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食器 ギフト 伝統工芸品 江戸漆器 安宅漆工店 本漆塗りマグカップ

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【商品の特徴】 ■日常に溶け込む優美な逸品 古くは縄文時代にまで遡ると言われている漆工の歴史は、その長い期間の中で様々な技術と共に発展し伝承されてきました。そんな漆工の第一人者であり、長年建築漆工に携わってきた職人・安宅信太郎(あたか しんたろう)氏によって生み出された「本漆塗りマグカップ」は、堅牢さや美しい色艶といった漆ならではの良さを堪能できる暮らしの道具です。 ■伝統から生まれた、新しいチャレンジ 本製品は、普段は建築漆工を手掛ける安宅氏の「日常の中で本物の漆の美しさに触れてもらいたい」との思いから生み出されました。 マグカップは建築物とは異なり面積が小さいため、少しの粗も目立ちやすく、いつも以上に根気強く繊細な作業が必要になります。このため建築漆工の技術がそのまま用いられているわけではなく、全く異なる塗り方で制作されています。また、マグカップにあしらわれた螺鈿細工は通常マグカップに施されるものではないく、カットから通常は行わない特殊な方法で制作されています。 「本漆塗りマグカップ」は建築漆工の名工が、昔ながらの技法を大切にしながらも新しいチャレンジとしてその技術を注ぎ込んだ逸品となっています。 ■漆の優しさが感じられる使い心地 漆は熱伝導が少ないため、漆器に熱いものを入れても持ちやすく、さらに飲み物が冷めにくいという特徴があります。また、本製品には国産材を使用しており軽くて丈夫なため、日常的に使いやすく、どなたでも心地よくご使用いただけます。肌から伝わる程よい温かさや、漆ならではの滑らかな口当たりからは、「お気に入りのマグカップを使う時間が、安心感に満ち、一日の活力になるように」といった安宅氏の願いが込められています。 ■一点一点、手間暇をかけ作られた美しさ 漆器は、下地塗り・中塗り・上塗りと、漆を塗っては乾かすという工程を何度も繰り返して製作されます。そのため一点を製作するのに何日も要し、また塗りの乾く頃合いの見極め、柄の出方を見ながら研ぎ出しと、根気強く慎重な作業が求められます。本製品はそんな漆工の技術をそのままに、マグカップだからこそ施せる新しい細工を纏った、本物の美しさを放ちます。 <黒螺鈿> 「螺鈿」とは、薄くカットした貝殻を漆に埋め込み研ぎ出すことで、柄を浮かび上がらせる技法です。一般的に建築漆工では行わないオリジナルな形状にカットし、日常使いに程よい繊細なきらめきを生み出しました。 <白螺鈿> 「螺鈿」とは、薄くカットした貝殻を漆に埋め込み研ぎ出すことで、柄を浮かび上がらせる技法です。一般的に建築漆工では行わないオリジナルな形状にカットし、日常使いに程よい繊細なきらめきを生み出しました。また、柔らかい乳白色が特徴の白漆は、コーヒーなどの飲み物をより美味しく見せてくれます。 <色漆研ぎ出し> 「研ぎ出し」とは、色漆を一色ずつ布で叩いて重ねた後、表面を研ぎ出すことにより模様を浮かび上がらせる技法です。どのような色・模様が出てくるかは研いでみないとわからないため、慎重に模様の出方を調整しながら研いでいきます。偶然と熟練の技・勘とによって生み出される景色をお楽しみください。 ■自分だけの器に育てる喜び 漆の大きな特徴の一つが、時間の経過とともに透明度を増し、色鮮やかに変化していくことです。使い込むうちに奥行きのある艶が生まれ、自分だけの色合いに変化していく楽しさがあります。 美しい色艶を保つお手入れのコツは、サッと水ですすいだ後に「よく乾拭きすること」です。浸け置き洗いや洗剤の使いすぎ、食器洗い乾燥機の使用は禁物ですが、それさえ気をつければ、特別なお手入れは必要ありません。大事にしまい込むのではなく、気負わず日常的に使っていただくことで、自分だけの味わい深い姿に育っていく楽しみを味わえます。 ■次の世代へ受け継ぐ、サステナブルな製品 漆器は、プラスチックや化学物質を使わず天然木と天然塗料によって作られた、安全性が高く環境にも優しい製品です。また正しくお手入れすることで、何百年でも使うことができる堅牢さを備えているため、お気に入りの器を長く愛用していただけます。 