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ドメーヌ・ミシェル・グロ クロ・ヴージョ グラン・クリュ グラン・モーペルテュイ [2020]750ml

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1967年に先代のジャン・グロが、当時11歳のミシェルの名義で購入した「クロ・ヴージョ グラン・モーペルテュイ」 ドメーヌ・ミシェル・グロは、コート・ド・ニュイの心臓部ヴォーヌ・ロマネ村に所在し、その起源は1830年、グロ家の一人がこの村に定住してドメーヌを構えたことに遡ります。後継者たちは代々ブドウ畑の入手に勤め、現在の栽培面積は23ヘクタールに達します。中でも貴重なのはヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ《クロ・デ・レア》で、1860年にグロ家がこの畑を購入して以来、今日までずっと単独所有(モノポール)でワイン造りを続けています。現在はピエール・グロがこの歴史あるヴィニュロンの家系の7代目当主となり、父ミシェルとともに先代たちから受け継いだ家業を発展させています。 「クロ・ヴージョ グラン・クリュ グラン・モーペルテュイ」は、ミシェル・グロのクロ・ヴージョは斜面上部、グラン・ゼシェゾーとの境界線にあるグラン・モーペルチュイ。1967年にジャン・グロが、当時11歳のミシェルの名義で購入した。成育の早い区画であり、クロ・ヴージョとしてはタンニンが柔らかく、エレガントなスタイル。若いうちから楽しめる。もちろん、10~15年の熟成は造作ない。 ■テクニカル情報■ 村名、プルミエクリュ、グランクリュのワインは、仕込みタンクから引いた後、数日後に樽詰めして18か月間寝かせます。格付けやその年のワインの特性に応じて全体の新樽率は平均25~30%で、村名なら30%、プルミエクリュ50%、グランクリュ100%といった具合に新樽を割り当てていきます。翌年の冬、マロラクティック発酵が終わると亜硫酸を添加しワインを安定させます。複数の樽に跨って18か月間の熟成を遂げた同一のアペラシオンのワインをブレンド用のステンレスタンクに集め、アペラシオン毎に卵アルブミンによって全体を清澄し、8月の瓶詰めまで静かに寝かせます。 Domaine Michel GROS Clos Vougeot Grand Cru Grand Maupertuis ドメーヌ・ミシェル・グロ クロ・ヴージョ グラン・クリュ グラン・モーペルテュイ 生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ヴージョ 原産地呼称:AOC. CLOS DE VOUGEOT ぶどう品種:ピノ・ノワール 100% 味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ ■2020年ヴィンテージ情報■ 2020年はブドウの成長サイクルが早く、強い日差しを受けた年です。収穫された少ない重量のブドウは、非常に凝縮していました。 2019年から20年に移り変わる冬の雨量は標準的で、穏やかな気候のもと、軽い凍結に留まる日々が多く見られ、2月末には木々が芽吹きの準備を始める兆しが見られました。芽は3月末に早々に伸び始め、2020年のブドウは非常に早熟になるだろう事が予測されました。4月初旬に幾日かの冷気が訪れた後、気温は再び上昇し、ブドウの成長は暴走しました。4月後半から5月一杯まで一貫したリズムで伸び続け、平均すれば週に2枚ずつ新葉が増えるスピードで枝が伸びていきました。ドメーヌのチームはそのスピードに追いつくよう芽かきに精を出し、その後、新枝を持ち上げる相次ぐ作業も、成長リズムに合わせて遂行していきました。 5月18日頃にはコートでブドウの花が咲き始め、5月下旬にオート・コート・ド・ニュイで咲き終わりました。暑さと少ない雨のもとで新たに夏が始まり、7月中旬までこの好条件下でブドウは育っていきました。非常に早くにブドウは色づき始め、2020年の早熟度が記録的であることが観測されました。