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OSP ハイカット−F KD27 KDブラウンチャート

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サイズ 60mm ウエイト 5.1g フローティングハイカットFは、フローティングならではのスナッグレス性能を生かし、点在するウィードエリアや立木、ゴロタなどのあらゆるライトカバーで通年使用できるオールラウンダー。かと言って、決して汎用性だけがとり得ではなく、むしろスペシャリティな役割を確実にこなすために開発された。例えば、水深0.5〜2.0mほどのシャローにベイトフィッシュが多いながらも、クランクベイトやスピナーベイト、さらにはワームでもバイトに持ち込みにくい状況がある。特に低水温期は甲殻類のベイトが影を潜め、フィッシュイーター化する。それらのベイトが回遊しやすいオープンなシャローエリアでは、広範囲をテンポよくカバーでき、適度なアピール力とリアクション効果の高いシャッドの独壇場となる。中でもハイプレッシャーなクリア〜ステインウォーターでは、リアルシルエットでタイトアクションが圧倒的に有利。こんなシチュエーションがハイカットFの戦場である。フローティングの利点は、例えばウィードにタッチした際に浮かせてかわしたり、ボトムノックをよりライブリーに行なうことなど、ストラクチャーやボトムにより接近したアプローチが可能となる。もちろんフローティングシャッドであれば良いという訳ではなく、ハイカットFのリップ形状は、先端がラウンドタイプ。他のSPシャッドに比較的多い先端が鋭角に尖ったリーフ型だとボトムノックで、リップの先端を支点に横になり、片側に流れて泳いでしまう。また、その際アクションも生命感を失い横に流れすぎてスタックすることさえある。ハイカットFは、このリップ形状だけでなく特殊な内部構造でも姿勢の復元力を高めている。例えばボディの軽量化で、重心移動用の内部レールがない固定重心専用設計と、強度と軽量化を両立しハニカムスーパーHPボディ(PAT.)によってABS樹脂の限界を超える軽量化に成功。さらにその分を低重心化したウエイトに加算したことによって、スモールシャッドながら復元力の強さと瞬発的な泳ぎだしの良さを実現した。ハイカットFはタフコンディション下でパイロットルアーとしてサーチ的な役割を果たせる上に「これでしか喰わせられない」という切り札にもなり得るハードベイトである。