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セサール・マルケス パラヘス・デル・ビエルソ ティント [2022]750ml (赤ワイン)

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口当たりはジューシー。非常に繊細なタンニンと素晴らしいバランスを持つ1本! セサール・マルケスは2007年にバレンシア地方のレケーナの醸造学校でワインに関するあらゆる理論を学んだが、実際のトレーニングは叔父であるラウル・ペレスの下でワイン造りを学んだ。2015年、セサールはアルゼンチンに渡り、ウコヴァレーのミケリーニ兄弟と収穫を行った。スペインに戻る途中、彼はブルゴーニュを参考とし、区画毎の表現を追求した自身のプロジェクトを立ち上げることを決めた。 2017年、彼は実家である「カストロ・ベントーサ」で、ラウル・ペレスの下でテクニカル・ディレクターとして働き始めた。セサールの個人的プロジェクトでは、畑・セラーの両方で、人の手の最小限の干渉で、特定の場所、区画を最大限に表現したワインを造ることを目指しており、そのために、果梗の使用コントロールや長いマセラシオンプロセス等を重要視している。 「パラヘス・デル・ビエルソ ティント」は、海抜450~800m。ビエルソ内の9つの村、45区画をブレンドしており、ビエルソというエリアを高い精度で表現した1本。樹齢120年の古樹が使用されるので毎年収量は20hl/ha程度と驚くほど低くなる。ワイルドベリー主体にバラやスミレ、リコリスやトーストが交じり合った奥深いアロマ。口当たりは滑らかでジューシー、余韻も非常に長い。スタンダードながら素晴らしいバランスを見せている。 ■テクニカル情報■ 醸造・熟成:バリック-600L樽12ヶ月熟成 Cesar Marquez Parajes del Bierzo Tinto セサール・マルケス パラヘス・デル・ビエルソ ティント 生産地:スペイン カスティーリャ・イ・レオン州 原産地呼称:D.O.BIERZO 品種:メンシア主体 アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ワインアドヴォイト:93+ ポイント RP 93+ Reviewed by: Luis Gutierrez Release Price: $28 Drink Date: 2024 - 2029 The 2022 Parajes is the regional red representing El Bierzo, and it's a blend of different places, soils and expositions, from vines at different altitudes, between 450 and 780 meters above sea level. He used less full clusters, as he uses less stems in warmer years, with some 15% this time; part was in stainless steel and part in bins, as he ferments by plot. The wine matured in 225- and 500-liter oak barrels for one year. It's super fine and elegant, fresh and balanced, with moderate ripeness and 13.3% alcohol, a pH of 3.65 and 4.76 grams of acidity. It's medium-bodied, with very fine tannins and great balance. The tannins are round and fine-grained, and the mouthfeel is juicy and tender, reflecting the warmer year. But there's no heat in any of the wines from the year. 32,605 bottles produced. It was bottled in January 2024. Cesar Marquez Perez will release a couple more single-vineyard wines from the cooler (or less warm!) 2023 vintage. In 2022, he got lower yields and slightly more concentrated, rounder, approachable wines but a lot fresher than anticipated after a torrid summer. In 2022, he produced 53,809 bottles. Published: Jun 21, 2024Cesar Marquez / セサール・マルケス "生きる伝説"ラウル・ペレスを叔父にもつ、注目の若手生産者! 「叔父のラウル・ペレスや、メンドーサのミケリーニ・ファミリーで多くの経験を積んできた。彼は2015年に4つの異なるワインに分けた1700本という非常に少量な本数からスタートした。2017年7月にビエルソを訪れた際の大きな驚きのひとつであったことは間違いない。ビエルソで注目すべき新しい名前だ。 」WAより セサール・マルケスは、1988年生まれとまだ若いが、ビエルソの各区画、そしてメンシアが持つ美点を高い次元で表現する類稀なる生産者だ。セサールは1752年設立のビエルソで最も古いワイナリー、カストロ・ベントーサの9代目として生まれ、この地のカリスマ的存在であるラウル・ペレスを叔父に持つ。 2007年にバレンシアの醸造学校で栽培・醸造学を学んだ後、2011年より叔父のラウルの元で働き、故郷のバルトゥイエ村のテロワールの追求を二人三脚で行ってきた。その後、叔父からカストロ・ベントーサのワインメーカーの座を譲り受け、2015年にはブルゴーニュに倣った区画毎の表現を追求した個人プロジェクト、『ボデガス・セサール・マルケス』を立ち上げた。 セサールはビエルソ最古のワイナリーのルーツを活かし、この地の最上のブドウ畑にアクセス出来るという大きなアドバンテージを持っている。彼が所有する12haの畑はすべて海抜450m以上に位置し、樹齢80〜130年の古木が植わるため、フレッシュさと凝縮感、複雑さを兼ね備えたブドウが実る。また収穫時期は味わいによる判断が最善だと考えているので、2018年より収穫前のブドウの成分分析を一切取りやめた。 複数の村に広がる区画のブドウをセサール自身が試食して回り、青さがなくなり、さらに過熟にならないベストのタイミングを見極めている。醸造では、スタンダードキュヴェから区画ごとに分けて自然酵母で発酵し、木樽で熟成を行う。破砕の工程では「機械を使うと房や果梗を過度に傷つけ、グリーンな味わいが出てしまうから」と、昔ながらの足踏みでセサール自身がすべてのワインのブドウを破砕しており、栽培・醸造の両工程において小規模な個人プロジェクトならではの手間暇が惜しみなくかけられている。 ”伝統的手法、産地、古いブドウ畑、エレガントなワインへの敬意”がモットーだと語るセサールのワインは、青さや過度なタンニンの抽出が一切なく、絹のように滑らかで、彼自身が大ファンだというブルゴーニュワインにも通ずる品格を見せる。初ヴィンテージの2015年を試飲したWine Advocateのルイス・グティエレスは、「2017年にビエルソを訪れた際の大きな驚きのひとつであったことは間違いない。ビエルソで注目すべき新しい名前だ」と絶賛。 Decanter誌は”10 great Spanish winemakers you need to know(スペインの知るべき10人の偉大なワインメーカー)”という特集でセサールを紹介し、『彼のワインはメンシアの深遠で繊細な表現であり、マルケスを将来のテロワールワインのスターとして際立たせている』とコメントしている。セサールはビエルソという産地の注目をさらに高める次世代のスターであることは間違いなく、入手困難になる前に手に入れるべき造り手だ。