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ドメーヌ・ローラン・パタイユ マルサネ エ・シェゾ ヴァン・ミル [2021]750ml (白ワイン)

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1haあたり2万本の超密植により引き出された果実の凝縮感をもつ、熟成ポテンシャルのある偉大な白ワイン! 今やマルサネを代表する著名生産者であるシルヴァン・パタイユの弟、ローラン・パタイユが運営するドメーヌです。ブルゴーニュ大学でエノログ国家資格を取得後プイィ・フュメのシャトー・ド・トラシーの責任者として5年間働いた後、ブルゴーニュに帰って、兄シルヴァンのドメーヌを手伝いながら近年畑を取得。ファーストヴィンテージは2010年とごく最近ながら、地元を中心に即完売。兄シルヴァンのドメーヌでの経験を活かしピュアなワインを造ります。 畑を購入したばかりの為、以前の所有者の影響が畑にまだ残っていますが、現在ビオに転換中。通常フィサンは粘土質が多くマルサネに比べて重くなりがちだが、この畑は小石が多く果実味がきれいなワインになっています。ドメーヌ。シルヴァン・パタイユでの仕事は今後も継続予定で、収穫などはシルヴァン・パタイユと同じチームが行います。 「マルサネ エ・シェゾ ヴァン・ミル」は、渓谷の入り口に位置する冷涼な気候で、粘土の少ない岩の多い土壌0.12haの区画で、2015年に植えられたブドウを使用。シャルドネが突然変異してロゼ色となった「シャルドネ・ローズ」は、ブドウを増やしていった結果、独立して生産が可能になりました。 栽培においては、枝の先端を切らずに伸ばしたまま編み込むトレサージュ(tressage)を実践。最適な熟度とバランスを実現しています。さらに1haあたり2万本という超密植を行いブドウに凝縮度をもたらしています。高密植のインスピレーションはプイィ・フュメのシャトー・ドゥ・トラシーでの経験からきています。 ブドウ栽培はオーガニック(ビオディナミ)。樽内で自然酵母により発酵を常温で行い、醸造中はSO2を無添加。 熟成は樽で12ヶ月間、ステンレスタンクでさらに9ヶ月間。 タンクに移すときにSO2を極少量添加。洋ナシ、花梨のふくよかな香り、僅かにトーストのニュアンス。口当たりはしっかりとしており、ボリュームのある果実味が広がります。ピュアな酸味が果実味と見事に調和し、バランスの取れた仕上がりです。熟成ポテンシャルのある偉大な白ワインです。 ■テクニカル情報■ 土壌:粘土の少ない岩の多い土壌 畑の大きさ:0.12 ヘクタール (0.30 ac) 植樹:2015年 Domaine Laurent Pataille Marsannay Es chezots Vin Mille ドメーヌ・ローラン・パタイユ マルサネ エ・シェゾ ヴァン・ミル 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ マルサネ 原産地呼称:AOC. MARSANNAY ぶどう品種:シャルドネ・ローズ 100% アルコール度数:12.5% 味わい:白ワイン 辛口Laurent Pataille / ローラン・パタイユ マルサネを代表する生産者シルヴァン・パタイユの片腕であり、実弟! 今やマルサネを代表する著名生産者であるシルヴァン・パタイユの弟、ローラン・パタイユが運営するドメーヌです。ローランは現在、約1haの畑を所有し、自らの名前でワインをリリースしていますが、同時に兄シルヴァンのドメーヌでも働いています。初リリースは2010年ヴィンテージ。2011年ヴィンテージより日本に輸出を開始し、現在彼の造るワインのほとんどが日本に輸出されています。そのためフランス国内でも殆ど手に入らないため、シルヴァン・パタイユのワインより現地では希少な存在となっています。 パタイユ兄弟の父はバスのドライバーでしたが、仕事の空いている時間に友人のジャン・フルニエの畑の手伝いをしており、0.5エーカー(約0.2ha)のわずかな畑を購入したことがきっかけで、幼かった兄弟も学校が終わると父の畑やジャン・フルニエの畑で手伝いをするようになり、ワイン造りに親しんでいきます。夏休みには、毎年2週間ボルドーのメドックにある大叔父のドメーヌを訪れ、さらにワイン造りの経験を積んでいきました。 ローランはその後、ボーヌの農業学校を卒業し、ブルゴーニュ大学に入学。在学中にインターンシップをサンテミリオンのシャトー・カロンやアルザスのルネ・ミュレで行い、エノログ国家資格を取得します。さらにボルドーでビジネス管理修士の勉学に励み、2003年よりプイィ・フュメのシャトー・ドゥ・トラシーで5年間責任者を務めます。 ローランが兄シルヴァンの元で働くきっかけとなったのは、2007年に父親が病気になったこと。さらにその翌年、シルヴァンが大口の顧客を失うという不幸が重なり、ローランはブルゴーニュへ戻ることを考え始めます。ローランの友人達は兄弟や家族で一緒に働くことは、色々とトラブルが生じることも多く難しいと引き止めましたが、シルヴァンとの度重なる話し合いの末、シルヴァンの右腕として働くことを決心します。 彼がシルヴァンと一緒に働き始めてから2年後の2010年に、小規模な区画の畑を借り、自らのワイン造りをスタート。フィサンの12アール(1アール=0.01ha、10m×10m)のピノ・ノワールとマルサネの3アールのアリゴテという極めて小規模な畑で造られたファースト・ヴィンテージは、霜による被害もあり結局150本のみしか造れませんでしたが、ローラン・パタイユとしてのワイン造りが始まりました。 2011年にシルヴァンのドメーヌにインターンで来ていた日本人のともこさんとローランは結婚します。そして、ともこさんの知人である翻訳家女性とのご縁で、ローランのワインをご紹介いただき、弊社は彼の生産するワインのほぼすべてを日本に輸入することとなります。年間生産700本程度ということもあり、彼は他の市場にワインを販売しませんでした。ローランは殆ど誰にもワインを造っていることを話さなかったため、2017年まで、ローランが自らのワインを造っていることは、ブルゴーニュで知られていませんでした。 2010年から現在に至るまで、マルサネのエ・シェゾやラ・シャンパーニュ・オートのアリゴテの区画を借り、さらに父親が借りていた畑を譲りうけるなどして畑を拡張し、徐々に生産量を増やしています。2019年には、30アールのロンジュロワの畑を購入し、本年2022年に初リリースとなります。彼の生み出すワインには、ナチュラル感と共に幾層にも重なる奥行きのある旨みがあり、さらに膨大なエネルギーを感じさせてくれます。すでにマルサネのスーパースターとなっている、兄シルヴァンのワイン以上に希少なブルゴーニュワインをぜひお楽しみ下さい。