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英語ジュニアワークノート解答・指導書
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□A4版160ページ ※英語ジュニアワークノート指導書より 【指導ポイント1】 Book1〜Book6までは、それぞれの8つのパートから成り立っています。ひとつのパートはおよそ、45分から60分で出来ます。週に1回のペースでBook1を8週間、約2ヶ月で学習できます。全巻を終了するには48週が必要です。 【指導ポイント2】 一日で学習するのは、以下の三つのコーナーです。アクティビティー(2ページ)アルファベット&ワーズ(2ページ)ライト&リード(2ページ)。 ○アクティビティー 色ぬり、絵かき、パズル、ゲームなどを通し、出来る限り広く英語に親しむためのコーナーです。従って、単語も身近なものを集め、使ってある文も文法的な順序を無視し、出来る限り自然な文を使ってあります。命令文、複数形、進行形、a・an・theの区別などは、文法的な説明は不要です。「実際そのようにある」英語として、繰り返し学習させて下さい。 ○アルファベット&ワーズ 本書では、アルファベットの習得には特に力を入れています。中学生になり、単語を覚えられない子の多くが、アルファベットの学習が十分でないから、というデータに基づいた処置です。このコーナーでは、アルファベットの他に英単語も学びます。カンのいい子供なら、音と文字の関係をすぐにつかみ、本書で扱う三百語程度の単語なら書けるようになります。たとえ書けなくても、読めて意味がわかる、これくらいは目標にすえたいものです。 ○ライト&リード このコーナーは、中学課程の先取り授業です。中学英語の前半部の単元を、ゆっくり時間をかけ、楽しく、視覚的にもわかるように構成してあります。中学の予習だからと、このコーナーでことさら力が入らないように留意する必要があります。あくまで、楽しく、ゆったりと、英語の広い世界との出会いを作ってやることが大切です。 ライト&リードをのぞく、アクティビティー、アルファベット&ワーズのコーナーには、普通のテキストでみられるような、通し番号や設問がありません。その代わりに、絵文字によって、何をやるかのおおよその指示がしてあります。指示は以下の六種類あり、具体的な指導は、教室で先生に行ってもらわなければなりません。 ○COLOR もちろん色ぬりです。本書では、色を中心にした様々な作業学習を行いますので、ここで扱う九色は完全に覚えさせて下さい。 ○DRAW 指示に従い絵を描くもので、形容詞の形状などはこれで学習します。 ○CONNECT 絵と文を結びつけ、文の読み取りを視覚的にやらせるものです。 ○CIRCLE 単語などを○でかこむことで文意をくませます。 ○WRITE 英語を書いて覚える指示。 ○Q&A 英語の問いに答える様々な問題に、これは使われています。 なお、ライト&リードには通し番号、設問がつけてあり、通常のテキストのように、すすめることが出来ます。 【指導ポイント3】 具体的な授業のすすめ方を検討してみます。小学英語の場合、授業の進行は、クラスルーム・イングリッシュを出来るだけ多用する方が効率的だという結果が出ています。もちろん英語の指示だけでは子供にはわからないのでジェスチャーを交えて指示を与えて下さい。 「Color the pictures.」「Repeat after me.」というふうに、英語をリズミカルに用います。先生の方で、指示を英語で与えておけば、音読練習の時など、スムーズに進行出来ます。 なお、クラスルーム・イングリッシュの例文は、指導用のCDに吹き込んでありますから、それを参考にして下さい。 □音読練習−英語のみでイメージさせる 小学英語で重要な位置を占めるものは、音読練習です。アルファベットや単語ページをのぞき、問題をやれば、必ず音読練習をやらせて下さい。 音読練習は一人一人をあててやる個別的な方法と、一斉に音読する方法があります。BOOK1の1ページ目を例にそのすすめ方を示してみましょう。 a red apple a brown table a black cat a yellow bird 第1ページには、以上四つの語句が出て来ます。子供たちが色ぬりを終えると、一人一人をあて、各々の語句を読ませ、答え合わせをします。 生徒「a red apple」 先生「OK、Good!」 という具合に進行させます。子供がつまるようなら、先生が手助けしてやって下さい。 生徒「……。」 先生「a」 生徒「a…」 先生「(赤い色の色紙などをみせて)」 生徒「a red apple!」 四人の子供が各々の語句を読めたら、全員で、ニ、三度ずつ読ませます。 先生「a red apple」 生徒「a red apple」 以下同様にすすめて下さい。 □色ぬり指導−英語と日本語を交えて 色ぬりは、テキストの最初のページにあり、これからはじめる授業の基本的な型を決めることになりますから、くわしく授業展開を行ってみましょう。 カラーは言うまでもなく英語ですが、カラーテレビなど日本語にもなっています。そのあたりをとっかかりに、導入をはかります。 先生「さあ、今から色ぬりをやるけど、英語で<色>のことをなんと言う。だれか知ってるかな。」 知っていればよし、子供たちがとまどうなら、 「ほら、なんとかテレビ、といって色のついたテレビ…」 ここまでヒントを与えると子供たちは口々に 「カラー」 と叫ぶようになります。この一語で、英語がぐんと身近な存在になるはずです。 先生「いくつか色があるけど、だれか英語で色が言える者は…?」 生徒「レッド」 先生「そう、レッドは何色?」 生徒「赤!」 先生「それじゃあ、上に九つ星があるうち(BOOK1、2ページ参照)どれがレッドだろう、当ててみて」 生徒はてんでに指さすでしょう。そこで先生は解答を与えてやり、次にすすんでもらえばいいのです。 このやり方で、特定の子供だけ色を言えたり、あまり答えが出なかったり、授業がダレるようなら、やり方をかえて下さい。 先生「次の色。今度は色鉛筆の中で先生が言う色を見つけてごらん。Which one is blue?どれがブルーかなあ。Take out your blue pencils.わかった人はブルーの鉛筆をとって」 全員が青鉛筆をとれたようなら、同様に、blueの字を当てさせ、色ぬりをさせます。また先生が日本語で色を言い、子供に答えさせるやり方もいいでしょう。 先生「緑は英語でどう言うのだろう。How do you say “Midori” in English ?Green.そう、日本語になっているね、さあ、どの字がgreenだろう。」 このようにして全員を参加させながら、色の学習をすすめます。全部の色をぬり終えたら、一度、全員で音読してみましょう。もちろん、くわしく色の授業をするのは、最初だけで十分だと思います。