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シャトー・ランシュ・バージュ[2021]ボルドー ポイヤック 赤 750ml Pauillac[Chateau Lynch Bages]フランス 赤ワイン
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Information ジャン・ミッシェル・カーズ所有、1855年の格付けでは5級ながら現在はポイヤックを代表するシャトーの1つ。凝縮され、ミネラル分豊富で、スパイシーに香る。若いうちからタンニンがまろやかで、口当たりが良く、エレガント。品質は安定しておりヴィンテージ毎の優劣が少ない。 生産地 フランス ボルドー地方 メドック地区 ポイヤック 商品名 シャトー・ランシュ・バージュ 作り手 CHATEAU LYNCH BAGES 格付・認証 A.C. ポイヤック Pauillac 生産年 2021年 色 赤 内容量 750ml 本数 1本 味わい フルボディ ブドウ品種 カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー ガイドブック ワイン・アドヴォケイト 93+点、(2021)「ジェームス・サックリング」 96ー97点 飲み頃 今〜 飲み頃温度 16℃〜18℃ 推奨保存環境 温度=10℃〜16℃、湿度=70%〜75% 備考 においが強いものと一緒にせず、振動は避けるように保管して下さい。シャトー・ランシュ・バージュChateau Lynch Bages ボルドーが世界に誇る銘醸地、ポイヤックのスーパーセカンドワイン! あの五大シャトー、ムートンとラフィットに間という最高の立地に位置する、安定した品質に定評のある実力派シャトー。メドック格付け第五級にもかかわらず、「スーパーセカンド」とも呼ばれ二級に格上げすべき実力を持つと言われる評価の高いワイン。 16世紀当時の姿をそのままに残す歴史あるシャトー シャトー・ランシュ・バージュはボルドーのワイン街道(県道2号線)を南から退屈な商業の街ポイヤックへ向かう途中、街道のすぐ西に位置しています。町と、その隣を流れるジロンド河を見下ろす、「バージュの丘」と呼ばれる小さな尾根の上にあります。真正面には贅沢なホテル・レストラン、シャトー、コルディヤン・バージュがが陣取っています。最近までのランシュ・バージュの建物は最も好意的に見ても、「実用本位」というものでしたが、大規模な化粧直しと改修で、見違えるようになり、今ではファサード、大きなステンレス・タンクが並ぶ新しい貯蔵庫、最新設備を誇るテイスティング・ルームを装備しています。 こうした最近の変化を別とすれば、この大きなシャトーは本質的に16世紀当時の姿をそのまま残しています。 ワインだけでなくビジネスの方でも国際的な視野を持つ現当主 名前の半分はシャトーとセラーの建つ高台の名から、あと半分は17世紀から18世紀にかけての75年間ここを所有していたアイルランド移民の息子、トーマス・リンチの名から来ています。 彼がランシュ・バージュを売却した後は何人かのワイン商人の手に渡りましたが、1937年に現当主ジャン・ミシェル・カーズの祖父であるジャン・シャルル・カーズが買い取りました。その頃のジャン・シャルル・カーズは既に当主としても醸造家としても有名人で、サン・テステフのブルジョワ級でも筆頭クラスのレ・ゾルム・ド・ペズの舵取りをしていました。彼は両方のシャトーを仕切り続けましたが、1966年に卓越した政治家でポイヤックの町長を20年近くも務めた息子のアンドレにあとを譲りました。アンドレの指揮は1973年までで、その後はランシュ・バージュ、レ・ゾルム・ド・ペズともジャン・ミシェル・カーズが引き継ぎました。彼はアメリカで数年を過ごし、ワインだけでなくビジネスの方でも国際的な視野を養ってきましたが、その後のキャリアでもっとも賢い決定だったかもしれないのが、1976年にランシュ・バージュとレ・ゾルム・ド・ペズの管理者として、敏腕のダニエル・ローズを雇い入れた事でしょう。 ジャン・ミシェルの手によって抜け出したスランプ 1950年代、1960年代と、父、アンドレのもとで素晴らしい成功をおさめたランシュ・バージュでしたが、ジャン・ミシェルが受け継いだのは、未だに樽の中にある、ガッカリさせられる1972年でした。彼の最初のヴィンテージとなった1973年もまた、概ね大失敗作になってしまいました。1974年もまたがっかりさせられる年であり、1975年も時々厄介事に見舞われるところが出たヴィンテージなのだが、ランシュ・バージュにとっては到底心が浮き立つようなものにはなりませんでした。ジャン・ミシェル・カーズは、古い木製槽が、衛生上の問題を起すばかりか、気温の低い年、高い年ともに醗酵温度を適切に制御できない原因になっていると認識すると同時に、もっと新しいスタイルを試してみようと、何年か、従来より軽い、よりエレガントなワインを生産しました。長年のファンや支持者は狼狽しましたが、幸い、ジャン・ミシェル・カーズが1980年に大型のステンレス槽を25基導入すると、1971年から1979年のスランプはぱたりと終わりました。1981年は理にかなったワインを生産すると、その後殆どのヴィンテージで大成功に大成功を重ねてきています。 二級に匹敵すると言われる高評価 畑自体は、北側にムートン・ロートシルトとラフィット・ロートシルト、南側のラトゥール、ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド、ピション・ロングヴィル・バロンの中間にある。大がかりな近代化と改築はあったものの、ワインつくりの基本的考え方は実に伝統的なままであります。前述のように1980年以降、醸造は新しいステンレス・タンクで行い、その後はそのままフレンチ・オークの小樽にうつされている。新樽の割合は1982年当時は25%だったが、より最近のヴィンテージは60%に増加している。オーク樽の熟成期間は平均12から15ヶ月間で、卵白で清澄しているほか、場合によっては、瓶詰め前に濾過することもある。今は休耕地がないため、生産量は1970年代の平均20,000から25,000ケースから、豊作の年にはほとんど35,000ケースに近くなるほど上昇している。加えて、収穫の20%から30%はセカンド・ワインであるオー・バージュ・アヴルーに回されます。 1990年に、カーズは北メドックの畑でリッチな辛口白ワインの生産を始めた。ブレンド比率はセミヨン40%、ソーヴィニョン・ブラン40%、ミュスカデル20%で、新樽発酵を行い、12ヶ月近樽熟成させてから瓶詰めされています。そのデビュー・ヴィンテージは大変印象的なもので、グラーヴの最高の白を彷彿とさせる品質レベルだったと言われています。 1855年のワインの格付けでは最下層の五級に入れられたランシュ・バージュですが、今日この分野の専門家で、現在の品質がほとんど二級に匹敵すると言われています。オズ・クラークいわく「1855年の格付けをした人たちはピューリタンだったのだろう。彼らは、ランシュ・バージュのように天真爛漫な愛らしさを持つワインが、実は、そこまで気前よくはなれないのに他の格付けワインと同じくらいの重鎮になり得ることなど認めることに耐えられなかった」 ボルドー第4版 ロバート・M・パーカーJr. 著より抜粋