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闇の西洋絵画史 10/山田五郎【3000円以上送料無料】
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著者山田五郎(著)出版社創元社発売日2022年01月ISBN9784422701400ページ数63Pキーワードやみのせいようかいがし10 ヤミノセイヨウカイガシ10 やまだ ごろう ヤマダ ゴロウ9784422701400内容紹介第2期【白の闇】篇刊行。堂々のシリーズ完結!大好評シリーズ「アルケミスト双書」、『闇の西洋絵画史』篇、全10巻がついに完成!!西洋美術の「闇」の側面を浮かび上がらせる、妖しくも美しい西洋絵画史シリーズ(フルカラー)。著者は編集者で評論家の〈山田五郎〉。■著者・山田五郎より西洋絵画には、教科書には載せられない「影の名画」もあれば、逆によく見る名画に「影の意味」が隠されていることもあります。けれども、今日の感覚では不健全と思える表現や寓意も、描かれた背景を知れば納得でき、見え方が変わってくるはずです。西洋絵画の本質は、その最大の特徴である陰影法と同様に、光のあたる表面だけではなく闇の側面も見ることで、はじめて立体的に浮かび上がってくるのではないでしょうか。■本シリーズの特徴・1冊1テーマを詳説・類をみないユニークな切り口・1冊あたり約70作品を掲載・コンパクトで瀟洒な造本・本物の美術の教養に・ゲームや漫画他、創作のための資料としても■シリーズ*第2期:【白の闇】篇〈6〉天使〈7〉美童〈8〉聖獣〈9〉楼閣〈10〉殉教*第1期:【黒の闇】篇〈1〉悪魔〈2〉魔性〈3〉怪物〈4〉髑髏〈5〉横死■まえがき(〈10〉殉教)西洋絵画に描かれるキリスト教の殉教とは、信仰や義のために甘んじて死を受け入れること。イエスは信仰のために迫害されたときは「他の町へ逃げて行きなさい」と教えています。戦わずに逃げるのも、逃げ切れなくなれば無抵抗で死を受け入れるのも、「悪人に手向かってはならない」からです。つまり、殉教とは決して自分から望む目的ではなく、あくまで他者や状況に強いられてやむをえず甘受する結果であり、もとより教会が推奨するところではありません。それでも殉教者の多くが聖人として崇敬され、幾多の宗教画に描かれてきたのは、人々の罪を贖うために無抵抗で自らの命を犠牲にしたイエスの受難に重なるからです。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次1 殉教の先駆/2 使徒・福音記者の殉教(聖ペトロ/聖パウロ/聖マタイ/聖ヨハネ/聖バルトロマイ/聖フィリッポ/聖大ヤコブ/再小ヤコブ/聖トマス/聖アンデレ/聖マルコ)/3 聖人の殉教(聖ステファノ/聖エウスタキウス/パリの聖ディオニジオ/聖ラウレンティウス/聖セバスティアヌス/聖ゲオルギウス/聖フロリアヌス/聖コスマスと聖ダミアヌス/聖ウィンケンティウス/ヴェローナの聖ペトロ/聖エラスムス/聖チェチリア/聖アポロニア/聖アガタ/聖アグネス/聖マルガリタ/聖カタリナ/聖ルチア/聖バルバラ/聖ウルスラ)/4 無名の殉教者