伊都内親王願文　テキストシリーズ53・奈良平安の書4

石井清和 いしいきよかず 編 平安の三筆、橘逸勢たちばな はやなりの行書名品。 逸勢は、空海と共に遣唐使として中国に渡り、滞在中には柳宗元に書を学んだともいわれている。 リズム感あふれる独特の運筆で、生き生きとした動きが生まれています。 中国とは異なった筆意が楽しめる逸品です。 逸勢の書は数少ないですが、信頼できるものとして他に三十帖策子があります。