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江戸の黙阿弥 善人を描く / 埋忠美沙 【本】
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出荷目安の詳細はこちら内容詳細「悪の華」の陰に隠れた市井の善人の姿—「江戸演劇の大問屋」と称された河竹黙阿弥の作劇法とは?名優・四代目市川小団次独自の役作りとは?絵画資料を用いた画期的な研究手法により、これまで知られてこなかった江戸期の黙阿弥の作意や、黙阿弥作品の最良の演者であった小団次の工夫を解き明かす。新たな時代の黙阿弥研究!目次 : 第1章 「悪の華」「白浪狂言」「江戸演劇の大問屋」—近現代の黙阿弥評価(思想なき前近代性への批判—明治の黙阿弥評価/ 「情緒」と「美」の強調—大正の黙阿弥評価)/ 第2章 修業時代の作劇法—嘉永の河原崎座(作風の萌芽—『都鳥廓白浪』/ 後継への挑戦—『吾孺下五十三駅』)/ 第3章 小団次との提携—安政の市村座(隣人としての鼠小僧—『鼠小紋東君新形』/ 裁判劇ではなく農民劇として—『敵討噂古市』の典拠考/ 愚かな善人—『敵討噂古市』における正直清兵衛の造形/ 二つの和尚吉三像—『三人吉三廓初買』)/ 第4章 江戸の終わりに—文久の市村・守田座(変容の軌跡—『青砥稿花紅彩画』/ 小団次一代—『勧善懲悪覗機関』)