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ピエール・モレ ムルソー レ・テール・ブランシュ [2020]750ml (白ワイン)

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ミネラルが強く感じられ、ムルソーとしてはタイトなスタイルの白ワイン! ピエール・モレはピュリニー・モンラッシェ最上のドメーヌ、ルフレーヴの醸造長を20年にわたり務めたピエール・モレ氏が設立したドメーヌ。特級畑バタール・モンラッシェをはじめ、ムルソーを中心にコート・ド・ボーヌの上質な白と赤ワインを生産しています。 畑の特色を素直に体現することを念頭に、1991年から畑をビオロジックやビオディナミで栽培を開始、1997年にはすべての畑を ビオディナミ農法に転換しました。小樽での発酵と熟成。新樽の割合は決して高くなく、特級畑と一級畑ではおよそ30%程。造られるワインはどれも素晴らしく、ルフレーヴのワインと比べると、よりしなやかで、テロワールのユニークさを堪能できるものです。 「ムルソー レ・テール・ブランシュ」は、2006年が初ヴィンテージ。1級グット・ドールの真下に位置し、テール・ブランシュという名前のとおり、石灰質が強く、土壌が浅い。白い花に柑橘類。ミネラルが強く感じられ、ムルソーとしてはタイトなスタイル。 ■テクニカル情報■発酵(樽/タンク):小樽、使用酵母:天然酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):15~25%、熟成期間:17~22ヵ月、マロラクティック発酵の有無:Yes、瓶詰め時のフィルターの有無:Yes、所有面積:0.42ha、土壌:粘土石灰質、ぶどう品種(セパージュ):Chardonnay 100%、ぶどうの仕立て:ギュイヨ・コルドン・ド・ロワイヤ、平均樹齢:20~25年、密植度:10000本/ha、収穫方法:手摘み、農法:ビオディナミ、BIO認証団体:エコセール、ビオディヴァン PIERRE MOREY MEURSAULT LES TERRES BLANCHES ピエール・モレ ムルソー レ・テール・ブランシュ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ 原産地呼称:AOC. MEURSAULT ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:14% 味わい:白ワイン 辛口 ワインアドヴォケイト:(90-92)ポイント RP (90-92) Reviewed by: William Kelley The 2020 Meursault Les Terres Blanches is excellent, mingling aromas of pear and citrus zest with hints of white flowers and vanilla pod. Medium to full-bodied, ample but incisive, with bright acids and a chalky finish, it's a beautifully site-driven wine in the making. The 2020 vintage is another terrific success for Anne Morey, who confidently directs this 11-hectare domaine as well as her family's Maison Morey-Blanc (also reviewed in this report). In white, yields were generous, delivering classically balanced wines that get my nod as the estate's finest since 2017. In red, lower yields and rapid ripening had delivered more atypical results, with some cuvees hitting 15% alcohol, yet that was remarkably well-concealed—at least when tasting from barrel in the cellars. Published: Jan 21, 2022 1812020424571215DOMAINE PIERRE MOREY / ドメーヌ・ピエール・モレドメーヌとネゴスのふたつを高水準で両立させる希有な存在ピエール・モレイはムルソーの造り手だが、一族がムルソーにやってきたのはフランス革命まっただ中の1793年のこと。モレイと名のつく他のドメ ーヌ同様、もともとはシャサーニュ・モンラッシェの出身だという。ピエールの父、オーギュストは1935年にドメーヌ・デ・コント・ラフォンのメタイエ(収穫の一部を受け取る小作人)のひとりとなり、1971年から ピエールがそれを引き継ぐようになった。ラフォンはムルソーの1級畑や特級モンラッシェなど素晴らしい畑をもっていたが、オーナーはつねに他の仕事をもち、畑作業は小作人に任せていた のだ。ところがドミニク・ラフォンがラフォン家で初めての栽培醸造家になると、折半耕作の契約期間を延長せず、ラフォン家のすべての畑を自ら 耕作することを宣言。1986年から1991年にかけてピエール・モレイは多くの畑を失ってしまう。しかしながら、ピエール・モレイの手腕に感銘を受けていた、ピュリニー・モンラッシェの大ドメーヌであるルフレーヴは、引退が決まっているそ れまでの醸造長のジャン・ヴィロに代わって、ピエールを招聘。こうして彼は、1988年以降、ルフレーヴの醸造長として働く一方、自身の小さなドメーヌを運営し、さらに1992年にはネゴス・ブランドとして「モ レイ・ブラン」を設立。 二足のわらじならぬ三足のわらじを履くことになる。ルフレーヴの醸造長に就いてから20年後の2008年、ドメーヌ・ピエール・モレイとモレイ・ブランの仕事に集中するためルフレーヴから離れ、娘の アンヌを共同経営者に迎えて、父娘で11haの畑を耕作。同時にモレイ・ブランを経営している。ルフレーヴがそうであるように、ドメーヌ・ピエール・モレイでも1991年から畑をビオロジックやビオディナミで栽培し、1997年にはすべての畑を ビオディナミ農法に転換した。アペラシオンはドメーヌもネゴスもムルソーを中心にコート・ド・ボーヌと白と赤に集中している。ドメーヌ所有の特級畑はバタール・モンラッシェのみだが、ネゴスのほうにはモンラッシェにコルトン・シャルルマーニュ、赤のコルトンもある。 またドメーヌのラインナップには、珍しいムルソーの赤、レ・デュロがあり、表土の厚い土壌からすこぶるパワフルな赤ワインを生み出す。ピエール・モレイのワインはテロワールにきわめて忠実に仕上げられ、ムルソー1級ペリエールはその硬質なミネラル感を前面に押し出し、バター ル・モンラッシェはリッチさと力強さが表現されている。ドメーヌとネゴスの両方を運営する造り手のワインは、ドメーヌを主、ネゴスを従ととらえられがちだが、ピエール・モレイの場合はそれにあたら ない。ネゴスのワインはあくまでドメーヌのラインナップの補完にあり、ブドウが購入したものである以外はドメーヌ同様のケアがとられている。たとえ ば村名ムルソー同士をブラインドで試飲したとしても、そのブドウが栽培された区画による違いはともかく、品質的な優劣を感じることはない。ラフォンやコシュ・デュリーと並ぶ、偉大なムルソーの造り手がピエール・モレイなのだ。