ手術を経て現在でも足に後遺症が残るという壮絶な過去を持つ人物。事故の影響が彼の人生観を変え今日の自然なワイン造りへと繋がっている。ワイルドな外観とは反対にワインのスタイルは繊細で優美さを表現したエレガント系ポマール。淡めな色調にチェリーや苺が薫り、旨みがふんんわりと詰まったワインは従来のマッチョで重たいポマールの一般的なイメージを覆す。「販売しやすくなる、という理由でビオの認証を受けたくない。結果としてワインが美味しくなければ全く意味がない。」と本人は認証には全く興味がないが10年来ビオロジック栽培を行っている隠れ自然派。結論から書くと、11年のギィマールは大成功といえる。持ち前のエレガンス、美しさ、そして繊細さに溢れる液体でそこに複雑で旨みを持った味がきれいいに乗っている。1本目のメゾン・デューを飲んで、その品質の高さとスタイルの良さにビックリするとともに個々の11年の成功を確信した。ワインはエレガンスと味付きの良さはもちろんとして、ミネラルの気品がバンジャマン・ルルーと共通するブルゴーニュの最新型といえる素晴らしいスタイルと感じる。しかし、こんな素晴らしい造り手のワインがどうして日本ではあまり知られていないんだろう。不思議で仕方ない。確かにショップでもあまり見かけないし。ギィマール曰く「 11年はすごくクラシックな年でいかにもブルゴーニュらしい年。収量はそう多くないが品質はとてもいい。自分としては09年よりいい。 ただし10年には少し劣るけど。そして酸度がしっかりしていて糖度も上がったし、とてもバランスが良くて長熟する。」(リアルワインガイド44号より抜粋)