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ドメーヌ・ド・レードル コート・デュ・ルーション カルマン・ブラン [2017]750ml (白ワイン)

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彗星のごとく登場したスーパー・ルーション! ドメーヌ・ド・レードルは、運搬業に従事していたジャック・カスタニーと、銀行でIT業務に携わっていたパスカル・デューニドゥが、果実感を生かした力強さの中に美しくバランスの良いエレガンス溢れるワインを造りたいという情熱の下に、ガレージをカーヴに改装し、2002年よりこの冒険をスタートさせました。 手作業による栽培、徹底的な収量制限、区画ごとの手摘みでの収穫、2度にわたる選果作業、冷蔵トラックでの搬送など、あらゆる手間と努力の末、2003年の初ヴィンテージでパーカーポイント90点を獲得しました。この成功は、二人のその後のワイン作りにとって大きな原動力となりました。2005年から白ワインの生産も始め、2012年には22,000ボトルを生産するまでに成長しました。レードルのワインは、コート・デュ・ルーションにおける最高峰のワインとして現在世界12か国に輸出され、トップキュヴェのコート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・レードルは、2012年ヴィンテージでパーカーポイント96点という高評価を得ており、今後のルーション地方において最も注目されている生産者です。 「コート・デュ・ルーション カルマン・ブラン」は、割と厚みのある白ワインで、柑橘系果実のアロマが特徴的だ。南仏は雨が少なく日照量が高いので、ブドウがよく熟す。グルナッシュ系品種は、完熟してから収穫しなければならないという特徴があり、潜在アルコールが15~16%ぐらいまで熟してから収穫している。場所によりアルコールがやや低くなる区画があるため、ブレンドして14~15%ぐらいに収めている。 50%はステンレスタンク、50%はブルゴーニュ式のバリックで熟成していて、熟成期間は、6~7ヶ月程。それほど長くは寝かせていない。レードルの哲学としては、樽はあくまでもワインの一要素であり、樽香が果実味をマスクするようなことがあってはならないと考えている。このため、新樽を使うことは殆どなく、1~2年物の樽を主に使用している。(2018年4月来日時:生産者より) ■コメント■ 淡く青みを帯びたゴールデンイエローの色彩を湛え、レモンを思わせる柑橘系果実のアロマが香る。空気に触れるにつれて、次第に桃のような香りが出てくる。フレッシュで芳醇な果実味を湛えた厚みのある味わいで、余韻の長い後味が広がる。アペリティフというよりは、食事と共に楽しむワイン。魚、鶏、チーズ、両面を炙ったホタテにトリュフをのせた一皿と最高の相性。 ■2017ヴィンテージ情報■ 2017年は、4月末の春霜により、甚大な被害に見舞われた地域がいくつかあった。霜害による甚大な被害が報告されたのは、1991年以来。この年の春霜は時期が遅かったためにブドウの発育も進んでいたため、1991年の霜害よりも大きなダメージを被る結果となり、非常に低収量の年となった。2015、2016、2017年と極端に乾燥した年が3年連続で続いたため、ブドウは次第に果実味が凝縮した。この結果、2017年は収穫量が減った分、果実味が凝縮し、クオリティの高いヴィンテージとなった。2017年は、夏は雨のない乾燥した天候が続いたが、冬は寒冷で雨が多く降ったため、結果的に非常にメリハリのあるヴィンテージとなった。 ■テクニカル情報■ 産地:ルーション地方北部ヴァングロ村(AOCコート・デュ・ルーション地区) 品種:グルナッシュ・ブラン50%、ルーサンヌ30%、グルナッシュ・グリ20% 樹齢:15-75年 アルコール:14.5% 収量:25hl/ha 栽培:有機肥料を使用し、区画ごとに耕作し手摘みで収穫。 醸造:ワインの50%は2年物の樽、50%は温度調節出来るステンレスタンクで区画・品種ごとに別個に醸造。ブドウは除梗し、8-10℃でマセラシオンさせた後、18~21℃ぐらいの温度に保ちながら天然酵母で自然発酵。バトナージュを行いながら8か月澱と共に熟成させた後、瓶詰前にブレンド。 Domaine de l'edre Cotes du Roussillon Carrement Blanc ドメーヌ・ド・レードル コート・デュ・ルーション カルマン・ブラン 生産地:フランス ラングドック・ルーション 原産地呼称:AOP.COTE DU ROUSSION ぶどう品種:グルナッシュ・ブラン 50%、ルーサンヌ 30%、グルナッシュ・グリ 20% アルコール度数:14.5% 味わい:白ワイン 辛口 ★パーカーポイント89-91 ポイント RobertParker #236 2018年4月27日 (飲み頃:2019~2021年) 2017年のカレマン・ブランは、蜂蜜の風味が香る芳醇な白ワインで、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・グリ、ルーサンヌをブレンド。