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シャトー ラ モンドット [2016] サン テミリオン プルミエ グラン クリュ クラッセ B CH.LA MONDOTTE 赤ワイン ボルドー

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シャトー・ラ・モンドット CH.LA MONDOTTE 2016シャトー・ラ・モンドット Chateau La Mondotte シャトー・ラ・モンドットは、ボルドー右岸のサン・テミリオン地区にある、ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵によって所有・運営されているシャトーの一つです。 このシャトーの歴史は、19世紀初頭まで遡ることができますが、「ラ・モンドット」という独立した名が世の中に広まったのは1996年以降となります。 非常に短い年月で、その名を世界へ轟かせることに成功したサン・テミリオンの実力者です。 彼らのワインはすべて品質重視で生産されており、常に優れたテロワールを最大限に生かすワイン造りを心がけています。その品質は、サン・テミリオン特級格付けにおいて第1特別級B(プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB)を獲得しています。 2009年のヴィンテージでは、ワイン評論家のロベルト・パーカー氏からパーカーポイント100点満点を付けられており、同じくワイン評論家のジャンシス・ロビンソン氏は、英国王室が御用達であるイギリスの高級スーパーマーケット「ウェイトローズ」が、彼らのワインを即導入する決断をしたことに全く驚かないとコメントしています。また、ワイン専門誌として世界90か国以上で販売されている「デキャンター」においても、彼らのワインは非常に高く評価され、その注目度が極まっています。 シャトー・ラ・モンドットの歴史 シャトー・ラ・モンドットは、1971年にステファン・フォン・ナイペルグ伯爵の父であるジョセフ・ユベール・フォン・ナイペルグ伯爵によって購入されました。このブドウ畑は、シャトー・カノン・ラ・ガフリエールやクロ・ド・ロラトワール、そしてシャトー・ペイローを含む、ナイペルグ家がサン・テミリオンに所有する他の土地と同時に購入されたものでした。 しかし、シャトー・ラ・モンドット以外の土地は1989年までに高品質なワインを生産することに成功していましたが、一方でこのブドウ畑は1996年までその可能性を見出すことはありませんでした。それは、現在の運営者であるステファン・フォン・ナイペルグ伯爵が、シャトー・カノン・ラ・ガフリエールのブドウ畑に時間を費やす必要があったため、シャトー・ラ・モンドットのブドウ畑でワインを造るための作業に取り掛かる時期が遅れてしまったことに原因がありました。 1983年、ジョセフ・ユベール・フォン・ナイペルグ伯爵は、彼の息子ステファン・フォン・ナイペルグ氏にシャトー・カノン・ラ・ガフリエールを担当するように頼みました。 ステファン氏はドイツやパリ、モンペリエで受けた教育のおかげで、26歳で財政、経営、農業経済学の分野において充実した経歴を持っていました。彼は2年の時をかけて土地のことを知り、ユニークで感情的なワインを生産するために必要な無数の方法を発見しました。 1995年以降、ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵はシャトー・ラ・モンドットのワイン造りに真剣に取り組み始めました。彼は最初に土壌を綺麗にし、シャトー・ラ・モンドットが生み出すことのできる品質のワインを生産するべく、完全に自立した有機農法で栽培されるブドウ畑を育てることに目標を定めました。 そして1996年、彼はシャトー・ラ・モンドットのブドウ畑で造られたヴィンテージで大成功を収めました。その後2000年には、品質をさらに向上させたヴィンテージを生み出し、止まることのない彼の品質改良は、2012年にシャトー・ラ・モンドットをプルミエ・グラン・クリュ・クラッセのワインへ分類されるまでに成長させました。 そして2014年、シャトー・ラ・モンドットのワインは100%オーガニックのワインとして認定されました。 シャトー・ラ・モンドットのワイン造り シャトー・ラ・モンドットは、サン・テミリオンの石灰岩の高原の東部に位置しており、その卓越したテロワールには主に粘土とシルト、そして土壌には石灰岩の堆積物が含まれています。急な斜面によって得られる豊富な太陽の光と自然な排水が、この素晴らしいテロワールを生み出すことを可能にしました。 4.5ヘクタールのブドウ畑には、メルロー75%とカルベネ・フラン25%が植えられており、ワイン造りには平均50年ほどの古いブドウが使用されています。最も古いブドウには、70年に近いものがあり、水分調節を充実させることで、ブドウの木の根を土壌へより深く沈ませていくように促しています。 ブドウは、茎取りの前後で選別します。 潰さず、全果実を発酵させるために温度管理されたオープントップのフレンチオーク樽を使用し、平均29日間かけて発酵させます。抽出ができるだけ穏やかで制御されたものになるように、マセレーションの際には特別な注意が払われます。ブドウを手荒く扱わないように、ピジャージュは非常にゆっくり行われます。 サン・テミリオンの格付けとこれまでの歴史 サン・テミリオンの格付けは、1954年、国の公的機関であるI'INAO(L'Institut National des Appellations d'Origine)によって制定されました。 これは、1855年のパリ万国博覧会を機に制定されたにメドック(およびグラーブ)の格付け発表から約100年後のことです。 