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ブラック・エステート ダムスティープ ピノ・ノワール [2017]750ml (赤ワイン)

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冷涼な気候と石灰質の土壌における有機栽培。 ナチュラルな造りを標榜する、ワイパラ・ヴァレーのライジングスター! ブラック・エステートはニュージーランド南島、ノース・カンタベリーのワイパラ・ヴァレーに位置するワイナリー。 1994年にラッセル・ブラックが、オミヒにピノ・ノワールを植えたことに始まる。このワイナリーを2007年に買い取ったのがロッド・ナイシュとその家族。ロッドの娘、ペネローペと結婚したニコラス・ブラウンが、現在、ワインメーカーを務めている。 オーストラリアのワイン専門誌『グルメ・トラベラー・ワイン・マガジン』にて、2022年<ニュージーランド・ワインメーカー・オブ・ザイヤー>にニコラスが選ばれた。ワイパラ・ヴァレーを代表する生産者として、ブラック・エステートの名前は覚えておきたい。 「ピノ・ノワール ダムスティープ・ヴィンヤード」は、ダムスティープ・ヴィンヤードのピノ・ノワールを手摘みし、5%を全房で醸造。自生酵母による自然発酵のうえ、10%の新樽を含むフレンチオークの小樽で12ヶ月熟成させた。2011年までスパイ・オミヒ・ピノ・ノワールと名乗っていたワイン。プラムやダークチェリーの華やかな果実香。スパイシーなニュアンス。凝縮感に富む果実味とともに、石灰質土壌由来のミネラル感があり、シルキーな喉越し。エレガントなフィニッシュ。 ■テクニカル情報■ 熟成期間:12ヶ月、マロラクティック発酵の有無:する(100%)、瓶詰め時のフィルターの有無:なし、所有面積:2.5ha、土壌:石灰岩と石灰粘土他、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir、ぶどうの仕立て:ギュイヨ、平均樹齢:1999年に植樹、密植度:4000本/ha、平均年間生産量(本数):2700、収穫量:26hl/ha、収穫方法:手摘み、農法:有機農法、バイオダイナミック的な手法、BIO認証団体:Bio Gro 申請中 Black Estate Pinot Noir Damsteep Vineyard ブラック・エステート ピノ・ノワール ダムスティープ・ヴィンヤード 生産地:ニュージーランド カンタベリー ワイパラ・ヴァレー 原産地呼称:GI. WAIPARA VALLEY ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% アルコール度数:12% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ワインレポート:92点 フローラルで、ワイルドベリー、白胡椒、砕けた石、シルキーで、パウダリーなタンニン。口蓋が愛撫されるような優しいテクスチャー。塩気を帯びて、うまみがあふている。74%が除梗されている。灌漑は行わず、高い密植度で植え付け。低温浸漬して、畑から培養した野生酵母をスターターにして開放式桶で発酵させる。バスケットプレスで圧搾する。ピエス(228L)と500Lのフレンチオーク古樽で12か月間の熟成。清澄・ろ過なし。 現在のブルゴーニュとほぼ同じワイン造りだ。ブリックス22-24度で収穫。アルコール度は12-13%で、抑制されている。キュヴェによって全房発酵を多用する。2017年にBioGroのオーガニック認証を得た。クラシックなブルゴーニュに通じるフレッシュ感とミネラル感を秘めている。ダムスティープ・ヴィンヤードはホーム・ヴィンヤードから10km北上した急斜面。ニコラスが操る強力な四駆で登った。ピノ・ノワールは北西向きの4.5ha。下層土は砕けた石灰岩と砂岩。180mの頂きからビオディナミの斜面を見下ろすと、スタッフが剪定をしていた。立つだけでも大変な土地での苦労が想像された。 ライター 山本 昭彦レビュー投稿日 2023/08/18 2023/9/16に、輸入元ラック・コーポレーション様のご協力の元、試飲会を開催。 その中でもとりわけ興味深かったのが、ワインレポートの山本昭彦先生の記事で話題になったワイパラ・ヴァレーの「ブラック・エステート」のヴィンテージ違いの飲み比べや畑違いの飲み比べ試飲。 ★2014 ホーム ピノ・ノワール 色調は濃く、フレッシュさが窺えます。酸とタンニンが調和しておりシルキーで程よい厚み。しなやかさも備えています。