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甘夏 川野夏橙 【特等2年生苗木】 苗木 みかんの木 接木苗 みかん 5号 ポリポット (直径15cm) シンボルツリー 庭木 植木 木 常緑樹 鉢植え ベランダ 柑橘 贈り物 ギフト プレゼント 新築祝い 出産祝い 誕生日 ガーデニング 家庭菜園

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甘夏(川野夏橙) 普通夏橙の一樹変異である。 最も大きな特徴は、減産が早いことである。果実の単為結果性は弱いが、自家受粉による種子形成力は強く、結実性は良好で、豊産性である。 果実の大きさは400~500g程度。果皮は凸凹が顕著で粗く、厚いため、剥皮はやや困難である。熟期は3月であるが、酸が早く切れるので、1月から収穫出荷している場合もある。木成りでは、ス上りする場合があるので、2月には収穫し、貯蔵後の3月から5月まで販売できる。 ・来歴  大分県津久見市の川野豊氏の園で、昭和10年頃カラタチ台の普通夏橙として植栽された中から発見された1樹変異である。最も大きな特徴は、減酸が早いことである。昭和25年に名称登録された。甘夏、甘夏ミカンと言われているが、本来の品種名は川野夏橙である。  育成当時は、普通甘夏がまだ多く栽培されており、川野夏橙のス上りが早く品質が劣るとの理由からあまり栽培されなかった。  しかし、昭和30年代頃から、大分県、熊本県田浦町、愛媛県御荘町などで集団栽培が開始され、夏橙より有利に販売できたため、その後全国的に普及した。  昭和51年には普通夏橙の生産量より多くなり、昭和59年には1万haを突破したが、その後、グレープフルーツの輸入自由化あるいは消費者の簡便性を求める食生活の変化のため、消費が減退し、徐々に栽培面積が減少した。  平成7年の夏橙全体の栽培面積は、5,760haと最盛期の半分にまで減った。現在の産地も、熊本県、愛媛県、大分県などの一世を風靡した産地で、営々と栽培されている。 ・樹の特性  樹勢は強く、樹姿は幼木時は直立するが、やがて成木になるにつれて非常に開張してくる。葉の大きさは中程度で翼葉はほとんどない。樹体の耐寒性は中程度で、温州ミカンより弱い。かいよう病も温州ミカンより弱い。ヤノネカイガラムシは比較的つきにくい。  果実の単為結果性は弱いが、自家受粉による種子形成力は強く、結実性は良好で、豊産性である。 ・果実特性  果実の大きさは400〜500g程度である。果形は扁球形で、果皮は凸凹が顕著で粗く、やや厚い。剥皮はやや困難である。果色は黄橙色である。じょうのう膜は固く、食べられない。ナリンギンによる苦みがあり、寒波を受けた場合は苦みが多くなり食することが出来ない。果汁の酸含量が高く、甘味は中程度である。含核数は20〜30粒である。熟期は3月であるが、酸が早く切れるので、1月から収穫出荷している場合もある。木成りでは、ス上りする場合があるので、2月には収穫し、貯蔵後の3月から5月まで販売できる。