【伝統工芸品目/伝統技術の紹介】 漆は古来より塗料や接着剤の役割を果たし、その優れた耐久性により、食器や建造物の装飾に用いられてきました。日本における漆の歴史は縄文時代にまで遡ると言われていますが、江戸漆器については、1950年頃江戸に入城した徳川家康が京都の漆工を招いたのが始まりとされています。5代将軍・綱吉の時代には、塗りや蒔絵の技術が完成され、8代将軍・吉宗の享保時代以降は日常漆器として庶民の間にも普及し、茶道具や座卓など、多様な製品が生産されるようになりました。江戸の食文化とともに丈夫な普段使いの食器として発展を遂げたため、他の漆器産地に比べて伝統的な制約がなく、新しいデザインも積極的に生まれています。 木地に下塗り・中塗り・上塗りと順に施し、その都度乾燥・研ぎ出しを繰り返し行います。季節によって湿度も違うため、塗りの乾く頃合いを慎重に見極めねばならず、経験と勘、根気の必要とされています。そうして幾度となく塗り重ねられることにより、陶器にも劣らない堅牢さと美しい艶が生まれます。 【商品のメディア掲載/受賞歴】 令和4年度 東京手仕事プロジェクト開発商品 【事業者の紹介】 ■職人プロフィール 安宅信太郎氏 安宅漆工店の当代・安宅信太郎氏は国内に数人しかいない建築漆工職人です。15歳で父・儀一氏に師事し、以来50年以上に渡り建築漆工に携わり、信州の善光寺や国立能楽堂、参議院議長公邸など、数々の歴史的建造物の施工・修復を手がけてきました。現在は、東京都指定有形文化財でもある目黒雅叙園の「百段階段」の修復にも携わっています。様々な時代や建築様式による建造物の修復に携わる中で、多種多様な漆工技術に磨きをかけ、墨田区無形文化財保持者、東京マイスター、すみだマイスターとしても認定されています。 【ご使用にあたって】 電子レンジ、食器洗い乾燥機の使用はお控えください。洗った後は、乾いた布で拭き取り、よく乾燥させてください。 【サイズ】 口径90×90mm 140g 【素材】 天然木、漆、貝(螺鈿) 【バリエーション】 黒螺鈿、白螺鈿、色漆研ぎ出し 【付属品】 取扱説明書 【ギフト包装について】 ギフト対応不可日々楽しめて人にも環境にもやさしい本漆塗りマグカップ 【商品の特徴】 ■日常に溶け込む優美な逸品 古くは縄文時代にまで遡ると言われている漆工の歴史は、その長い期間の中で様々な技術と共に発展し伝承されてきました。そんな漆工の第一人者であり、長年建築漆工に携わってきた職人・安宅信太郎(あたか しんたろう)氏によって生み出された「本漆塗りマグカップ」は、堅牢さや美しい色艶といった漆ならではの良さを堪能できる暮らしの道具です。 ■伝統から生まれた、新しいチャレンジ 本製品は、普段は建築漆工を手掛ける安宅氏の「日常の中で本物の漆の美しさに触れてもらいたい」との思いから生み出されました。 マグカップは建築物とは異なり面積が小さいため、少しの粗も目立ちやすく、いつも以上に根気強く繊細な作業が必要になります。このため建築漆工の技術がそのまま用いられているわけではなく、全く異なる塗り方で制作されています。また、マグカップにあしらわれた螺鈿細工は通常マグカップに施されるものではないく、カットから通常は行わない特殊な方法で制作されています。 「本漆塗りマグカップ」は建築漆工の名工が、昔ながらの技法を大切にしながらも新しいチャレンジとしてその技術を注ぎ込んだ逸品となっています。 ■漆の優しさが感じられる使い心地 漆は熱伝導が少ないため、漆器に熱いものを入れても持ちやすく、さらに飲み物が冷めにくいという特徴があります。また、本製品には国産材を使用しており軽くて丈夫なため、日常的に使いやすく、どなたでも心地よくご使用いただけます。肌から伝わる程よい温かさや、漆ならではの滑らかな口当たりからは、「お気に入りのマグカップを使う時間が、安心感に満ち、一日の活力になるように」といった安宅氏の願いが込められています。 ■一点一点、手間暇をかけ作られた美しさ 漆器は、下地塗り・中塗り・上塗りと、漆を塗っては乾かすという工程を何度も繰り返して製作されます。そのため一点を製作するのに何日も要し、また塗りの乾く頃合いの見極め、柄の出方を見ながら研ぎ出しと、根気強く慎重な作業が求められます。