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僕らは、抱き合いながらすれ違う

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『僕らは、抱き合いながらすれ違う』
Payao(ぱやお)

「希望が見出せない時代に、寄り添う愛の言葉を」

『詩を読みたくなる日』『となりの谷川俊太郎』で知られるポエムピースから、新しい現代詩詩集ができました。

現代詩人 Payaoが書く、苦しくて、もどかしくて、だけど愛おしい言葉の数々。
「失くしたことで気づける愛」をテーマに、30篇の詩をお届けします。

そういえば、
風の強い日が好きだった

永遠にのぼる雲
無限につづく向日葵

届かないモノを追いかけられるほど
心がありあまっていたのに

接続詞がもどかしい
余白のなかに帰りたい

大勢の人に囲まれても
心は宇宙でひとりきり

やっと大人になれたのに
やっぱり生き直したいなんて

そんなの、絶対
寂しくないですか

(本文より抜粋)

出版社からのコメント

ありのままの自分を受け入れ、ありのままの感情を綴ること。
自分の弱さを受け入れることでもあるそれは、決して簡単なことではありません。
著者の言葉が多くの人に受け入れられているのは、そうしたありのままを包み隠さず綴ってきたからかもしれません。
詩とは、究極の自己開示なのかもしれない。そんなふうに感じさせる作品集です。

著者について
Payao(ぱやお)

2020年からX(旧Twitter)を中心に詩人としての活動を開始。
憂いのある深遠な表現と、日常の繊細な描写が多くの共感を引き寄せ、Xのフォロワー数は2万人を超える。
また「言葉」を軸に、シンガーソングライターとしても活動。
自身が作詞・作曲した代表曲『四季折々』は書道家とのコラボレーションによる芸術的なMVで注目を集めている。
X:@junkysugar

■四六判 80頁 ソフトカバー