移民社会のナショナリズム シンガポール近代華人社会史研究 （風響社あじあブックス） [ 持田　洋平 ]

シンガポール近代華人社会史研究 風響社あじあブックス 持田　洋平 風響社イミンシャカイノナショナリズム モチダ　ヨウヘイ 発行年月：2024年10月20日 予約締切日：2024年10月19日 ページ数：432p サイズ：単行本 ISBN：9784894893306 持田洋平（モチダヨウヘイ） 1986年生まれ。2019年慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻後期博士課程修了。博士（史学）。専攻はシンガポール華人社会史、華人研究。現在、慶應義塾大学文学部訪問研究員、神奈川大学アジア研究センター客員研究員。主な論文として、「シンガポール華人社会の「近代」の始まりに関する一考察：林文慶と辮髪切除活動を中心に」（『華僑華人研究』9号、7ー27頁、2012年、日本華僑華人学会2014年度研究奨励賞（論文）受賞）など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　一九世紀のシンガポールにおける華人社会の形成と発展／第2章　林文慶らの出現と辮髪切除活動に起因する騒動（一八九六ー一八九九年）／第3章　康有為のシンガポール来訪とその社会的影響（一九〇〇年）／第4章　孔廟学堂設立運動の展開（一八九八ー一九〇二年）／第5章　シンガポール中華総商会の社会的機能の形成過程（一九〇五ー一九〇八年）／第6章　「国語」教育を標榜する初等学堂の設立ラッシュ（一九〇六ー一九〇九年）／第7章　「満州人蔑視」言説の系譜と「革命派」の出現／第8章　中華民国期における展開 ethnic　Chineseと英訳される華人だが、1896年から1909年のシンガポールを微視すると、それは単なるエスニシティの区分ではなく、ナショナリズムとともに生まれた自意識であった。今日グローバルに展開する中華系ネットワークは、この十数年の激流を知らずには理解できない。巨視・微視を交えた著者渾身の歴史ドキュメンタリー。 本 ビジネス・経済・就職 経済・財政 その他