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白:[2021] VdF ヴィオニエ マルサンヌ ブラン(ラ・フェルム・デ・セット・リュンヌ)VdF Viognier-Marsanne Blanc (La Ferme des Sept Lunes)

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※ラベルに少し汚れやしわがある場合がございます。  澱がございますのでご了承ください。   容量:750ml 品種:ヴィオニエ50%、マルサンヌ50% 黄土土壌のヴィオニエとマルサンヌから造られたキュヴェ。 黄土はオーストリアのヴァッハウやドイツのモーゼルにもある土壌で、中国や中央アジアの土壌が長い時間を掛けて運ばれて来たと考えられています。 この土壌で収穫されたブドウはエキゾチックなニュアンスが加わる為、ワインに奥深さや複雑味を与えると言う特徴があります。 ダイレクトプレス、タンク熟成、ノンフィルター、瓶詰時に10mg/Lの亜硫酸無添加。 にごりのある濃い麦藁色の外観。 澱が大量に含まれており、味わいにふくよかさを与えています。 ヴィオニエのアロマティックな表現とマルサンヌの骨太さが組み合わされた白ワイン。 白や黄色い花の様なフローラルな香り。 徐々にマンゴーやパッションフルーツの様な熟しつつも酸を感じるフルーツのニュアンスが膨らみます。 味わいは直線的な果実味と柔らかい酸が特徴的で、凝縮しつつもフィニッシュはサラッと喉を通る綺麗なワインに仕上がっています。 抜栓翌日も安定しており、問題無く飲み進めることが出来ます。 ※輸入元資料よりLa Ferme des Sept Lunes  ラ・フェルム・デ・セット・リュンヌ 「農家的ワイン造り」 この蔵が位置するコート デュ ローヌ北部は、昔から果実作りに適した気候を生かして、斜面でブドウを、平地で桃や杏を栽培しながら、同時に乳牛などを育てる兼業農家が今でも多く見られる場所です。 当主のジャン デロブル氏の家でも祖父から父親の代まで、ブドウ栽培は農業の一部であり、共同組合にブドウを売っていました。 ジャン デロブル氏の代に高品質なワイン造りに専念するようになり、ブドウ栽培中心に切替えていったのです。 デロブル氏は、1979~1981年にボーヌの農業学校で栽培・醸造を学びました。 この時、コート デュ ローヌ地方で自然派栽培の先駆者であるダール エ リボのダール氏が同級生だったということも、現在のデロブル氏の栽培方法に影響しています。 その後、蔵に戻り、先代通り有機農法で栽培したブドウを売りながら、いつの日か自分の手で醸造する事を夢見ていました。 当時加盟していた共同組合は、幸いにもブドウ栽培に非常に熱心で、デロブル氏は組合が企画した「ビオディナミ農業」の講演会に参加するうちに「品質を考えると必要不可欠!」と感じ、1997年から「ビオディナミ」を取り入れてブドウの栽培を行いました。 2001年、2haの畑が共同組合との契約が切れるのを好機に自身での醸造・瓶詰めに切り替えました。 2001年が自社で仕込んだ初ヴィンテージです。 2002年時点で、4haの区画がビオロジックの認定団体「カリテ フランス」に正式に認定されています。 ビオディナミへの傾倒 まだ生まれたての蔵元ですが、自らの手で着実に実績を上げてきています。 誠実で堅実な人柄のデロブル氏は、経験を積みながら、毎年少しずつ生産量を増やす注目の醸造家です。 この蔵では、今でもブドウ畑の空いた場所を使って乳牛を飼育しています。 氏いわく、「昔の農業というのは、長い間に培った経験から、この土地に合ったバランスの取れた農業をしてきた。牛糞を使って堆肥を畑に撒くなど、できる限りこの土地の風味「テロワール」を表現させたいから、『ビオディナミ』を行なっている。」とのこと。 蔵元の名前に「リュヌ」を付けたのは、月の作用を考えた醸造をすることに由来します。