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[2020] ブルゴーニュ シャルドネ 750ml 白 辛口 ドメーヌ トマ モレ リアルワインガイド89/90

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■リアルワインガイド89/90 例年のことだけど、いきなりいい香り。いつもの透明感と洗練性に加え、20年ならではの豊かさも感じる。そして香りからしてミネラルのツヤ感が見事だ。口に含むとなんとまあ美しい液体と味わいか。甘苦酸のバランスが絶妙で、香りで感じた豊かさは抑制されたものであり、とてもスタイリッシュ。どんなヴィンテージでも、やはりトマ・モレ節が全開なのだ。 (22年6月試飲) 【トマ・モレ 2020】 トマ・モレはいつ飲んでもトマ・モレ。どんなヴィンテージでもトマ・モレだ。改めて強くそう感じた20年。大きなヴィンテージだけど、やはりスタイリッシュなワイン達なのだ。いつも書くけどピュリニーのような透明感があり、洗練され、全ての要素が調和している。そのように毎回書いていると、どこか塩対応の冷たい性格を持ったワインと思う人もいるかもだけど、実は人懐っこさもしっかりあるので魅力的なのだ。ちなみに品質はもちろん盤石。これこそ改めて書く必要がないと思うけど、20年も素晴らしい品質です。  トマ曰く「生産量は19年よりも改善し、通常の15%減でしたのでほぼノーマルと言えるでしょうか。乾燥した気候にも関わらずブドウは健全に生長し、シャルドネに意外としっかり果汁があったのはサプライズでした。ぶどう実がリッチに完熟するのをじっくりと待つことができ、かつ高い酸度とフレッシュ感をキープしていたのも本当に大きな驚きでした。なお、21年は生産量75%減。醸造できなかったキュヴェもありました」。DRC モンラッシェ 元栽培責任者という華麗なる経歴 シャサーニュ モンラッシェ村のトップのひとつとして長く君臨し続けた偉大なる父ベルナール・モレから2007年に畑を譲り受け、いきなり彗星のごとく頭角を現したトマ・モレ。彼は父の下ではもちろん、カリフォルニアなど世界で最新の醸造を学ぶなど研鑽を積んできました。その卓越した感性と才能にいち早く着目したのが厳しいことで知られるDRC当主オベール・ド・ヴィレーヌ氏。 トマは自らのドメーヌと並行して2007年から2009年までDRCのモンラッシェを栽培責任者として担当し、その類まれなる才能を如何なく発揮しました。自分のドメーヌが忙しくなったので残念ながら3年でその職を自ら退きましたが、ここでの経験は何物にも替えがたい素晴らしいものだったと語っています。 彼のワインは恵まれたテロワールの素晴らしさを最大限に活かし、得られる全ての要素を余すところなく表現した見事な造り。確かな知識に裏打ちされた巧みな造りと天性ともいえるその優れた感性との融合から生まれるワインは他の追随を許しません。 近い将来、必ずやブルゴーニュの今後を背負って立つであろう彼のワインからは彼と、この村の輝かしい未来をはっきりと感じることが出来ます。ドメーヌでは以前からビオに取り組んでおり、2011年産からは殆どをビオロジックにし、また一部はビオディナミにしました。ビオディナミにしたのはダン・ド・シアン、ヴィデ・ブルス、モルジョ、アンブラゼ、トリュフィエール、バタール、サントネ、マランジェで今後も広げていく予定。DRCで働いていた時に実践していた全く同じ栽培法を取り入れているとのことです。現状に満足することなく、さらなる高みへと登り続けているのです。