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ボデガス・イ・ビニェードス・ポンセ ラ・エストレチャ [2021]750ml (赤ワイン)

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標高800M以上に位置する1.2haの極小区画で栽培される樹齢75年以上のボバルから生まれる希少アイテム。 10代の頃から畑で父親の手伝いをしていたフアン・アントニオは、ワイン造りへのアイデンティティーも早くから発見します。14歳から18歳までをレケナの栽培・醸造学校で学び、地元イニエスタの協同組合での醸造アシスタントを経て、2001年から2006年までの間、テルモ・ロドリゲスのもとで働きます。13地域に及ぶワインのブドウ栽培、醸造、熟成、瓶詰めに至る全ての工程の責任者として活躍し、テルモの右腕として大きな成長を遂げた彼ですが、どんなときも故郷マンチュエラにある畑を忘れたことはありませんでした。 やがてこの経験を通してある一つの考えにたどり着きます。それは「品種の純粋さに賭けるべきなのではないか」ということでした。そして2005年、24歳になった彼は、この想いに突き動かされ、かねてからの夢である地元でのワイナリー設立を決意。マンチュエラという2004年に新設されたばかりのマイナーな産地で地元品種ボバル100%のワインを造るという、新しい挑戦を始めました。 「ラ・エストレチャ」は、ボデガの中で最も洗練されたスタイルで、ボバル種が持つフィネスを最大限に表現しています。 「透明感があり、むしろピノ・ノワールを想わせるポンセのボバルは、素晴らしく飲みやすく、赤い花、石、ラズベリー、ポプリのようなはっきりとした香りが特徴です。グリルされたタイムや地中海のハーブのヒントがあり、口当たりは素直で滑らかながら、精密さと緊張感を併せ持っています。洗練された、親しみやすく美しいボバルで、繊細さ、質感、整ったバランスで語りかけてくるかのようです。有機栽培のブドウから造られており、今すぐ飲みたくなるほど魅力的ですが、 長期熟成も可能です。」 by. ジェームス・サックリング ■テクニカル情報■ ビオ情報・認証機関:ビオロジック, CAAE 醗酵:オーク樽醗酵(4500L、フレンチオーク)、1500Lのオーク樽にてマロラクティック醗酵 熟成:オーク樽熟成10ー11カ月(600L、フレンチオーク、新樽は使用せず) 年間生産量:2500 栽培面積:1.2ha 平均収量:30hl/ha 樹齢:平均75年 土壌:花崗岩質 Bodegas y Vinedos Ponce La Estrecha ボデガス・イ・ビニェードス・ポンセ ラ・エストレチャ 生産地:スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ 原産地呼称:DO.MANCHUELA ぶどう品種:ボバル 100% アルコール度数:13% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ ワイン・アドヴォケイト:95 ポイント RP 95 Reviewed by: Luis Gutierrez Release Price: $40 Drink Date: 2023 - 2030 The 2021 La Estrecha has a perfumed nose with floral notes (it could make you think of Garnacha), hints of aromatic herbs and polished and elegant tannins. This fermented in an oak foudre and matured in used 600-liter French oak barrels for 10 months. It's serious, with depth and complexity, a wine that is special in the portfolio, from a special vineyard. It feels tighter than the 2022. 4,200 bottles were filled in July 2022. Juan Antonio Ponce has started buying land to plant new vineyards in Manchuela, a total of 17 new hectares from 2022, going for higher altitudes for whites, as they are going to plant Albilla, Garnacha and Monastrell, the grapes that are scarce in Manchuela. That will take him to around 70 hectares of vines. Current production averages 200,000 bottles. I tasted the wines from 2021 and 2022. 2021 was a rainy year (with snow too) and allowed them to produce intense wines with contained alcohol. 