Product title

石州銀 複製品 | 石州 丁銀 石見國 石見銀山 石州銀 銀 判銀 島根県 大田市 世界遺産 出雲国謹製

Product details

石州銀 複製品 16世紀後半に「石州銀」として流通した銀貨の複製品(レプリカ)です。 遺された資料を元に流通当時のものに近い形で複製しています。 ■ 石州銀 石州銀とは、16世紀後半に石見銀山産出の銀で造られた いわゆる銀貨です。 額面は記載されず量目によって貨幣価値が決まる秤量貨幣(丁銀)で、 中国地方(山陽道・山陰道)10カ国を領土としたした毛利氏の 領国貨幣でした。 平たい長楕円形状で、銀を鏨で打ち延ばしただけの 素朴な造りです。 「灰吹法」という製法で生成された銀が使用され、 銀貨の表面にはいわゆる槌目が施され、 裏側はざらざらした石目が施されました。 表面の槌目に加えて「御公用(ごくよう)」や 「御取納(おとりおさめ)」の極印が3箇所縦に打たれている ものがあります。 それぞれ「御公用丁銀」「御取納丁銀」と呼ばれます。 その他、「博多御公用」「文禄二中山与左衛門」の極印があるもの、 「石州銀・文禄二卯月日」があります。 以上は、江戸時代に入って作られる鋳造の丁銀の先駆をなすもので、 「古丁銀」と一括されます。 ※萩の毛利藩に長く保存されていた「石州銀」のうちの一枚に 「元亀元(1570)年五月十日」と墨で書いてあったことから、 16世紀には存在していたとされています。 これらは特に「萩銀」「萩判」といわれます。 ■ 灰吹法 銀を鉱石から取り出すには、製錬が必要となります。 その技法のひとつが灰吹法です。 まず鉛と銀の合金を作ります。 これによって、銀と結びついていた不要な部分が取りさられます。 これを灰の上で加熱すると融点の低い鉛が先に酸化して溶け灰に沈み、 灰の上に銀(=灰吹き銀)が残ります。 これは表面張力を利用し、合金を溶かすと鉛だけが 灰に染み込むという性質を利用したものです。 この作業を繰り返すことで銀の純度があがるのです。 この精製の原理は、すでにギリシャ、ローマの時代からあり、 日本でも飛鳥池遺跡という古代の遺跡にその痕跡があります。 石見銀山の灰吹法は、それらの技術を利用したものとみられています。 石見銀山で産出される銀はこの製錬技術を取り入れ、 良質な銀を大量に生産することができたといわれています。 ※ 江戸時代以降の銀貨は、銀座で鋳造で作られます。  そのため槌目や石目がありません。 ■ 石見銀山 島根県大田市にある「石見銀山」。 石見銀山開発初期は、戦国大名大内氏の支配下にあり、 銀は博多から中国、朝鮮半島への貿易決済品でした。 銀山が毛利氏の支配下となった後、銀は温泉津湾から 毛利氏の輸送拠点である下関へと運ばれるようになり、 次第に通貨として流通するようになりました。 日本産の銀は、最盛期には世界の産出銀量の約3分の1 を占めるほどでしたが、その大部分がこの石見銀山で 産出されたものと考えられています。 「石見銀山遺跡とその文化的景観」は、2007年に 鉱山遺跡としてはアジアでは初めて世界遺産に登録されました。 その規模は529ha(東京ディズニーランド約11個分)で、 当時を彷彿とさせる趣深い町並みには今も人々が暮らし、 歴史を伝え残しています。 詳細情報 サイズ等縦:約81mm横:約28mm厚み:約3mm 重量約89g 銀含有率96% 包装桐箱入り 【注意事項】・ご使用のモニタやブラウザ等の環境により、色味が異なる場合がございますので、あらかじめご了承下さいませ。 【店頭での併売について】当オンラインショップの商品は実店舗との共有商品もございますので、両店舗で販売が重なる場合がございます。万一品切れとなってしまった場合は、当店よりご連絡させていただきます。何卒ご了承くださいませ。