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ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ [2022]750ml (白ワイン)

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ビオディナミの先駆者、古典的で偉大なシャブリを造りだす名手。 ラヴノーと並ぶ、シャブリ最高の生産者が手掛ける、美しいスタイルを愉しめる村名ワイン。 ドーヴィサは1920年代から続く伝統あるドメーヌ。親戚にあたるドメーヌ・ラヴノーと並び、クラシックで長命、古典的なスタイルのシャブリを造り出す名手として、常に最高の評価を得ており、評論家であるセレナ・サトクリフ氏が、「すべてのシャブリのあるべき典型」と語るように、シャブリはもちろんのこと、ブルゴーニュの白ワインの最高峰のひとつであることは疑いようがありません。 所有する畑は、全部で約12ha。そのうち、2つのグラン・クリュは計約2.5ha、3つの1級畑が約6.6ha。A.C.シャブリは1ha程度と、どの畑もわずかな面積。父ルネ氏の代から除草剤や農薬の使用を控えており、ヴァンサン氏がさらに促進、1998年より3haの区画で実験的にビオディナミを始めました。そして2002年には、全ての畑の栽培方法をビオディナミに転換。それにより、「目に見えて土壌のバランスが改善され、病気が減り、腐敗果も少なくなった」とその効果を評しています。 「シャブリ」は、畑名のつかないシャブリだが、1級ラ・フォレに隣接する区画から。ワインの密度では1級、特級にかなわないとはいえ、人々が最高のシャブリに求める研ぎ澄まされたシャープネスとミネラル感はしっかり備える。キンメリジャン土壌ゆえのヨード香も強く、生ガキと合わせるなら最上の1本となりえる。 砕いた岩やジンジャーのアロマ。果実やスパイスの香り。フィニッシュは素晴らしい余韻ので長さで、勢いがある。模範的なシャブリ。 ■テクニカル情報■ 平均樹齢:18年 栽培面積:1.8ヘクタール 醸造:手摘みで収穫したブドウを空気圧圧搾機で圧搾し、12時間デブルバージュ(澱引き)を行う。18-22℃で3週間発酵する。発酵に樽は使用しない。マロラクティック発酵は行う。シャプタリザション(糖分添加)はほんの少し施す。フイエット(容量132Lの樽)とピエス(容量228Lの樽)の新樽と古樽両方を用いて12ヶ月間、シュール・リーで熟成する。その間バトナージュは行わない。澱引きと清澄は行わず、ろ過後に瓶詰め。 Vincent DAUVISSAT Chablis ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ 生産地:フランス ブルゴーニュ シャブリ 原産地呼称:AOC. CHABLIS ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13% 味わい:白ワイン 辛口Vincent DAUVISSAT / ヴァンサン・ドーヴィサ伝統的な樽醸造を守り続ける長熟シャブリの造り手シャブリには早飲みタイプの白ワインというイメージが定着している。じつのところ、シャブリにもムルソーやピュリニー・モンラッシェ以上に熟成可能なものが存在する。それがヴァンサン・ドーヴィサとフランソワ・ラヴノーのワインだ。両者の造りやワインのスタイルはよく似ているが、それはヴァンサンの父、ルネとフランソワが義理の兄弟だから当然ともいえる。まずはヴァンサン・ドーヴィサから紹介しよう。1970年代以降、シャブリではニュートラルで生産性のよいステンレスタンクを使った醸造が一般的になったが、ヴァンサンの父、ルネは伝統的な小樽の使用を頑なに守り続けた。もっとも寒冷なシャブリのこと。冷えきったセラーでは発酵がなかなか始まらないこともあるので、アルコール発酵のきっかけはタンクで行っている。樽自体、そのほとんどが何年も使用した古樽で、新樽は少ない。また通常のピエス(228リットル)だけでなく、シャブリで昔から使われていたフイエット(132リットル)も見られ、その古典ぶりが強調される。ただし、当のヴァンサンに言わせれば、樽醸造はとりたててワインの品質を決める、決定的要因ではないらしい。大切なのは畑だと主張する。ヴァンサンは1998年に3haの区画で実験的にビディナミ農法を始め、その結果が良好なことから2002年にはすべての畑をビオディナミに転換した。目に見えて土壌のバランスが改善され、病気が減り、腐敗果も少なくなったという。現在、畑の面積は12.35ha。プティ・シャブリから特級レ・プルーズ、そしてレ・クロまで。1級ラ・フォレは4.53haという、このドメーヌ最大の面積をもつクリマで、区画が分散しているためにそれぞれ性格のバラツキが大きい。すべてをアッサンブラージュすることで複雑味が生まれ、完成度の高いワインになるとヴァンサンはいう。2003年から友人がイランシーにもつ畑を賃貸耕作し、赤ワインにもチャレンジしている。コート・ドールのようなボディこそないものの、赤い果実のフレーバーが愛らしい、チャーミングな赤ワインに仕上がっている。