ネザーウッドとダムスティープの中間的な味わいで、最もバランスが取れている印象です。 ★2014 ネザーウッド ピノ・ノワール ニューワールドらしさを感じる熟した果実味、100%全房発酵によるスパイシーなニュアンス。細かくも噛めるようなタンニン。 2014を試飲し、まだ硬さが感じられましたが、熟成のポテンシャルの高さが窺えます! ★2014 ダムスティープ ピノ・ノワール ドライローズや下草などのニュアンス。3種の中では最も熟成感が顕著に出ています。最も繊細なスタイルで、シルキーなタンニン。酸が高くエレガントな余韻。熟成した飲み頃のブルゴーニュを思わせます。 ★2020 ダムスティープ ピノ・ノワール 上記の2014年と2020年の新ヴィンテージのダムスティーブの飲み比べ。5%を全房で醸造した2014年に対し、2020年は100%除梗。ラズベリー、プラム、フレッシュなバラの花弁など香り高いアロマ。生き生きとしたタンニン、ピュアなミネラル、ワイパラ特有の冷涼な気候と石灰質土壌由来のエレガントかつ絹のように滑らかなピノ・ノワール。最後は長く生き生きとしたフィニッシュ。 比較して同時試飲することによって得られるそれぞれの個性。 しかしながら、皆さんやはり熟成した味わいがお好きなんですね。 2014年のネザーウッドと2014年のダムスティーブが圧倒的人気でした。 たしかに、この味わいをブルゴーニュで求めたら、幾らするんだろう。恐ろしい…。ワイパラ・ヴァレーのトップスターになるのは間違いないブラック・エステートの名前はぜひ覚えておいてほしい! ■2014VTがリアルワインガイド第86号に掲載されました■ RWG86号の巻頭特集「5,000円代までで世界の美味しいピノ・ノワールまたはそういう味わいのワインを探せ!」で、ブラック・エステート ダムスティープ ピノ・ノワール2014VTが選出!Black Estate / ブラック・エステート 冷涼な気候と石灰質の土壌における有機栽培。ナチュラルな造りを標榜する、ワイパラ・ヴァレーのライジングスター。 ブラック・エステートはニュージーランド南島、ノース・カンタベリーのワイパラ・ヴァレーに位置するワイナリー。 1994年にラッセル・ブラックが、オミヒにピノ・ノワールを植えたことに始まる。このワイナリーを2007年に買い取ったのがロッド・ナイシュとその家族。ロッドの娘、ペネローペと結婚したニコラス・ブラウンが、現在、ワインメーカーを務めている。 もともと8haだったブラック・エステート・ヴィンヤードは2011年に4haのブドウを新たに植え、今日、12ha。さらに7.5haのダムスティープ・ヴィンヤードと4.5haのネザーウッド・ヴィンヤードを加え、総面積は24haとなっている。 年間降雨量は600ミリと少ないにも関わらず、石灰質の母岩がスポンジの役割を果たし、ブラック・エステートでは灌漑を必要としないドライファーミングを実現させている。 乾燥した気候は病害の心配も少なく、ワイナリーでは有機栽培を実践し、全てのヴィンヤードが2017年にBioGro(ニュージーランドにおけるオーガニック栽培認証)を取得。ビオディナミは各ヴィンヤードで実践され、現在Demeter認証に転換中だ。 ワイン造りもナチュラルだ。ブドウがどこでどのように育ってきたか。それを表現した真のワインを造るため、ワイン造りのアプローチは至ってシンプルかつユニーク。ヴィンヤードでは除草剤や殺虫剤などの化学薬品を一切使わず(防除においては BioGroによって認証されているもののみを使用)、ワイナリーでは添加物や大量の新樽の使用を避ける。その年、その畑で収穫した果実の純粋な表現を追求する。 発酵には、市販の酵母の代わりに、各ヴィンヤードから酵母を培養して作ったスターター使用。ワインはすべて自然発酵だが、スターターを使用することで発酵を速やかに開始し、さらにそのスターターは、その年、その畑の特徴をワインにもたらす一助となる。 ワインの約3分の1は酸化防止剤を使わずにボトリングされ、残りのワインは、ごくわずかな酸化防止剤を加えるのみ。清澄もろ過も行わない。 新世界にあって、きわめて旧世界的なアプローチの造り手といえるだろう。 オーストラリアのワイン専門誌『グルメ・トラベラー・ワイン・マガジン』にて、2022年<ニュージーランド・ワインメーカー・オブ・ザイヤー>にニコラスが選ばれた。ワイパラ・ヴァレーを代表する生産者として、ブラック・エステートの名前は覚えておきたい。 ■ブラックエステートが、ワイナート114号で紹介されました!■ ■2024年05月15日 ブラック・エステートのニコラス氏・ペネロペ氏がウメムラにご来店!■