ステンレスタンクと樽で発酵させている。蜂蜜の香りを湛えた円熟したアロマに、ピリッとしたライムの果皮を思わせる鮮やかな酸がバランスを添え、仄かな塩気が後味に広がる。毎年一貫して高い品質を維持しているワインだが、2017年も当たり年と言えるクオリティに仕上がっている。Domaine de l’edre / ドメーヌ・ド・レードル ドメーヌ・ド・レードルは、運搬業に従事していたジャック・カスタニーと、銀行でIT業務に携わっていたパスカル・デューニドゥが、果実感を生かした力強さの中に美しくバランスの良いエレガンス溢れるワインを造りたいという情熱の下に、ガレージをカーヴに改装し、2002年よりこの冒険をスタートさせました。手作業による栽培、徹底的な収量制限、区画ごとの手摘みでの収穫、2度にわたる選果作業、冷蔵トラックでの搬送など、あらゆる手間と努力の末、2003年の初ヴィンテージでパーカーポイント90点を獲得しました。この成功は、二人のその後のワイン作りにとって大きな原動力となりました。2005年から白ワインの生産も始め、2012年には22,000ボトルを生産するまでに成長しました。レードルのワインは、コート・デュ・ルーションにおける最高峰のワインとして現在世界12か国に輸出され、トップキュヴェのコート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・レードルは、2012年ヴィンテージでパーカーポイント96点という高評価を得ており、今後のルーション地方において最も注目されている生産者です。 ルーション地方は、ピレネ・オリエンタル県に広がり、南部と西部はピレネー山脈に接しています。コート・デュ・ルーションは、北はAOCコルビエール、南はスペイン国境まで広がっています。ドメーヌ・レードルは、ペルピニャンから北東30kmに位置するヴァングロ村にあります。コルビエール村よりも東の山稜地帯にあるヴァングロ村は、ロック・クライミングで有名な石灰岩の断崖と、その斜面にそびえる葡萄畑の景観のコントラストが楽しめます。粘土石灰と頁岩質の泥灰岩から成る土壌、豊かな日照量、夏に新鮮な空気をもたらすトラモンターニュと呼ばれる乾燥した季節風、多様な向きの畑、高い標高といった土地条件により、ルーションの中でも特に優れたテロワールを形成しています。 ■2013・2014・2015ヴィンテージ情報■(ワインアドヴォケート誌224号2016年4月29日掲載) ルーション地方は、昔から質の高いワインを輩出するワインのメッカとも言える地である。昨年主にバレル・テイスティングを行った2013ヴィンテージは、まだ産声を上げたばかりの若いワインではあったものの、冷涼な気候を反映したピュアで焦点の定まったフレッシュな味わいが感じられた。一級品のワインは、凝縮感のある美しい味わいに仕上がっていたが、もう少し味の広がりや深みが欲しいと思うことが時折あった。しかしそれでも尚、2013年が素晴らしいヴィンテージであることに変わりはなく、よくバランスのとれたエレガントなワインを生み出すルーションの実力を感じさせた年だった。中でも一級と言われるワイナリーが出すものは、極めて寿命の長いワインとなるに違いない。 2014ヴィンテージは、前年に比べると品質や濃度はやや劣るものの、ミディアムボディのエレガントでクラシックな特色が最大限に引き出されており、若いうちから素晴らしい味わいが楽しめる。当たり年ほどの力強さや芳醇な味わいこそ感じられないが、実に数多くの魅力を備え、確かな価値を見出すことが出来る。2014年は冷涼で収穫期が遅く、収穫量の多い年であった。夏季は穏やかで湿気の多い日が続き、風が殆ど吹かず(多くの栽培家によると、トラモンターヌの季節風が吹かない極めて珍しい年であった)、収穫期は冷涼な気候の影響で、収穫量こそ多かったものの、熟れたブドウを収穫するのに多くの栽培家が苦労を余儀なくされた。コリウールの海沿いのアペラシオンは、この年最も異彩を放つ産地の1つで、地中海にそびえる片岩質の美しく険しい斜面で育まれる素晴らしいワインの数々は、正にこの年必見のワインである。 今回あまり多くのサンプルテイスティングは出来なかったものの、2015ヴィンテージは、果実味が素晴らしく壮大なスケールが感じられ、よく熟れたタンニンの風味豊かな味わいを備えた魅力的なワインが数多く輩出されるだろう。冬季から初春にかけての降雨量は平均よりもやや多く(これは極めて良い兆候)、2月の寒い気候がブドウ樹によい休眠期間をもたらし、5月には暖かく穏やかで乾燥した気候が訪れ、8月は小さな嵐に見舞われたが、収穫期は一貫して理想的な天候条件に恵まれた。白ワイン品種の収穫が8月初旬から始まり、理想的な気候の下、殆どの作り手が9月末頃までにはほぼ収穫作業を終えた。この年のワインについては来年のこの時期にテイスティングを予定しているが、2013年と2014年の冷涼なヴィンテージの後、2015年は暖かな気候を反映した芳醇でより口当たりの滑らかなスタイルに回帰することだろう。