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平山郁夫 月光薬師寺の塔 シルクスクリーン 1985年 生前作 平山郁夫直筆鉛筆署名 平山郁夫本人監修
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作家名 平山郁夫 制作年 1985 技法 シルクスクリーン 絵サイズ 縦40.3X横52.5cm 絵の状態 良 好 額サイズ 縦62.8X横74.5cm 額の状態 新 品 限定 EA7部 サイン 平山郁夫鉛筆サイン 額の仕様 金光沢日本画額縁 マット 銀光沢マット 刷元 フジグラフィックス 版元 高輪アート 格安卸価格税込199,800円 この作品は平山郁夫先生ご存命中に作られたシルクスクリーンです 平山郁夫先生ご本人が監修しております 注意書き:モニター発色の具合により色合いが異なる場合がございます。 平山郁夫年譜(1930-2009) 1930 6月15日広島県に生まれる 1947 東京美術学校日本画予科に入学 1952 東京美術学校日本画科を卒業 東京芸術大学美術学部日本画科副手就任 前田青邨に師事 1953 第38回院展に初入選 東京芸術大学日本画科助手となる 1955 日本美術院院友に推挙 1959 原爆の後遺症で制作面でも行き詰まっていたが、 第44回院展に「仏教伝来」を出品し、制作上の転 機となる 1960 第45回院展に「天山南路(夜)」を出品 仏伝シリーズの制作を始める 1961 第46回院展「入湟槃幻想」で日本美術院賞受賞 東京国立近代美術館買い上げ 日本美術院特待に推挙 1962 第47回院展の「受胎霊夢」で日本美術院賞受賞 第1回ユネスコ・フェローシップによリヨーロッパヘ留学 1963 第48回院展の「建立金剛心図」で奨励賞 (白寿賞・G賞)受賞 1964 日本美術院同人に推挙 第49回院展の「仏説長阿含経巻五」「続深海曼茶羅」 で文部大臣賞受賞 東京芸術大学美術学部日本画科講師となる 1966 東京芸術大学中世オリエント遺跡学術調査団に 参加しトルコヘ イヒララ渓谷の中世キリスト教寺院、修道院の 壁画模写に従事 1967 法隆寺金堂壁画再現事業に携わる 1968 中央アジアを旅行、仏教伝来の源流を訪ねる この旅行がシルクロードに情熱を傾ける発端となる 1969 東京芸術大学助教授となる 1970 日本美術院評議員に推挙 1973 東京芸術大学教授となる 高松塚古墳壁画の現状模写に従事 東京芸術大学イタリア初期ルネッサンス壁画調査団に参加 1975 日本美術家代表団の一員として初めて訪中 1976 第8回日本芸術大賞を受賞 中近東にて平山郁夫日本画展開催 (イラン・イラク・シリア・エジプト・トルコ) 1977 第11回仏教伝道文化賞を受賞する 1978 第63回院展「画禅院青邨先生還浄図」で内閣 総理大臣賞受賞 1979 アテネ・北京・広州にて平山郁夫日本画展開催 中国スケッチ旅行で初めて敦煌を訪れる 1981 日本美術院理事となる 1983 第1回東京芸術大学敦煌学術調査隊に参加 1984 外務省日本中国文化促進代表団に参加 1985 北京中央工芸美術学院外国人名誉教授となる 第2回東京芸術大学敦煌学術調査隊に参加 1987 第3回東京芸術大学敦煌学術調査団に団長と して参加 1988 東京芸術大学美術学部部長となる ユネスコ親善大使に任命される 文化財保護振興財団が発足理事に就任 1989 日本楼蘭学術文化訪問団団長で楼蘭遺跡訪問 東京芸術大学第6代学長となる 1990 ポロブドゥール遺跡と海のシルクロード取材 のため、インドネシアヘ 1991 「平山郁夫シルクロード展」開催 (フランス国立ギメ東洋美術館) フランス政府よりコマンドール勲章を授与される 1992 日中友好協会会長となる 早稲田大学名誉博士となる 1993 アンコール遺跡救済特別企画「平山郁夫の眼と 仕事」を開催 1994 黒部峡谷を取材 宇奈月町制施行40周年記念特別講演を行う 1995 第13回東美特別展に「幻の瀧」を始めとする 黒部峡谷取材作品を出品 東京芸術大学学長を満期退任する 1996 フランスよりレジオンドヌール勲章を授与される 日本美術院理事長に就任 1998 文化勲章を授与される 2000 奈良、薬師寺玄奘三蔵院「大唐西域壁画」完成 2001 東京芸術大学学長に再任される 日本美術院理事長 東京芸術大学学長 2005 東京芸術大学学長を退任 2009 12月2日死去 享年79歳 平山郁夫は、生涯を通じて150回以上も世界各地の 遺跡を訪問し取材や保護活動を展開してきましたその 中心となったのがシルクロードであり、仏教伝来の道 でした 東京藝術大学で教鞭をとり、作画に励む一方、ユネスコ 親善大使日本中国友好協会会長、日本美術院理事長、 日本育英会会長、芸術研究振興財団・文化財保護振興 財団各理事長などの要職を歴任しながら、公私にわた って展開した文化財保護活動は多岐にわたっています 主な事業だけでも、シルクロード周辺地域を中心とす る文化財・文化遺産の保護はもとより、美術工芸品や 建造物の保存修復に対する助成、伝統技術保持者等の 人材養成事業、芸術研究・文化財保存研究の奨励、海 外主要美術館が所蔵する日本古美術の修復援助、自然 災害や紛争による被災文化財の救出、そして芸術文化 振興への支援等枚挙に暇がありません それらの中でも、ユネスコ親善大使の時に実現した北朝鮮 高句麗古墳群の世界遺産登録をはじめ、アンコール遺 跡や敦煌石窟の保護活動、南京城壁の修復事業などに 対する助成活動、また、なお記憶に新しいバーミヤン 大仏の保護活動等は国際間の友好親善と平和運動に多 大な貢献をなし、世界的にもきわめて高い評価を受け ています こうした偉大な業績により、1998に文化勲章を授与さ れたほか、中国、韓国、フィリピン、パキスタン、ア メリカ、フランス、バチカンなどの諸外国に於いても 数々の賞や勲章を受賞しています平山郁夫 月光薬師寺の塔みずからの被爆体験を原点とした平和への強い祈りは、 生涯のテーマとなる。仏教の源流を遡る旅となり、それ は仏教を主題にした幻想的な作風となり、シルクロード シリーズなどの連作で日本画壇に清新の境地を開拓した 薬師寺東塔は国宝で現在寺に残る建築のうち、奈良時 代(天平年間)にさかのぼる唯一のもの。総高34.1メー トル(相輪含む)日本に現存する江戸時代以前に作られ た仏塔としては、東寺五重塔興福寺五重塔、醍醐寺五重 塔に次ぎ4番目の高さを誇る。屋根の出が6か所にあり 一見六重の塔に見えるが、下から1・3・5番目の屋根は 裳階(もこし)であり、構造的には三重の塔である。仏塔 建築としては他に類例のない意匠を示す。塔の先端部 の相輪にある青銅製の水煙には飛天像が透かし彫りさ れており奈良時代の高い工芸技術を現代に伝えている