機械・器具の除菌

食品に直接噴霧OK

除菌効果

■ 培地での効果

＜試験内容＞

各濃度のフォルテクターIIに1ml当たり約10⁶個となるように食品腐敗菌（大腸菌、黄色ブドウ球菌、乳酸菌）を接種し、35℃ 2日間培養後、培地の混濁の有無により除菌効果を判定したものです。

各種金属に対する腐食

■ 各種金属を浸漬した場合

＜試験内容＞

フォルテクターII原液50mlを入れた試験管にテストピース(金属片)を１枚ずつ入れ室内放置し、30日後に腐食の程度を観察したものです。

※当店では75度、88度の取り扱いはございません。

• 外観および液性

  無色透明の液状で中性から弱アルカリ性を示します。

• 本品の食品への表示方法

  添加、混合、浸漬した場合「酒精」又は「エタノール」の表示が必要です。

• 噴霧する方法

  食品、機械、器具などに、原液のまま噴霧してください。

• 食品に練りこむ方法

  配合原料に対し混合時に１〜３%を添加することで微生物の増殖抑制効果が得られ、腐敗、湧き、カビなどを抑制します。混合、加熱によりある程度は揮散しますが、残臭が問題にならないように注意してください。

• 浸漬する方法

  食品などを原液に30秒〜1分間浸漬することで、表面のカビ、細菌などに高い除菌効果が得られます。長時間の浸漬は、食品の物性に影響を与えることもありますのでご注意ください。食品によっては、アルコール濃度40%程度まで希釈しても使用できますが、この場合も事前にテストしてください。

一般に栄養分が豊富な食品は、細菌、カビ、酵母といった微生物が増殖して腐敗しやすく、保存性を向上させるためには微生物の増殖を抑制することが必要です。微生物の増殖抑制には古くからエタノールが利用されてきましたが、食品の保存性向上のために開発されたものがエタノール製剤です。エタノール製剤はエタノールを主成分とし、除菌、静菌効果を高めるために食品添加物を配合しています。エタノールは酒を醸造する際に生じるアルコールとして古くから知られており、飲用にも用いられる安全性の高い物質です。食品を製造する環境や設備、手袋の除菌、また食品に添加したり直接噴霧したりして保存性を向上させることができます。またエタノールの特性を生かし、食品工場のサニテーションや冷媒や離型剤として様々な用途に利用されています。

• エタノールは食品にも用いられており、安全性が高く安心して使用できます。
• 揮発性のため噴霧後にふき取る必要が無く、作業性が良好です。
• 有機物の影響を受けにくいため、食品に添加、噴霧、浸漬することにより保存性を高めます。
• 金属への腐食性が少ないため、機械への噴霧や部品類を浸漬することも可能です。（中性製剤に限る）
• 添加物を配合することにより、エタノールの除菌効果を高めています。
• 油を溶かす性質があるので、油汚れを落とすことが可能です。

• フォルテクターII67は非危険物に該当しますが、引火の危険性はありますので着火源には十分注意してください。＜火気注意＞
• 誤って眼に入った場合はできるだけ早く洗眼し、医師の診断を受けてください。
• 本製品は食品の腐敗を抑制するものであり、飲み物ではありません。＜飲用不可＞
• 噴霧または浸漬でご使用になった場合、対象の食品、器具、包材の変色、脱色などの原因になる場合がありますので、事前に十分テストをしてください。