サン・テミリオンの格付けは第一特別級のプルミエ・グラン・クリュ・クラッセと特別級のグランクリュ・クラッセからなりますが、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセは上級の「A」と下級の「B」に分かれるため、実際には3階級となります。 有名な五大シャトーを有するメドックの格付けが150年以上たった今でも一部の例外を除いてほとんど変更がないのに対して、サン・テミリオンの格付けは10年ごとに見直しが行われます。 これまでに1969年、1986年、1996年、2006年、2012年の6回にわたって改訂されました。 サン・テミリオンの格付けの審査は、官能検査が重視され、審査員はワイン仲買人、ワイン商、法律家、ワイン醸造学者などの第三者で構成されています。 格付けはそれぞれのシャトーのワインの価格や地価、ブランド性に大きく影響を及ぼします。 そのため、2006年の見直しでは、降格した13のシャトーのうち八つのシャトーがその公平性を巡って不服を申し立て、訴訟となりました。 結果、2006年の格付けは取り消しとなり、1996年の格付けの効力を2011年まで延長するという暫定措置が取られました。 2012年の格付けでは、シャトー・オーゾンヌとシャトー・シュヴァル・ブランの2シャトーのみが長きに渡って君臨してきたプルミエ・グラン・クリュ・クラッセAに、新たにシャトー・アンジェリュスとシャトー・パヴィが加わりました。 また、小さなガレージワイナリーから急成長しシンデレラワインという呼び名を持つシャトー・ヴァランドローや、シャトー・ラ・ガフリエールなど四つのシャトーがプルミエ・グラン・クリュ・クラッセBに昇格しました。 2022年に新たに制定された格付けに驚愕 発表された新たなサン・テミリオン格付けにおけるこれまでとの大きな変更点は、シャトー・フィジャックがプルミエ・グラン・クリュ・クラッセ「B」から「A」に昇格したことです。 シャトー・フィジャックは、サン・テミリオン地区最古のシャトーの一つで、その歴史は2世紀頃まで遡ることができます。 今回の格付け見直しでは、2021年夏の申請時に、1955年から頂点に立ち続けてきたプルミエ・グラン・クリュ・クラッセ「A」のシャトー・オーゾンヌとシャトー・シュヴァル・ブランの2シャトーが、審査基準を理由に格付けに参加しないことを表明しました。 ジェームスボンドも飲んでいる、シャトー・アンジェリュスが有罪 アンジェリュスは、経営者が地位を利用して特定のシャトーに利益をもたらしたとして、ボルドーの地方裁判所で6万ユーロの罰金の有罪判決を受け、格付けから撤退しました。 よって、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ「A」には、2012年に昇格したシャトー・パヴィだけが残る事態となりました。 そして、2022 年 にはプルミエ・グラン・クリュ・クラッセ「B」に認定されていたシャトー・ラ・ガフリエールも、官能検査に対する懸念を理由に格付けから辞退しました。 格付けは高い評価を得たシャトーだけでなく、産地そのものの発展に寄与していることに疑いはありません。 しかし、官能検査にはじまり、テロワール、栽培・醸造、価格に名声まで、格付けを公平に、正確に定めるのがいかに困難かということが、今回複数のシャトーが格付けから辞退したことからも伺うことができます。 2022年の格付け見直しの結果、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセのカテゴリーではシャトー・カノンやシャトー・トロロン・モンドなど、噂されていたシャトーの「B」ランクから「A」ランクへの昇格は見送られ、シャトー・フィジャックの昇格だけが唯一の変更となりました。 サン・テミリオン SAINT-EMILION ローマ時代からのワイン造りの歴史があり、メルロを主体にした銘醸地で、右岸地域で唯一の公式格付けを設けていることでも知られています。 シュヴァル・ブランに代表されるように凝縮された果実味としなやかな口当たりを特徴としたワインを産出。 メドックと違い、5,000ヘクタールの土地に約1,000ものシャトーが密集。 複雑で変化に富んだ土壌が特徴で、特に優れたワインは、「コート」と呼ばれるサン・テミリオンの町を囲む石灰岩系の丘陵地帯と、「グラーヴ」と呼ばれるポムロルとの境界に近い、石灰質と砂・粘土の斜面の2つの地域から生まれます。 CH.LA MONDOTTE シャトー・ラ・モンドット 2016 サン・テミリオンに彗星のごとく現れ、瞬く間にトップに上り詰めた実力派シャトー。 力強く、非の打ちどころのないバランスが魅力。 2016年のボルドーは、2009年の果実味と2010年の酸味を兼備した、新時代のグレートヴィンテージ。ワイン・アドヴォケイトのヴィンテージ評価では、2015年を上回る95~98点の高評価を獲得しています。 外観は、ガーネットがかった紫色。 グラスからは、ブラックチェリーやブルーベリー、カシスの豊かな香りと、ハーブやタバコのような妖艶なアロマが溢れ出します。 フルボディながら、引き締まったシルキーな味わいが特徴。 タンニンの緻密なストラクチャーが口内に広がります。 余韻ではグラファイトやバラのような多層的なニュアンスが感じられる、素晴らしい仕上がりです。 ※商品画像はイメージです。 入荷時によりラベル、デザイン、ヴィンテージ、などが実物と異なる場合がございます。 ※別店舗と並行して販売いたしております。 在庫の管理には注意を払っておりますが、別店舗との売り違いにより売り切れの場合がございます。 何卒ご了承の上、ご購入頂きますようお願い申し上げます。 ※ブレンド比率や他詳細データ(輸入元提供)などは掲載時点のデータです。 購入時点でのデータと異なる場合もございます。