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シャトー・ローザン・セグラ [2020]750ml 【2020ボルドー】

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シャトー・マルゴー、パルメに続く実力を誇る、マルゴーの格付け第2級シャトー。 「シャネル」が手掛ける、 気品と力強さを備えたスタイルが魅力。 マルゴーの2級格付けワインの中でも、近年において目を見張る品質の向上を遂げているシャトーが「ローザン・セグラ」です。1855年の格付け以来、大恐慌や1956年の大寒波などによってシャトーは大打撃を受け、2級格付けには値せず、と言われていた時期もありました。1980年代に入り、新たに経営に着手したジャック・テオ氏によるワイン蔵新設等の醸造改革が始まりました。 1994年にオートクチュールの「シャネル」に買収されてからはさらにクオリティが上昇。格付け第1級に一番近い実力、という評価を受けるようになりました。シャトーの畑は、細かい砂利が深く堆積した区画と石灰が混じった粘土質土壌からなり、区画の地質により密度を変えての栽培しています。 「シャトー・ローザン・セグラ」のブドウ収穫時期は、毎日栽培家が果実の成熟度やタンニン、酸をチェックし、慎重に収穫時期が決められ、2度の厳しい選果を通過した良質のブドウのみが使用されます。醸造は全て、品種毎、区画毎に行われ、熟練の醸造家によって毎年異なる比率でブレンドされます。 深みのあるガーネット色。グラスに注ぐとカシスやブラックベリーなどの果実のアロマに、赤バラの花びらやスミレなどのフローラルなニュアンス。シルキーなタンニンが滑らかな口当たりを凝縮感のある果実味と共に演出。凛とした酸味がワインの印象を引き締め、長い余韻へと続きます。シャネルの美意識が表現された、数値化できない美しさと強さを兼ね備えています。貴婦人のようなフェミニンさと気品の中に秘められている芯の強さが魅力です。 CHATEAU RAUZAN SEGLA シャトー・ローザン・セグラ 生産地:フランス ボルドー マルゴー 原産地呼称:AOC. MARGAUX 格付け:第2級 ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プティ・ヴェルド、カベルネ・フラン アルコール度数:13.5% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ワインアドヴォケイト:98 ポイント Rating 98 Release Price NA Drink Date 2030 - 2065 Reviewed by William Kelley Issue Date 7th Apr 2023 Source April 2023 Week 1, The Wine Advocate The 2020 Rauzan-Segla is showing brilliantly in bottle. Wafting from the glass with aromas of cassis and minty blackberries mingled with violets and licorice, it's medium to full-bodied, suave and seamless, with a deep core of vibrant fruit, beautifully refined tannins and a harmonious, integrated profile that exudes elegance. A wine of immense character and refinement, it's the best vintage from this estate in recent times. ジェームス・サックリング:97 ポイント CHATEAU RAUZAN-SEGLA MARGAUX 2020 Thursday, January 5, 2023 CountryFrance RegionBordeaux Vintage2020 Score 97 A very polished red with blackberry, black olive, walnut, and crushed stone aromas that follow through to a medium to full body with polished, velvety tannins that go on for minutes. Surprisingly open and so attractive. Wonderful length to this. Needs four to five years to open. Best after 2026. vinous:97 ポイント 97 Drinking Window 2030 - 2060 From: Bordeaux 2020: Saving the Best for Last (Feb 2023) The 2020 Rauzan-Segla is a huge, explosive wine. Black cherry, plum, chocolate, licorice, smoke and incense are some of the many notes that infuse the 2020 with tremendous richness. With elevage, the 2020 has grown into a huge, brooding wine endowed with notable presence. There's great purity and class here. The 2020 is a powerful, brooding Rauzan-Segla for readers who can be patient. Very patient. Tasted two times. - By Antonio Galloni on December 2022 ワインレポート:97 点  2020は2018の凝縮度を備えながら、フレッシュ感とエレガンスも秘めている。夏は乾燥して、暑かったが8月の最初と9月の半ばに降った雨が、柔らかさをもたらしたようだ。小粒の実をつけて、収量は30hl/haまで下がったが、タンニンはシルキーで、アルコール度は13.5%にとどまっている。クラシックなマルゴーに仕上がった。最高傑作になるだろう。 「シャトー・ローザン・セグラ 2020」(Chateau Rauzan-Segla 2020)はラベンダー、ダークチェリーのコンポート、桑の実、杉、上質できめ細かなタンニン、ツヤがありヴェルベッティ、こ惑的で、心を奪われる。砕いた岩、ミントチョコ、ギュッと凝縮された果実は濃密だが、真綿のように柔らかいテクスチャー、抜けのよい清涼感が詰まっている。フィニッシュは長く、宙に浮かぶような浮遊感がある。カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロ36%、プティ・ヴェルド3%、カベルネ・フラン1%。平均樹齢は37年。新樽60%で18か月間の熟成。収穫は9月18日のメルロから始まり、29日のカベルネ・ソーヴィニヨンで終えた。97点。CHATEAU RAUZAN SEGLA / シャトー・ローザン・セグラローザン=セグラの歴史はピエール・デ・メシュール・ローザンによってブドウ畑が開かれた1661年にさかのぼる。彼は当時、現在のピション=ロングヴィル=コンテス・ドゥ・ラランドとピション=ロングヴィル・バロンから成るブドウ畑の所有者でもあった。1855年、ローザン=セグラは第一級シャトーであるラフィット・ロートシルト、ラトゥール、マルゴー、オー=ブリオンの四大ワシャトーと、二級シャトーのトップクラスであるムートン・ロートシルトに次ぐ、ボルドーの最高ワインとされた。1973年にムートン・ロートシルトは一級に昇格し、今やローザン=セグラは残る14の二級シャトーの最高位に位置する。1960年代、1970年代に生産されたワインがその地位に値するとはとても思えないが、当時の凡庸な品質は1983年のヴィンテージから劇的に変化した。1983年以降は目覚しい改良が行われた。その年、アレクシス・リシーヌ・アンド・カンパニーの元社長、ジャック・テオがローザン=セグラの管理を引き継いだ。さらに、プルゾー氏が病気のジョワイヨ氏の後任として醸造責任者の地位に就いた。新しいシェ(ワイン蔵)の建設と、ステンレスの発酵槽を増設といったワイン製造施設の改良、新樽使用比率の増加、さらに最良のブドウだけをワインにするというテオの厳しい選抜方針により、ローザン=セグラの輝かしいワインが次々と生まれたのである。最近のワインの品質を見れば、確かにこのシャトーはボルドーのスーパーセカンドの上位グループに入る。1983年以来、ローザン=セグラのしてきたことで間違っていたことが1つだけある。ジャック・テオがボルドーの1987年ヴィンテージは期待を裏切る出来だと宣言し、ボルドーの仲間達を不愉快にさせた。そして、ローザン=セグラは主要なメドック格付けシャトーの中で、ある特定のヴィンテージ(すなわち1987年)を生産しない、何十年来で初めてのシャトーになった。1994年にはヴェルトハイマー家所有のオートクチュール、シャネルがローザン=セグラを買収した。ここのワインは手に入れる価値のある華麗なものだ。価格の方はこの由緒あるブドウ園の新しい品質レベルにまだ追いついていない。所有者が最近代わったことで、ローザン=セグラがすばらしいワインを生産し続けるという一般的な見方はさらに強まるだろう。ただし、ここのワインは、そのタンニン量の多さからみて、熟成まで相当な忍耐と自制心もまた必要とする。講談社 『BORDEAUX ボルドー 第4版』