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逆説の日本史 22/井沢元彦

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著:井沢元彦
出版社:小学館
発売日:2016年08月
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著者名:井沢元彦 
出版社名:小学館

明治国家はいかにして成立したのか?

元号を「明治」と定め、江戸を「東京」と改めた新政府は、版籍奉還に続き廃藩置県を断行。さらに通貨制度を整え地租改正を行なうなど、近代国家としての骨組みづくりを急速に進めていった。しかしその裏では、銅山横取りや公金横領といった恥ずべき汚職の数々が蔓延していたのである。
一方、政府内では深刻な政治抗争が起きていた。西郷隆盛・板垣退助らと、岩倉具視・大久保利通・木戸孝允らの対立である。この政争に敗れた西郷・板垣、そして江藤新平は、新政府を去ることになる。後に「明治六年の政変」と呼ばれるこの争いの原因は、西郷が唱える強硬な「征韓論」にあったとされる。だが、西郷は本当に「征韓論」にこだわっていたのだろうか? かの勝海舟はこんな意味深な言葉を残している――「西郷は征韓論者じゃなかったよ」と。
やがて下野した江藤、西郷は、ともに故郷の不平士族たちに担ぎ上げられ蜂起するも敗走。江藤の斬首、西郷の自刃をもって「サムライの時代」は名実ともに終焉を迎えることになる。そして、二人を葬り去った“黒幕”大久保もまた、不平士族の凶刃に斃れるのであった。




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