また、この天候条件はベト病とウドンコ病の脅威も妨げることになったので、ブドウ樹は健全な状態に保たれました。7月末から8月にかけて水不足の影響が表れ始め、コートの畑は徐々に黄色に傾いていきました。それでもブドウの成熟は阻まれることなく一貫したリズムで進んでいきましたが、水不足のせいでブドウの粒は思うように膨らみませんでした。 収穫は8月28日にコートで始め、9月10日にオート・コートで終えました。2018年、19年同様、ブドウの健全さは疑う余地のないパーフェクトな状態で、ブドウの選別はほとんど必要ありませんでした。 パーフェクトな健全さ、完遂した成熟度、水不足に起因する果汁の少ないブドウから、2020年は偉大な凝縮度を誇るワインが生まれました。一方、フレッシュさや酸味の点では19年より高いことが言えます。つまり、2020年のワインは15年、18年、19年のヴィンテージの系統に属し、特徴としてはピュアで正確さがあり、極めて凝縮度が高く、美しいバランスに恵まれた完熟の年と言えます。Michel GROS / ミシェル・グロ 1830年から続くヴォーヌ・ロマネの名門中の名門グロ一族 旧ジャン・グロの正統的後継者「ミシェル・グロ」 ドメーヌ・ミシェル・グロは、コート・ド・ニュイの心臓部ヴォーヌ・ロマネ村に所在し、その起源は1830年、グロ家の一人がこの村に定住してドメーヌを構えたことに遡ります。後継者たちは代々ブドウ畑の入手に勤め、現在の栽培面積は23ヘクタールに達します。 中でも貴重なのはヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ《クロ・デ・レア》で、1860年にグロ家がこの畑を購入して以来、今日までずっと単独所有(モノポール)でワイン造りを続けています。現在はピエール・グロがこの歴史あるヴィニュロンの家系の7代目当主となり、父ミシェルとともに先代たちから受け継いだ家業を発展させています。 ヴォーヌ・ロマネにおけるかつての大ドメーヌ、ジャン・グロは、96年に3人の子供への相続が完了。リシュブールを妹のアンヌ・フランソワーズに譲る代わり、ジャン・グロの看板となるモノポール畑、ヴォーヌ・ロマネ1級クロ・デ・レア2.12haを継承したのが長男のミシェル・グロ。また、ジャン・グロのラベルが消滅するはるか以前から、実質的にジャン・グロのワインを造っていたのもミシェル・グロである。 あらためてグロ家の家系について述べれば、ジャン・グロにはほかに3人の兄弟がおり、兄のギュスターヴと妹のコレットはグロ・フレール・エ・スールを創設。このふたりには子供がなかったため、ジャンの次男、つまりミシェルの弟であるベルナールが跡を継いだ。 ジャンの弟のフランソワはドメーヌ・フランソワ・グロを立ち上げ、娘のアンヌが成長するとドメーヌ・アンヌ・エ・フランソワ・グロに改名。95年以降、ドメーヌ・アンヌ・グロとして継承された。 ミシェルの妹、アンヌ・フランソワーズはポマールのフランソワ・パランに嫁ぎ、ジャン・グロの生前贈与が始まった1988年にドメーヌ・A-F・グロを創設。ワインを醸造しているのは夫のフランソワ・パランである。このように現在、グロを名乗るドメーヌは全部で4つ存在する。 ドメーヌ・ミシェル・グロはヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、シャンボール・ミュジニーに畑を所有。特級畑としてはクロ・ヴージョの最上部に0.2haの区画を所有する。ただし、もっとも広い畑はブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイで、その面積は10haを超える。これはジャン・グロとは別にミシェル・グロが若い時からコツコツと広げた区画である。 ミシェル・グロのワインは濃いめの色調をもち、果実味が前面に出て、オークの香ばしいフレーバーが豊かに香るタイプ。しかしながら、アペラシオンごとのテロワールはそのテクスチャーの中にきちんと表現され、ニュイは力強く、ヴォーヌは気品があり、シャンボールはシルキーである。 また生産量の多いオート・コートは、価格の割りに質が高く、ラインナップの中でもとくにお値打ちの1本といえよう。