2021 was a great vintage for whites. They believe 2022 is the best vintage for them so far, which he deems "classical" in the zone, with abundant winter and spring rains and a warm and dry summer with some rain in late September that allowed the wines to keep normal alcohol levels with finesse, elegance, balance and the Mediterranean character. In terms of wines, he is releasing a new top-of-the-range white from 2022. Published: Jan 19, 2024 ジェームス・サックリング:95 ポイント BODEGAS Y VINEDOS PONCE BOBAL MANCHUELA LA ESTRECHA 2021 Monday, January 8, 2024 CountrySpain RegionCastilla-La Mancha Vintage2021 Score 95 A pure and rather pinot-esque bobal that delivers excellent drinkability and delineated aromas of red flowers, stones, raspberries and potpourri. A hint of grilled thyme and Mediterranean herbs. Textured and pure on the palate with excellent precision and focus. An elegant, effortless and beautiful bobal that really speaks to you with finesse, texture and poise. From organically grown grapes. Quite irresistible now, but can hold. Zekun Shuai Senior EditorBodegas y Vinedos Ponce / ボデガス・イ・ビニェードス・ポンセ マイナー産地、マンチュエラに彗星のごとく現れた“新世代”の造り手! スペインの新しい流れを象徴する醸造家、フアン・アントニオ・ポンセ氏により設立されたワイナリー。 もともとは代々ブドウ畑を所有しブドウ栽培を行ってきた栽培農家で、ピエ・フランコ(接木をしていないフィロキセラ禍以前の樹)の畑を多く所有。ワイナリー設立以前は、共同組合にブドウを販売していました。 現在のワイナリーは、2005年、オーナー兼醸造家のフアン・アントニオ・ポンセ氏により設立。10代の頃から畑で父親の手伝いをしていたフアン・アントニオは、ワイン造りへのアイデンティティーも早くから発見します。14歳から18歳までをレケナの栽培・醸造学校で学び、地元イニエスタの協同組合での醸造アシスタントを経て、2001年から2006年までの間、テルモ・ロドリゲスのもとで働きます。 13地域に及ぶワインのブドウ栽培、醸造、熟成、瓶詰めに至る全ての工程の責任者として活躍し、テルモの右腕として大きな成長を遂げた彼ですが、どんなときも故郷マンチュエラにある畑を忘れたことはありませんでした。 やがてこの経験を通してある一つの考えにたどり着きます。それは「品種の純粋さに賭けるべきなのではないか」ということでした。そして2005年、24歳になった彼は、この想いに突き動かされ、かねてからの夢である地元でのワイナリー設立を決意。マンチュエラという2004年に新設されたばかりのマイナーな産地で地元品種ボバル100%のワインを造るという、新しい挑戦を始めました。 ■未知なる偉大な産地、マンチュエラD.O.とボバルの魅力■ 栽培面積は現在、自社畑より樹齢の高い(30~70年)賃貸契約の畑10haを含め約32ha。畑は30以上に細かく分かれた区画から成り立っている。灌漑設備はなく、化学物質も一切使用していません。 ボバル種は、ジャンシス・ロビンソン著ワイン用葡萄ガイドで、「スペイン南東部のバルク・ワイン生産地域で集中的に栽培され、深い色調の赤ワインを造る重要なスペインの品種」と紹介されている地元品種です。この地域には、樹齢のかなり古いボバルも比較的広く残っていますが、バルク・ワイン用としか見なされていなかったことから、長くその可能性は追求されることはありませんでした。その為、古く貴重な木でも引き抜かれてしまい、国際品種に転換されることが多いのが実情です。また、政府の減反政策もあって、本来は貴重な地ブドウ、中でも最も貴重な古木の畑から木々が引き抜かれているというのが現状でもあります。ポンセでは、できる範囲でそれらの貴重な畑を購入、または賃貸するようにして、保存の努力をしています。 ボバル種の葉はとても大きく、葉が上から下へと被さるように生い茂る様子はある種異様に見えますが、この姿であることでブドウの実を直射日光から守っています。照り付ける日差しは強烈ですが、湿度がないため日陰の部分はとても涼しいのが特徴です。日差しが照り付ける国際品種などとはとても対照的。土地に馴染んだボバルはまた、病気にもなり難い品種です。丹念に手入れされたボバル種は、深い色合い、コケモモを想わせる美しい香りとボディを持ったオリジナリティ溢れるワインとなります。 ■まさに“ガレージワイン”。必要最小限の設備しかないセラー■ 醸造には様々な容量のフレンチオーク樽を用い、区画ごとの特徴に合わせてそれらを上手く使い分けています。アメリカン・オークはフレーバーがワインのスタイルに向かないため、一切使用していません。 驚くべきは、非常に限られた、「必要最小限の設備しかないセラー」。まだ若く資金にも乏しいこのボデガでは、立派なセラーを建てるのはまだ少し先の話で、今はもともとマッシュルームを加工・保存する倉庫だった建物をセラーにしています。保存用のチルド室を利用して、小箱で収穫されたばかりのブドウを冷却。醸造に使う樽も、容量には他のワイナリーでは見られないほどのバリエーションがありますが、樽の数自体は限られています。 区画毎に醸造することを徹底しているにも関わらず、それにしては少なめな樽。ですが、フアン・アントニオの経験と熟練した技術で、上手く樽を回転させている為、障害はありません。洗練されたワインを造るのに、立派なセラーは時として必要のないことを教えてくれます。