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シャトー・カロン・セギュール [2021]750ml 【2021ボルドー】

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常に安定した高いクオリティ「カロン・セギュール」 クラシカルで堅牢なスタイルと愛らしいハートのラベルが魅力。 メドック地区でのブドウ栽培発祥の地とも言われ、メドック地区のワインは全てここから始まったと言っても過言ではない「サン・テステフ村」。 この村で生み出されている「カロン・セギュール」は、メドック地区の格付けシャトーの中でも最北端、ボルドーのジロンド川河口に位置し、およそ48haの粘土質の多い土壌で、ボディーのしっかりした濃いルビー色のワインを造り出しています。 当時の所有者、「セギュール候爵」こそ、この「カロン・セギュール」という名の元になっている人物です。 18世紀、かのラフィットやラトゥールをはじめ、いくつもの有名なブドウ園を所有していたセギュール候爵ですが、「ラフィット、そしてラトゥールでもワインを造ってきたが、私の心はここ、カロンにある」と述べ、「カロン・セギュール」にその情熱を傾けました。 有名な「ハートラベル」には、そんなセギュール候爵の並々ならぬ熱い想いが込められているのです。 ■2021年ヴィンテージ情報■ 2020年と同様、穏やかな冬の気温とたっぷりの雨がブドウの木の早期の目覚めを促した。幸いなことに、4月7日と8日に襲った霜の被害からブドウ畑を守ってくれた。気温と日照時間が例年の10年間とはかなり異なっていたため、ブドウが熟すまで、栽培期間中は常に警戒が必要だった。予防的措置、早期の葉の間引き、間引きのおかげで、熟したカベルネを収穫する前に、10月初旬の待望の高気圧の到来を待つことができた。メルロは10月28日から2日の間に、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドはすべて10月4日から13日の間に収穫された。2021年ヴィンテージはボルドーの古典主義を特徴としている。適度なアルコール度数、フレッシュさ、そして偉大な熟したカベルネによるクリスピーでエレガントなタンニン。 ■テクニカル情報■ 醸造コンサルタント:エリック・ボワスノ 土壌:第四紀に川によって堆積した砂利の厚い層。下層土は主に第三紀の粘土。砂利層の上部には、ラクストリン起源の薄い粘土層がある。 面積:55ヘクタール 生産面積:45ヘクタール(作付面積50ヘクタール)。 ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロ35%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド2% 平均樹齢:22年、剪定方法:ダブル・ガイオ、栽培密度:8,000本/ヘクタール、目標収穫量:1ヘクタールあたり45ヘクトリットル 収穫:手作業。ブドウの木についたブドウの最初の検査。振動式除梗機と手動の選果台で選果。 醸造:温度管理されたステンレスタンク。醸造期間は18~21日間。 熟成:18~20ヶ月、100%新樽。卵白で清澄。 平均年間生産量:約80,000本 Chateau Calon Segur シャトー・カロン・セギュール 生産地:フランス ボルドー サン・テステフ 原産地呼称:AOC. SAINT ESTEPHE 格付け:第3級 ぶどう品種:カベルネ・ソーヴィニヨン56%、メルロ35%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド2% アルコール度数:13.0% 味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ vinous:97 ポイント 97 Drinking Window 2031 - 2061 From: 2021 Bordeaux: L’Enfant Terrible (Feb 2024) A Saint-Estephe of stature and vertical intensity, the 2021 Calon Segur dazzles from the very first taste. Spice, menthol, licorice, black cherry, mint and espresso are some of the many notes that build with a bit of coaxing. The 2021 clocks in at a modest 12.9% in alcohol, yet it possesses tremendous density and textural resonance. What a wine! Tasted two times. - By Antonio Galloni on December 2023 ワインアドヴォケイト:93 ポイント The Wine Advocate RP 93 Reviewed by: William Kelley Release Price: NA Drink Date: 2027 - 2051 Revisited in bottle, the 2021 Calon-Segur opens in the glass with aromas of dark berries mingled with aromas of violets, pencil shavings, lilac, Indian spices, cigar wrapper and grilled meats. Medium to full-bodied, dense and suave, with powdery tannins, lively acids and a penetratingly sapid and discreetly carnal finish, it appears to have lost a touch of aromatic precision during elevage, but it remains a compelling Calon-Segur. Calon-Segur is in the midst of a renaissance. A true "clos," this walled 55-hectare vineyard, the first to be cultivated in Saint-Estephe, was long planted at a low density of 6,000 vines per hectare. When the cahier des charges (appellation rules) for Saint-Estephe changed in the recent past, mandating a higher minimum density, the Gasqueton family had