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近代日本の科学論 明治維新から敗戦まで [ 岡本 拓司 ]
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明治維新から敗戦まで 岡本 拓司 名古屋大学出版会キンダイニホンノカガクロン オカモト タクジ 発行年月:2021年03月08日 予約締切日:2021年03月07日 ページ数:552p サイズ:単行本 ISBN:9784815810191 岡本拓司(オカモトタクジ) 1967年愛知県蒲郡市生まれ。1989年東京大学理学部物理学科卒業。1994年東京大学大学院理学系研究科科学史・科学基礎論専攻単位取得退学。新潟大学人文学部助手などを経て、東京大学大学院総合文化研究科教授、東京大学博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 科学と出会った明治の日本ー科学論の黎明(「科学」の語が意味したもの/天皇の国の科学と科学論ー明治期の諸相)/第2部 学問的科学論の試みー教養主義と理想主義の科学論(桑木〓雄の科学史と科学論ー変革との対峙/田辺元の哲学と科学論ー方法と実在/石原純の物理学と科学論ー自然科学と世界形象)/第3部 諸潮流の形成と展開ーマルクス主義の衝撃(マルクス主義科学論の勃興ー科学の階級性と自然弁証法を中心に/篠原雄と綜合科学/武谷三男の三段階論)/第4部 日本科学論の誕生ー科学との対峙から「科学する心」へ(思想統制と科学論ー一九三〇年代前半の国民精神文化研究所を中心に/教学刷新と科学論/日本文化としての科学/科学する心ー文相橋田邦彦とその周辺)/第5部 戦う帝国の科学論ー科学精神と日本精神の昂揚と焦燥(綜合科学を枢軸とする積極的世界建設ー戦時下の篠原雄/日本科学論の展開/革新官僚の科学論ー精神と生活の科学化/戦時下の科学ー純粋科学と応用研究、日本精神と科学精神) われわれは科学をどう考えてきたのか。科学の営みや社会との関係をめぐる言説は、維新から対米戦までの歴史の流れに呼応して、劇的に変転した。文明開化、教養主義の時代を経て、科学を標榜し革命を起こしたマルクス主義の衝撃と、それを契機に誕生した日本主義的科学論など多様な議論の展開を、初めて一望する力作。 本 科学・技術 自然科学全般