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数学的な授業を創る 実践編

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本書からわかること 真の能力ベイスの授業が必要とされている! 早いもので現行学習指導要領が告示されて6 年半余りが過ぎ、次期基準の方向性が話題になる時期となりました。この間、多くの授業実践で能力ベイスの算数の授業づくりが試みられてきました。能力を始発点とした目標設定や見方・考え方を基盤に据えた系統の見極め、教科の本質としての内容や方法の再検討、さらには数学的活動の授業への実装など、その取り組みは教育DX などの動きと連動しながら試行錯誤的に繰り返されてきました。しかし、その一方でコンテンツを基軸に据えた教育課程や旧来の教材分析のままの学習課題の見直し、形式的なプロセスを辿る数学的活動の捉え直しなど、授業づくりの根幹を問い直すための課題が多いのも現状です。 WHY、WHAT、HOWで描く数学的な授業! 本書は、2021年に刊行された『数学的な授業を創る』の実践編として、「【WHY】なぜ学ぶのか―育成すべき資質・能力の見極め―」「【WHAT】何を学ぶのか―学習対象(内容・方法)の明確化―」、そして「【HOW】いかに学ぶのか―教科らしい文脈の設定―」の3 つの視点から、これからの算数の授業づくりの方向性とその具体を真摯に追究しています。 さらに、実践研究を通して、授業づくりの始発点として「資質・能力の明確化」「内容と方法の両面からの教材分析の徹底」、そして「数学らしく学び進む文脈の見極め」を詳述することで、今次学習指導要領に基づく算数の授業づくりを解き明かしています。 圧倒的な解説! 算数を究めたい先生はぜひ手にとってほしい! 第1章では齊藤先生による論説、第2章では齊藤先生と研究をともにする現場の先生による先進的な実践を18本掲載。さらに、各実践にはすべて齊藤先生の解説コメントが入っています。 「なぜ、その学習があるのか」「子どもたちは何ができるようになるのか」「数学として何を取り上げるか」「数学らしく学んでいるか」 本書は、そのすべてに答える一冊となっています! こんな先生におすすめ 算数教育に力を入れている先生算数教育を究めたい先生