事件の現象学 2／前野佳彦【1000円以上送料無料】

著者前野佳彦(著)出版社法政大学出版局発売日2009年11月ISBN9784588100178ページ数311，7Pキーワードじけんのげんしようがく2しそうたとうかいしりーず ジケンノゲンシヨウガク2シソウタトウカイシリーズ まえの よしひこ マエノ ヨシヒコ BF21969E9784588100178内容紹介都市の創設自体が“事件”であった。あらゆる事件の淵源があったこの根源的事件が、地域集団に固有の定位の型を生む。集住的都市創設の本質をなす“運命”観の不在は、アジア的都市経験における自由の不在を意味しない。むしろ、その心性の基底に眠る“天命”観のもつ情念を覚醒させつつ、古代都市の“流通”世界に遍在した自由への視界を切り啓き、普遍に向けて記号人としての精神的登高を始めよう。そのとき眼下には、数千年に及ぶ“見えない都市”の夢の記憶が次第に浮かび上がる…。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次序 都市的流通の脱自性と“東洋的”自由の根源/第1部 “因縁”の定位世界（“意志の病い”と“世間現見”/“ガナ＝サンガ”と“本生”的定位）/第2部 “天命”の定位世界/（“作邑”と“天命”/天命的主体—“任侠の習俗”/易姓的弁証法—“文”と“義”/“替天行道”—見えない共同体）/結び 記号人の定位の学としての“事件の現象学”