already begun replanting at 8,000 vines per hectare. Now estate director Vincent Millet is replanting at 10,000 vines per hectare, and each individual vine has been geo-referenced so that treatments and amendments can be adapted on a vine-by-vine basis within each parcel: the latest in high-tech precision viticulture! The varietal breakdown is changing too, with Cabernet Sauvignon on the increase, currently amounting to around 60% of the estate's holdings and with a target of around 75%. In addition to clones, a massal selection, from parcels near the small chapel just to the east of the chateau, is underway. Winemaking, too, has been revolutionized: in an entirely new cellar and winery, the grapes are rapidly chilled by passage through a cold tunnel and undergo a three-day cold soak, before a co-inoculated 18- to 21-day maceration with micro-oxygenation. Maturation follows, in new barrels, for 20 months with a traditional racking every three. If all this sounds very detail-oriented, it's because Millet, who boasts a PhD in wine microbiology and spent several years at Chateau Margaux, is an extremely serious, forward-thinking estate director, and I have no doubt that he is going to unleash all of Calon-Segur's latent potential. Published: Feb 09, 2024 ジェームス・サックリング:93 ポイント CHATEAU CALON-SEGUR ST.-ESTEPHE 2021 Thursday, January 4, 2024 CountryFrance RegionBordeaux Vintage2021 Score 93 A juicy and caressingly astringent red with currant, berry and cedar aromas with citrus undertones. Medium body. Firm and silky with a delicious finish. A little tight at the end. Two or three years will open it up.Calon Segur / カロン・セギュール底土は砂礫(されき)と鉄分の多い石灰岩という、サン=テステフのコミューンの最北区域にあるカロン=セギュールは、格付けシャトーとしては最北端である。カベルン=ガスクトン夫人が所有者で、シャトー在住である点は近隣のモンローズと同様である。珍しい丸屋根と2つの塔のあるカロン=セギュールの白いシャトーは、あたりの風景を圧する趣だ。シャトーの周囲には石壁というか、囲いがめぐらされている。これはブルゴーニュではよく見られるが、ボルドーでは珍しい。カロン=セギュールの歴史はローマ時代に溯(さかのぼ)る。この頃、サン=テステフのコミューンは「デ・カロネス」として知られていた。ワインを生産するシャトーとしての名声は、18世紀、セギュール侯爵のものとされている有名な言葉によっていよいよ増したことは間違いない。彼は「われラフィットやラトゥールをつくりしが、わが心カロンにあり」と言って友人を驚かせたのである。カロンに対する彼の思い入れは、カロンのラベルにあるハートの中に今も生き続けている。20世紀の大半、やるべきことはほとんどすべてやってきたおかげで、カロン=セギュールはしばしば一級シャトーに匹敵するほどのワインを生産するまでになった。1926年、1928年、1929年には格別の成果をあげたし、陰鬱(いんうつ)な1930年代にあっても、1934年のものは上質だった。1945年、1947年、1948年、1949年、1953年には驚嘆すべき成功をなしとげている。1940年代後半から1950年代初めにかけてのボルドーで、これに匹敵する成果をあげたシャトーはないに等しい。1953年の後は、1982年まで、本当に深みのあるワインがつくられたことはなかった。その間も悪くはなかったのだが、1960年代、1970年代は最高の年のものでさえ、かすかに酸化しており、果実味がくたびれていた。時には、カビ臭さがあったり古い木の味わいが強すぎたり、収斂(しゆうれん)味の強いタンニンが多すぎたりするものもあった。ボルドーの内情に精通した者の間では、セラー内でのワインの育て方、いわゆる育成(エルヴァージュ)が原因ではないかと考えられていた。また、瓶詰めが遅すぎたとか、澱(おり)引きや古い樽の清掃が、投げやりとは言わないまでも、丁寧でないことが多かったのだろうとも考えられていた。1982年以降、カロン=セギュールは自分のスタイルを取り戻し、1988年、1989年、1990年、1995年、1996年には上質のワインをつくり出した。この歴史ある偉大なシャトーは1970年代にその方向性を見失ったかに見えたが、今では力強く立ち直り、そのワインは、スタイルこそ大きく異なるが、コス・デストゥルネルやモンローズに迫るほどのものになっている。ガスクトン夫人なら(存命中であれば、彼女の夫君も)こう言うだろう。サン=テステフのすべてのシャトーのうち、カロン=セギュールが最も忠実に、伝統的なスタイルの、成長し花開くまで時間のかかる、長命なワインをつくり続けていると。この点では異論はない。伝統を重んじる人々には、この美しい、歴史的に重要な、有名な1855年の格付けでは(地理的な意味合いで)最後に名のあがる格付けシャトーの近年の労作を、検討してみるようおすすめする。 講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』