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台湾で日本人を祀る 鬼から神への現代人類学 慶應義塾大学東アジア研究所叢書 / 三尾裕子 【本】
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細台湾には、かつての支配者を信仰対象とする廟や祠が多数存在する。本書では、これを「日本神」と名付け、民間信仰に埋め込まれた植民地経験・戦争経験と民衆の歴史認識や、新しいメディアを通した観光化の中で生成する「日本神」像を探る。目次 : 台湾の民間信仰と日本神/ 第1部 メディアと観光の中の日本神(英霊と好兄弟のあいだ—メディア言説、現地の実践、新たなコミュニケーション/ 台湾の日本神をめぐる信仰と観光—高雄の保安堂における歴史の選択と新たな展開)/ 第2部 民衆の記憶と日本神(田中綱常から田中将軍への人神変質—民族・国家の境界を超える民衆史学/ 植民地経験、戦争経験を「飼いならす」—植民地・戦争経験の記憶の媒体としての日本人の霊魂)/ 第3部 台湾の在来宗教信仰と日本神(廟神の出自により儀礼に差異は見られるか—台湾の日本神を祀る廟と中華神を祀る廟における儀礼・祭祀の比較/ 台南市内における日本人の神々—主に航空事故に起因する事例から/ 漂流物が神となる—日本神の外来性解析)/ 日本神信仰と出会う—民族誌映画撮影の経験と視点