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ドメーヌ・アルベール・グリヴォ ムルソー 1er ペリエール [2020]750ml (白ワイン)

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じつは虎の子のクロ・デ・ペリエールよりも平均樹齢が高く、よりムルソーらしい包容力を感じさせる「ペリエール」。 今日、ドメーヌを運営するのはアルベールグリヴォーの孫にあたる、ミシェル・バルデ夫妻である。クロ・デ・ペリエールのほか、通常のペリエール、村名ムルソー、ブルゴーニュ・ブラン、ポマール1級クロ・ブランの5アペラシオンに、合計6haのブドウ畑を所有。白でも長期熟成の可能なワインがこのドメーヌの方針で、とくにクロ・デ・ペリエールにいたっては10年でも20年でも問題なく寝かしておくことができる。なおかつ熟成が頂点に達した時の素晴らしさは、この世のものとも思えない幸せが味わえるだろう。 「ムルソー 1er ペリエール」は、じつは虎の子のクロ・デ・ペリエールよりも平均樹齢が高く、緊張感が支配するクロに対して、よりムルソーらしい包容力を感じさせる。畑にごろごろ転がる小石の効果でブドウはよく熟し、リッチな味わい。石灰質の強いミネラルがバランスをとる。 ■テクニカル情報■ 醸造・栽培、発酵(樽/タンク):オーク樽、発酵温度:18~21度、熟成(樽【新樽率】/タンク):5分の1、熟成期間:11ヵ月、マロラクティック発酵の有無:Yes、瓶詰め時のフィルターの有無:Yes、所有面積:1.5459ha、土壌:粘土(46%)シルト(30%)砂(24%)、ぶどう品種(セパージュ):Chardonnay 100%、ぶどうの仕立て:ギュイヨ、平均樹齢:49年、平均年間生産量(本数):5000~6000本、収穫量:44hl/ha、収穫方法:手摘み Albert GRIVAULT Meursault 1er Cru Perrieres ドメーヌ・アルベール・グリヴォ ムルソー 1er ペリエール 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ムルソー 原産地呼称:AOC. MEURSAULT ぶどう品種:シャルドネ 100% アルコール度数:13.5% 味わい:白ワイン 辛口Albert GRIVAULT / アルベール・グリヴォムルソーで最上と評される区画、クロ・デ・ペリエールを所有するドメーヌオスピス・ド・ボーヌのキュヴェにもその名を留める、アルベール・グリヴォーがドメーヌを設立するのは1879年。若干23歳でムルソーのクロ・デ・ぺリエールを取得した年にその歴史は始まる。現在はアルベールの孫に当たるミシェル・バルデが息子のアンリ=マルクとドメーヌを運営、つくりは娘のクレールが担当する。ムルソーを中心に区画を所有するドメーヌの総面積は9ヘクタールにおよび、モノポールのクロ・デ・ぺリエールを筆頭に、ぺリエール、ムルソーACにブルゴーニュ・ブランと白が大半を占めるが、赤のプルミエ・クリュ、ポマール・クロ・ブランもある。フラッグシップであるクロ・デ・ぺリエールはペリエール下部に位置する1ヘクタール弱(正確には0.9452ヘクタール)の石垣で囲まれた区画。その昔からモンラッシェと並び称されたクオリティを誇り、時の権力者が代々所有してきた経緯がある。今もムルソーにおけるグラン・クリュ昇格の最有力候補。アルベール・グリヴォーにはクロ・デ・ペリエールのすぐ北隣に接するペリエールの区画もあり、広さは1.5459ヘクタール。1904年以来、1世紀以上にわたって所有し、樹齢も平均で50年ほどとドメーヌのなかでは最も高くなっている。ムルソー・ヴィラージュ――リュー=ディはオー・ヴィラージュ、クロ・デ・ペリエールやペリエールと異なり、村のすぐ西に位置している――もクロで囲われ、フランス革命以前から耕作されてきた由緒ある区画。ぶどう樹のほとんどは1971年の植え付け。ドメーヌ唯一の赤クロ・ブラン――故アンドレ・シモンはクロ・ブランをリュジアン、グランゼプノとともにポマールのテート・ド・キュヴェにあげている――は、グランゼプノの西に接している区画で、そこに1ヘクタール弱を所有。12世紀、シトー派修道会がミサ用の白ワインの区画として、白ぶどう樹を植えていたことからこの名がついた。カーヴでの果汁、ワインの移動はグラヴィティ・フロー。シャルドネーは全て樽発酵するが、それぞれのテロワールの異なりをマスキングすることのないよう、新樽の割合は低く――クロ・デ・ペリエールで4分の1以下――抑え、またマロ=ラクティークの順調な進行のため、カーヴ全体を温めるという配慮もしている。そして以前は1年半前後おこなっていた樽熟成も、つくりがクレールに替わってからは、半分の9ヵ月ほど――その間はバトナージュも欠かさず、オリと十分に接触させる――で瓶詰めするようになった。生み出されるワインに共通するのは、ピュアな果実味に豊かなミネラルと瑞々しい酸がバランスする、背筋の通ったスタイル。ヴィラージュのムルソーもくっきりした輪郭の、ポテンシャルを感じさせるもので、クラス毎の差異が高い次元で位階を構成している。ピュリニーと言われても違和感のない仕上がりのぺリエールに較べ、常に厚みと複雑さで勝り、グラン・クリュを思わせる奥行きとアフターが備わるクロ・デ・ペリエールは、そのテロワールの異なりを歴然と感じとることができる。上記銘柄に2005年のミレジムからブルゴーニュACが加わった。ところはクロ・デ・ペリエールのすぐ上の斜面で、長らく休耕地となっていた区画。ドメーヌでは1999年にぶどうを植樹しようやく生産開始となったが、この区画にムルソーACの若木からのワインをアサンブラージュして仕上げた、カリテ・プリなもの。