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[2019] Bourgogne Blanc Le Clos du Chateauブルゴーニュ・ブラン レ・クロ・デ・シャトー【 de MONTILLE ド・モンテーユ 】

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【 de MONTILLE ド・モンテーユ 】 ~インポーターの資料より ヴォルネー、ポマールで一、二を争うワインを生んでいたドメーヌは現在の当主 エティエンヌが率いるようになって大きく飛躍した。 父ユベールから受け継いですぐの1993年、初めて白の区画を入手――アペラシオ ンはピュリニー、プルミエ・クリュのル・カイユレがそれで、かのモンラッシェ からわずか20メートルに位置する卓越したクリマ――。 さらに2005年にはムルソーの村にシェとカーヴを購入、設備も新たに陣容を整え、 グラン・クリュ、さらにはコート・ド・ニュイにも区画を取得――コルトン、ク ロ・ヴジョーにヴォーヌ=ロマネのプルミエ・クリュのマルコンソール、それに ニュイ=サン=ジョルジュなど――、耕作面積も当初の7ヘクタールから倍以上の 17ヘクタールに広がった――プルミエ・クリュが大半を占め、次ぎにグラン・ク リュが続き、ヴィラージュとレジオナルは各1銘柄のみという内容――。 ドメーヌの名声を高めたユベールと同じく弁護士でもあるエティエンヌ―― フランス革命以前からヴォルネーの地に所領があり、貴族でもあったモンティー ユ家は代々法曹関係を輩出してきた――は、以前のデリケートなタイプながら長 い時間をかけて熟成するスタイルはそのままに、近年より柔軟性を備えたワイン を生むようになった。 20年近く前から畑ではビオロジーク――それまでも除草剤などは使用せずに栽培 はおこなっていた――を取り入れてきたが、現在ではほとんどビオディナミでの 耕作となっている。収量はミレジムで異なるものの、芽掻きでしっかりと切り詰 め、さらに徹底的にトリ――年にもよるが2割近い果実を廃棄することもある― ―を付し、高くてもヘクタール当たり30ヘクトリットル台に抑えている。 つくりは非常にフレキシブルで、ミレジムによっては180度異なるといってもよく 、例えば2004年のヴォルネーの全銘柄は100パーセント除梗したが、2005年は逆 に全く除梗せず、果実のカットもしなかった。アルコール発酵は高めの温度まで 引き上げ、ルモンタージュはせずピジャージュも少なめ。 新樽は通常多くても3割を超えないが、2007年の場合、同じグラン・クリュでも コルトン・クロ・デュ・ロワには3分の1、クロ・ヴジョーに半分をあてがった反 面、プルミエ・クリュのマルコンソール・キュヴェ・クリスティアーヌ――マル コンソールのなかでもラ・ターシュに入り込んだ区画で、テロワールもほとんど グラン・クリュと同等――は8割という高い比率でしつけた。期間は20ヵ月前後 と長めにとり、清澄、フィルターは無し。 生まれるのはピノ・ノワール本来の透明感ある色調の、舌の上にくっきりとした 輪郭を描き出す、うまみ十分の美しくエレガントなワイン――ユベールの時代と 同じくアルコールは高くても13パーセント止まり――。そして本拠地ヴォルネー のタイユピエとミタンとが異なるクリマであることが如実に実感できるテロワー ルの異なりもしっかりと表現されている。シャトーの前に広がる、石垣に囲まれた畑。 比較的表土が深いものの、粘土というよりはシルト(粘土と砂の中間の粒子) のため水はけはよい。生育が早めで果実味の高いブルゴーニュ・ブランとなる。 グレープフルーツや洋梨の華やかな果実香。柔らかく、穏やかな口当たり。