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高砂

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夫婦円満・長寿を願う、縁起の良い人形。結納・長寿のお祝いにぴったり。 高砂人形は、尉(じょう=おじいさん)と姥(うば=おばあさん)が対となった、夫婦円満・長寿を象徴する人形です。 九州阿蘇宮の神官が、都の旅路で、播磨の国(兵庫県南西部)にある高砂の浦へやってきました。そこにあった美しい松の木陰へ老夫婦が現れ、周りを掃き清めはじめます。 老人は、「高砂(兵庫県)の松と住吉(大阪府)の松とは相生の松、離れていても夫婦である」という伝説を語ります。老夫婦は、自分達は高砂・住吉の松の精である事を打ち明け、小舟に乗り追風をはらんで消えて行きました。 この能の最後には、住吉へ向かった神官の前に住吉明神が現れて舞を踊り、 さす腕(かいな)には、悪魔を祓い、納むる手には、寿福を抱き、 千秋楽は民を撫で、萬歳楽には命を延ぶ、相生の松風、 颯々の聲(こえ)ぞ楽しむ、颯々の聲ぞ楽しむ と歌い、めでたい結末を迎えます。 この能の作品「高砂」をモチーフとしたのが、こちらの高砂人形です。 この老夫婦は、相生の松の妖精です。相生の松とは、雄松と雌松の幹が途中で合わさったもので、夫婦のつながりの強さを象徴しています。 また、松は寒さに強く、常緑であるので、長寿の象徴とされています。 さらに、おじいさんの熊手は、長寿の象徴「相生の松」の葉を集める道具。「福をかき集める」という意味で、今でも年の瀬によく見かけます。 おばあさんの箒は「掃く=厄を祓う」道具。お正月のすす払いでは、埃を払うだけではなく、厄も祓う道具として活躍します。「さす腕には、悪魔を祓い」という部分がまさにそれです。 高砂人形の縁起の良さは、共白髪の老夫婦から持ち物まで、どこから見ても申し分のないもの。 結納品、長寿のお祝い、敬老の日などに定番のお人形です。 セット内容 セット 人形、飾り台、作札 仕様 サイズ 間口24cm×奥行15cm×高さ14cm