本製品はそんな漆工の技術をそのままに、マグカップだからこそ施せる新しい細工を纏った、本物の美しさを放ちます。 <黒螺鈿> 「螺鈿」とは、薄くカットした貝殻を漆に埋め込み研ぎ出すことで、柄を浮かび上がらせる技法です。一般的に建築漆工では行わないオリジナルな形状にカットし、日常使いに程よい繊細なきらめきを生み出しました。 <白螺鈿> 「螺鈿」とは、薄くカットした貝殻を漆に埋め込み研ぎ出すことで、柄を浮かび上がらせる技法です。一般的に建築漆工では行わないオリジナルな形状にカットし、日常使いに程よい繊細なきらめきを生み出しました。また、柔らかい乳白色が特徴の白漆は、コーヒーなどの飲み物をより美味しく見せてくれます。 <色漆研ぎ出し> 「研ぎ出し」とは、色漆を一色ずつ布で叩いて重ねた後、表面を研ぎ出すことにより模様を浮かび上がらせる技法です。どのような色・模様が出てくるかは研いでみないとわからないため、慎重に模様の出方を調整しながら研いでいきます。偶然と熟練の技・勘とによって生み出される景色をお楽しみください。 ■自分だけの器に育てる喜び 漆の大きな特徴の一つが、時間の経過とともに透明度を増し、色鮮やかに変化していくことです。使い込むうちに奥行きのある艶が生まれ、自分だけの色合いに変化していく楽しさがあります。 美しい色艶を保つお手入れのコツは、サッと水ですすいだ後に「よく乾拭きすること」です。浸け置き洗いや洗剤の使いすぎ、食器洗い乾燥機の使用は禁物ですが、それさえ気をつければ、特別なお手入れは必要ありません。大事にしまい込むのではなく、気負わず日常的に使っていただくことで、自分だけの味わい深い姿に育っていく楽しみを味わえます。 ■次の世代へ受け継ぐ、サステナブルな製品 漆器は、プラスチックや化学物質を使わず天然木と天然塗料によって作られた、安全性が高く環境にも優しい製品です。また正しくお手入れすることで、何百年でも使うことができる堅牢さを備えているため、お気に入りの器を長く愛用していただけます。 【伝統工芸品目/伝統技術の紹介】 漆は古来より塗料や接着剤の役割を果たし、その優れた耐久性により、食器や建造物の装飾に用いられてきました。日本における漆の歴史は縄文時代にまで遡ると言われていますが、江戸漆器については、1950年頃江戸に入城した徳川家康が京都の漆工を招いたのが始まりとされています。5代将軍・綱吉の時代には、塗りや蒔絵の技術が完成され、8代将軍・吉宗の享保時代以降は日常漆器として庶民の間にも普及し、茶道具や座卓など、多様な製品が生産されるようになりました。江戸の食文化とともに丈夫な普段使いの食器として発展を遂げたため、他の漆器産地に比べて伝統的な制約がなく、新しいデザインも積極的に生まれています。 木地に下塗り・中塗り・上塗りと順に施し、その都度乾燥・研ぎ出しを繰り返し行います。季節によって湿度も違うため、塗りの乾く頃合いを慎重に見極めねばならず、経験と勘、根気の必要とされています。そうして幾度となく塗り重ねられることにより、陶器にも劣らない堅牢さと美しい艶が生まれます。 【商品のメディア掲載/受賞歴】 令和4年度 東京手仕事プロジェクト開発商品 【事業者の紹介】 ■職人プロフィール 安宅信太郎氏 安宅漆工店の当代・安宅信太郎氏は国内に数人しかいない建築漆工職人です。15歳で父・儀一氏に師事し、以来50年以上に渡り建築漆工に携わり、信州の善光寺や国立能楽堂、参議院議長公邸など、数々の歴史的建造物の施工・修復を手がけてきました。現在は、東京都指定有形文化財でもある目黒雅叙園の「百段階段」の修復にも携わっています。様々な時代や建築様式による建造物の修復に携わる中で、多種多様な漆工技術に磨きをかけ、墨田区無形文化財保持者、東京マイスター、すみだマイスターとしても認定されています。 【ご使用にあたって】 電子レンジ、食器洗い乾燥機の使用はお控えください。洗った後は、乾いた布で拭き取り、よく乾燥させてください。 【サイズ】 口径90×90mm 140g 【素材】 天然木、漆、貝(螺鈿) 【バリエーション】 黒螺鈿、白螺鈿、色漆研ぎ出し 【付属品】 取扱説明書 【ギフト包装について】 ギフト対応不可 本商品はデザインにより価格が異なるため別ページにも商品を設けております。 ≫本漆塗りマグカップ 紅茶 朱色 溜め色 はこちら ≫本漆塗りマグカップ 彩 はこちら